【節に願う】と【切に願う】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「せつにねがう」という読み方の「節に願う」と「切に願う」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「節に願う」と「切に願う」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「節に願う」と「切に願う」の違い

「節に願う」は「切に願う」の間違い

「節に願う」と「切に願う」の違いを分かりやすく言うと、「節に願う」とは「切に願う」の間違った使い方、「切に願う」とは強く願うことです。

「節に願う」は誤字

一般的には「節に願う」という言葉は存在しません。読み方が同じなことから、「切に願う」のことを間違えて「節に願う」を使っている人がほとんどです。

「切に願う」は正しい日本語

正しい言葉である「切に願う」を使った分かりやすい例としては、「今回の企画が成功することを切に願う」「あなたが大学に合格することを切に願う」「これらが承認されることを切に願う」「私はそれを切に願う」などがあります。

「切に願う」という言葉はあっても、「節に願う」という言葉は存在しません。同時に「切に願う」という単語の意味について「強く願うこと」と覚えておきましょう。

「切に願う」の英語表記

「切に願う」を英語にすると「sincerely hope」「sincerely wish」となり、例えば上記の「私はそれを切に願う」を英語にすると「I sincerely wish that」となります。

「節に願う」の意味

「節に願う」とは

「節に願う」とは、「切に願う」の間違った使われ方です。

「節に願う」が間違っている理由

「節に願う」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が同じなため、「切に願う」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「節に願う」と「切に願う」を間違ってしまう理由としては、「節」と「切」の読み方が同じなので、勘違いして覚えてしまっているのが原因です。正しい日本語は「切に願う」なので間違えないように注意しましょう。

ではなぜ「節に願う」が間違った言葉かというと、「節」は時間的な経過の区切り目や一時期のことを意味しているのに対して、「切」は心を込めてすることを意味することを意味しています。

つまり、強く願うことを意味する「せつに願う」は心を込めてすることを意味することを意味する「切」を使用した「切に願う」が正しい日本語になるのです。

もし、「節に願う」としてしまうと、時間的な経過の区切り目を願うという少し意味の分からない日本語になってしまうと覚えておきましょう。

間違った言葉である「節に願う」の「節」を使った分かりやすい例としては、「上京の節はお世話になると思います」「その節は急なお願いを聞いていただきありがとうございました」「その節は大変申し訳ございませんでした」などがあります。

「切に願う」の意味

「切に願う」とは

「切に願う」とは、強く願うことを意味しています。

表現方法は「切に願うばかり」「心から切に願う」

「切に願うばかり」「心から切に願う」などが、「切に願う」を使った一般的な言い回しになります。

「切に願う」の使い方

「切に願う」を使った分かりやすい例としては、「彼の手術が成功することを切に願う」「あなたと良好な関係を継続することを切に願う」「ファンの一人としてこれからの活躍を切に願う」「いつか平和な日が訪れることを切に願う」などがあります。

「切に願う」は心を込めてすることを意味する「切」に、望みが叶うように請い求めることを意味する「願う」が合わさり、強く願うことの意味で使われている言葉です。したがって、願うことを強調した言葉なので、より強い願望を表す場合に使うと覚えておきましょう。

「切に願う」の特徴

「切に願う」は日常生活とビジネスシーンのどちらでも使うことができるというのが特徴です。日常生活においては受験やプロポーズなどの、人生においての重要な場面でよく使われています。

一方、ビジネスシーンでは大きなプロジェクトの商談、スピーチなどでよく使われています。また、ビジネスシーンにおいては「切に願う」だけでは敬語表現ではないので、「切に願っております」「切にお願い申し上げます」などに変化して使用することが多いと覚えておきましょう。

「切に願う」の注意点

「切に願う」を使う上で注意しなければならないのは、頻繁に使う言葉ではないという点です。より重要な場面で強い願望を表わす場合に使う言葉なので、単純なお願いなどでは使うことはできません。

「切に願う」の類語

「切に願う」の類語・類義語としては、心から強く望むことを意味する「切望」、心中で待ち望むことを意味する「心待ちにする」、熱心に望むことを意味する「熱望」、強く待ち望むことを意味する「待ち焦がれる」などがあります。

「節に願う」の例文

1.「節に願う」という言葉は存在しないので、おそらく「切に願う」の言い間違いだろう。
2.「切に願う」という言葉は強く願うことで、「節に願う」という言葉はない。
3.「節に願う」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.今回のプロジェクトが成功することを節に願うという言葉を使う人はいるが、正しくは今回のプロジェクトが成功することを切に願うです。
5.この法案が承認されることを切に願うという言葉はあるが、この法案が承認されることを節に願うという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「切に願う」という言葉を間違えて「節に願う」と表現している時などが挙げられます。

「節に願う」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「切に願う」を間違えて使っている可能性が高いです。

「節に願う」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「節に願う」ではなく、「切に願う」と表現するのが正しい使い方になります。

「切に願う」の例文

1.親友には元気でいて欲しいので、失恋から立ち直ることを切に願う。
2.あなたが第一志望の大学に無事合格することを、切に願う。
3.明日のデートでプロポーズをする予定だが、良い返事がもらえることを切に願う。
4.彼はこのチームに欠かせない存在なので、一刻も早く回復することを切に願う。
5.貴社とのコラボレーションが無事成功することを切に願っております。

この言葉がよく使われる場面としては、強く願うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「切に願う」は日常生活とビジネスシーンのどちらにおいても使うことができる言葉です。

「節に願う」と「切に願う」どちらを使うか迷った場合は、「節に願う」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「切に願う」を使うようにしましょう。

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