似た意味を持つ「有意義」(読み方:ゆういぎ)と「意義深い」(読み方:いぎぶかい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「有意義」と「意義深い」という言葉は、どちらも価値があることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「有意義」と「意義深い」の違い
「有意義」と「意義深い」の意味の違い
「有意義」と「意義深い」の違いを分かりやすく言うと、「有意義」よりも「意義深い」の方が重要性や価値がやや高いという違いです。
「有意義」と「意義深い」の使い方の違い
一つ目の「有意義」を使った分かりやすい例としては、「有意義な一日を過ごすことができました」「今日の話し合いはとても有意義でした」「有意義な話をすることができました」などがあります。
二つ目の「意義深い」を使った分かりやすい例としては、「意義深い講演を聞くことができました」「これは私たちにとって意義深い出来事です」「結婚式は意義深いイベントです」などがあります。
「有意義」と「意義深い」の使い分け方
「有意義」と「意義深い」はどちらも似た意味を持つ言葉ですが、「有意義」よりも「意義深い」の方が重要性や価値がやや高い言い回しというのが違いになります。
分かりやすい例を挙げると、「とても有意義な連休を過ごすことができました」「とても意義深い連休を過ごすことができました」と言った場合、どちらも価値があった連休を過ごしたことを意味しています。
ただし、前者は充実感を得た連休を過ごしたというニュアンスになっているのに対して、後者は人生で最も価値のある重要な連休を過ごしたというニュアンスになります。
「有意義」と「意義深い」の英語表記の違い
「有意義」も「意義深い」「beneficial」「meaningful」となり、例えば上記の「先生から有意義な話を聞きました」を英語にすると「The teacher told us an [beneficial story」となります。
「有意義」の意味
「有意義」とは
「有意義」とは、意義や価値があることを意味しています。
表現方法は「有意義な時間」「有意義に過ごす」「有意義に使う」
「有意義な時間」「有意義に過ごす」「有意義に使う」「有意義な生活」などが、「有意義」を使った一般的な言い回しになります。
「有意義」の使い方
「有意義」を使った分かりやすい例としては、「あなたと過ごす時間はとても有意義です」「私は高校生活の3年間を有意義に過ごしたと自負している」「大型連休は有意義な時間の使い方をするつもりです」「有意義な話し合いができたことを感謝します」などがあります。
「有意義」は物事や行動をした際に、それに意味や価値があった場合に使います。そのため、プラスのイメージを伴って使う言葉です。また、「有意義」は名詞になります。
「有意義」はビジネスシーンにおいて使うことが可能です。また、目上の人にも目下の人にも使うことができますが、目上の人に対して使う場合は、「大変有意義な時間を過ごさせていただきました」のように敬語表現を加えるようにしましょう。
「有意義」の対義語
「有意義」の対義語・反対語としては、意義がないことを意味する「無意義」があります。
「有意義」の類語
「有意義」の類語・類義語としては、あることをするのに重宝で役に立つことを意味する「便利」、利益があることを意味する「有益」、有用であることを意味する「役立つ」などがあります。
「意義深い」の意味
「意義深い」とは
「意義深い」とは、深い意味や立派な価値があることを意味しています。
表現方法は「意義深い時間」「意義深い話」
「意義深い時間」「意義深い話」などが、「意義深い」を使った一般的な言い回しになります。
「意義深い」の使い方
「意義深い」を使った分かりやすい例としては、「意義深い話を聞くことができました」「この発見は非常に意義深いものと考えています」「この会議は極めて意義深いものであると感じています」「自分自身を知ることは極めて意義深い」などがあります。
「意義深い」は深い意味や立派な価値がある場合に使う形容詞です。形容詞とは、物事の状態や性質がどのようであるかを表わす言葉です。
「意義深い」はただ単純に意義が価値がある場合に使うのではなく、行動や言葉の価値がとても重要な場合に使うのが特徴になります。
また、「意義深い」は日常会話ではあまり使われることがないので馴染みがない人も多いでしょう。主に、ビジネス上の会話やミーティングなどで使われることが多い言葉です。
「意義深い」の類語
「意義深い」の類語・類義語としては、極めて大切であることを意味する「重要」、価値あるものとして大切に扱うことを意味する「大事」、丁寧に扱って大事にすることを意味する「大切」などがあります。
「有意義」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、意義や価値があることを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文のように、「有意義」はプラスのイメージで使われることが多いです。
「意義深い」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、深い意味や立派な価値があることを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文のように、「意義深い」はプラスのイメージで使われることが多いです。
「有意義」と「意義深い」はどちらも価値があることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「有意義」よりも「意義深い」の方が重要性や価値がやや高い場合に使うと覚えておきましょう。