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【デプロイ】と【リリース】と【ローンチ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「デプロイ」と「リリース」と「ローンチ」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どの言葉を使えば日本語として正しい言葉となるのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「デプロイ」と「リリース」と「ローンチ」という言葉は、サービスの利用を開始することという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




デプロイとリリースとローンチの違い

デプロイとリリースとローンチの意味の違い

デプロイとリリースとローンチの違いを分かりやすく言うと、デプロイはサーバーにファイルを展開することを表す時に使い、リリースは情報の公開を表す時に使い、ローンチはユーザーが接続できる状態にすることを表す時に使うという違いです。

デプロイとリリースとローンチの使い方の違い

デプロイという言葉は、「デプロイよりもその後の確認が大切だ」「そのアプリのデプロイが不備なく終わり安心している」などの使い方で、コンピュータを通じて提供されるアプリやウェブ上のサービスを利用できるようにすることを意味します。

リリースという言葉は、「リリース後一日でランキングの上位に食い込んだ」「新しいアルバムのリリースイベントに当選した」などの使い方で、作品や製品、サービスなどを公開したり発売することを意味します。

ローンチという言葉は、「新しいアプリのベータ版が終了しローンチが待たれる」「告知なしにローンチされたがSNSで話題となった」などの使い方で、新製品や新サービスを売り出すことを意味します。

デプロイとリリースとローンチの使い分け方

デプロイとリリースはどちらも、商品やサービスの展開を意味しますが、前者は新しいファイルをシステム環境に適用させることを指し、後者はそのシステムにユーザーが接続できる状態にすることを指します。

そのため、デプロイはユーザーのアクセスが可能か否かは問いません。デプロイ後にリリースが行われますが、デプロイの工程にリリースを含むこともあります。

一方のローンチという言葉も、一般にシステムやアプリなどを公開することを意味しますが、リリースと同じようにユーザーが利用可能な状態にすることを指します。リリースとの違いは、情報の公開などにはローンチではなくリリースを使う点が挙げられます。

これが、デプロイ、リリース、ローンチの明確な違いです。

デプロイの意味

デプロイとは

デプロイとは、コンピュータを通じて提供されるアプリやウェブ上のサービスを利用できるようにすることを意味しています。

デプロイの英語表記

デプロイは、「deployment」をカタカナとして表記したデプロイメントという言葉の一部をとったもので、ソフトウェアデプロイメントとも呼ばれています。英語としては、配置や展開を意味します。

デプロイとビルドの違い

ソフト開発などにおいて頻出する「ビルド」という言葉と混同されて使われることもありますが、「ビルド」はどういう動作をさせるかの処理内容とも言えるソースコードを機械の言葉へと翻訳し、それらを一つにまとめ実行するファイルを作ることを指します。

ビルドされた実行ファイルを実際に使える環境に配置することをデプロイと言うため、ビルドとデプロイは意味が異なります。

「ホットデプロイ」の意味

また、デプロイを使った言葉として、「ホットデプロイ」があります。これは、本来のデプロイはアプリやサーバーの一時的な停止や再起動を必要としますが、これらの再起動などを伴わずに環境や設定などの変更をすることを指す言葉です。

ただし、一度デプロイされたソフトウェアを類似するソフトウェアへと更新する活動をアップデートと言い、デプロイとは区別されます。

表現方法は「デプロイする」「デプロイ作業」「デプロイが進行中です」

「デプロイする」「デプロイ作業」「デプロイが進行中です」などが、デプロイを使った一般的な言い回しです。

リリースの意味

リリースとは

リリースとは、作品や製品、サービスなどを公開したり発売することを意味しています。

リリースの英語表記

リリースは「release」という表記をする言葉で、英語としては解放することや、落下することなどを意味しますが、コンピュータソフトやアプリなどを頒布することや公開することを意味する言葉として使われています。

表現方法は「リリースする」「リリースを出す」「リリースに先立って」

「リリースする」「リリースを出す」「リリースに先立って」などが、リリースを使った一般的な言い回しです。

リリースを使った言葉として、「リリースアップ」「アルファリリース」があります。

「リリースアップ」の意味

一つ目の「リリースアップ」とは、コンピュータに関するハードウェアやソフトウェアの性能や機能に些細な改良を加えることを意味する言葉で、「マイナーバージョンアップ」とも言われる言葉です。

「アルファリリース」の意味

二つ目の「アルファリリース」とは、製品開発において最も初期の段階にあるハードウェアやソフトウェアを指す言葉です。「アルファ版」とも呼ばれますが、これを関係者や希望者にテスト配布をし、動作確認などをした後にベータ版が作られます。

リリースの類語

リリースの類語・類義語としては、世間一般に知らせることを意味する「発表」、こと書物を新しく出版することを意味する「開版」(読み方:かいはん)、新聞や雑誌などを印刷して世に出すことを意味する「発行」などがあります。

ローンチの意味

ローンチとは

ローンチとは、新製品や新サービスを売り出すことを意味しています。

ローンチの英語表記

ローンチは「launch」という表記をする言葉で、英語としては打ち上げることや、送り出すこと、発売することなどを意味します。また、金融用語としては証券を発行する時に市場にその旨を発表することを指します。

表現方法は「ローンチする」「ローンチされる」「ローンチされました」

「ローンチする」「ローンチされる」「ローンチされました」などが、ローンチを使った一般的な言い回しです。

ローンチを使った言葉として、「ソフトローンチ」「ローンチソフト」があります。

「ソフトローンチ」の意味

一つ目の「ソフトローンチ」とは、新しい製品やサービスの販売を本格的に始める前に、地域や対象を限定して試験的に公開することを指す言葉です。これによってユーザーの反応を見たり、問題点や修正点の確認をすることができます。

「ローンチソフト」の意味

二つ目の「ローンチソフト」とは、新しく家庭用ゲーム機や携帯型のゲーム機が発売される時、同時に発売されるゲームソフトを指す言葉で、「ローンチタイトル」とも言います。

「launch」と「software」と組み合わせた和製英語であるため、英語として使う場合には「ローンチソフト」ではなく、「ローンチタイトル」を使うのが適切です。

ローンチの類語

ローンチの類語・類義語としては、新しく導入されたコンピュータシステムや通信システムが稼働し始めることを意味する「サービスイン」、古いシステムと新しいシステムの切り替えを意味する「カットオーバー」があります。

デプロイの例文

1.開発途中のアプリは社内で需要があり、デプロイ後の動作状況などにも大きな期待が寄せられている。
2.しばらく経ってから不具合が見受けられたため、デプロイ担当者も気が付いていなかったようだ。
3.デプロイされてからリリースまで長い時間を費やすこととなったが、そのおかげか不具合も少なく済んでいるように思う。

この言葉がよく使われる場面としては、コンピュータを通じて提供されるアプリやウェブ上のサービスを利用できるようにすることを意味する時などが挙げられます。

どのデプロイという言葉も、一般的なユーザーとのつながりの有無は問わないため、リリースやローンチなどに置き換えて使うことができません。

リリースの例文

1.好きな歌手のミニアルバムがリリースされるということでSNSでは他のファンたちも大盛り上がりだった。
2.多くの人が楽しみにしていたゲームのリリース日は、おもちゃ屋や電気屋では抽選が行われたほどだった。
3.新しいアプリゲームがリリースされてダウンロードだけはしておいたが、試験前なので勉強に集中しなければならない。

この言葉がよく使われる場面としては、作品や製品、サービスなどを一般に公開したり発売することを意味する時などが挙げられます。

どのリリースという言葉も、ユーザーの手元に届く状態にすることを意味するため、デプロイという言葉に置き換えて使うことができません。

また、例文1のように情報の公開に関する物に関しては、ローンチという言葉に置き換えて使うことができません。

ローンチの例文

1.かねてから一ユーザーとして要望を送っていたが、ついにローンチされるとのことで運営に対する満足度がさらに高まった。
2.利用者数が増加したツールは、新しい機能がローンチされたらしく、自分含め周りでも多くの人が使い始めた。
3.ローンチパーティがニュースで取り上げられ、世間から新商品への期待が高まったと言えるだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、新製品や新サービスをユーザーに対して売り出すことを意味する時などが挙げられます。

例文3の「ローンチパーティ」とは、新商品発表会や、新しい書籍が出版された際に行われる記念パーティを指す言葉です。

デプロイとリリースとローンチどれを使うか迷った場合は、ファイルを環境に適用させる場合は「デプロイ」を、作品含め情報を公開する場合は「リリース」を、ユーザーが接続できる状態にする場合は「ローンチ」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
編集者
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