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【虎】と【寅】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「とら」という読み方の「虎」と「寅」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「虎」と「寅」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




虎と寅の違い

虎と寅の意味の違い

虎と寅の違いを分かりやすく言うと、虎とは動物のトラ、寅とは十二支の3番目という違いです。

虎と寅の使い方の違い

一つ目の虎を使った分かりやすい例としては、「動物園から虎が逃げて大変な騒ぎになっている」「野生の虎は絶滅の危機にあります」「かわいい虎のイラストを集めました」「新年会で虎になって迷惑をかけてしまった」などがあります。

二つ目の寅を使った分かりやすい例としては、「気性が激しい父は、寅年生まれです」「寅年年賀状のイラストを探しています」「2022年の寅年はどんな年にしたいですか」「毘沙門天は寅の刻に現れたそうです」「寅の方位に仏壇を置きました」などがあります。

虎と寅の使い分け方

虎と寅という言葉は、どちらも「とら」と読みますが、意味や使い方には大きな違いがあります。

虎とは、ネコ科の肉食動物である「トラ」のことです。ベンガルトラ、スマトラトラ、アムールトラなど様々な種類があり、それらを総称して「虎」と呼んでいます。また、「新年会で虎になる」のような使い方で、酒に酔って酔っぱらうことも意味します。

寅とは、十二支の3番目の「とら」のことです。十二支は、もともと植物の成長過程を表現したものであり、本来は動物の意味はありません。動物のイメージは後付けされたものです。寅は、年や方角、時刻を表す時に用いられています。

つまり、虎は動物のトラを表し、寅は十二支の3番目のことを表す同音異義語なのです。

虎と寅の英語表記の違い

虎を英語にすると「tiger」「tigress」「drunkard」となり、例えば上記の「虎が逃げた」を英語にすると「a tiger loose」となります。

一方、寅を英語にすると「the Tiger」「hour of the Tiger」「east-northeast」となり、例えば上記の「寅年」を英語にすると「the Year of the Tiger」となります。

虎の意味

虎とは

虎とは、ネコ科の哺乳類でライオンと並ぶ大形の猛獣を意味しています。

その他にも、「酒に酔って言動が荒くなった人、酔っぱらい」「阪神タイガースのこと」の意味も持っています。

虎の使い方

「虎とライオンはどちらが強いだろう」「年賀状に虎のイラストを入れます」「虎の無料イラスト素材をダウンロードした」「虎視眈々と様子をうかがっていた」「虎ノ門ヒルズに虎のオブジェがあります」などの文中で使われている虎は、「ライオンと並ぶ大形の猛獣」の意味で使われています。

一方、「警察に保護されて虎箱に入れられてしまった」「父は飲むと虎になってしまう」などの文中で使われている虎は「酔っぱらい」の意味で、「今年は優勝して虎の年にしよう」「勝っても負けても虎命です」などの文中で使われている虎は「阪神タイガース」の意味で使われています。

虎は、黒いストライプのある黄褐のネコ科の哺乳類動物です。森に生息し、ライオンと並ぶ大形の猛獣であり、体長は約2メートルに及びます。また、酒に酔って言動が荒くなった人の意味もあり、ひどく酒に酔うことを「虎になる」と表現します。

虎を用いたことわざには「張り子の虎」「虎の威を借りる狐」などがあります。

ことわざ「張り子の虎」の意味

「張り子の虎」とは、虎の形をした首の動く張り子の玩具の意味から、首を振る癖のある人や見かけだおしの人をあざけっていう言葉です。

ことわざ「虎の威を借りる狐」の意味

「虎の威を借る狐」とは、力のない者が、強い者の権威を頼みにして威張ることのたとえです。このことわざは、古代中国の逸話を集めた「戦国策」に由来し、虎と共にいることで周囲を怖がらせた狐の寓話から出来ました。

虎の類語

虎の類語・類義語としては、強く勢いのある虎や荒々しい虎を意味する「猛虎」、四神の一つで天の西方の守護神を意味する「白虎」、竜と虎や力量に優劣をつけがたい二人の英雄を意味する「竜虎」、ひどく酒に酔った男を意味する「酔漢」、酒に酔った人を意味する「酔客」などがあります。

寅の意味

寅とは

寅とは、十二支の一つで、その3番目を意味しています。

その他にも、「方角の名で東から北へ30度の方角、東北東」「時刻の名で今の午前4時頃または午前4時前後の2時間」の意味も持っています。

寅の読み方

寅の読み方は「とら」が一般的ですが、名前だけに使う読み方としては「とも」「つら」「のぶ」「ふさ」があります。

寅の使い方

「寅年のイラスト素材を集めています」「寅年生まれの人の年齢ならすぐに分かります」「来年の寅年は一体どんな年になるだろう」「虎の日は縁起の良い日とされている」などの文中で使われている寅は、「十二支の3番目」の意味で使われています。

一方、「恵方巻を食べる時は寅の方角を向きましょう」「寅は鬼門でしょうか」の文中で使われている寅は「東から北へ30度の方角」の意味で、「念願の寅の刻参りをしました」「寅月寅日寅刻に参拝する予定です」の文中で使われている寅は「午前4時前後の2時間の時刻」の意味で使われています。

寅は、十二支の一つであり、十二支の中で第3番目に数えられます。寅という言葉は、十二支を使った年や時刻、方角などに使われており、時刻では現在の時間で午前4時頃や、その前後2時間である午前3時から5時の間を指します。また、方角では東北東を指す言葉です。

子、丑、寅、卯などの十二支の漢字はもともと動物を表すものではなく、農作物の成長を表わす漢字に由来するものです。「寅」という漢字は、春が来て草木が伸びる状態を表現したものです。後になって、人々が簡単に覚えられるように、動物の「虎」が割り当てられました。

寅の類語

寅の類語・類義語としては、 十二支の一つでその1番目を意味する「子」、 十二支の2番目や北から東へ30度の方角を意味する「丑」、 十二支の4番目や方角の東を意味する「卯」、十干と十二支を組み合わせたものを意味する「干支」などがあります。

虎の例文

1.虎といえば黄色と黒の動物だけでなく、ようかんや野球をイメージする人もいるでしょう。
2.虎画像をスマホの待ち受け画面にすると金運が高まると聞いて、さっそく設定してみました。
3.イラストレーターの友人に、かわいい虎の書き方を教えてもらいました。
4.アムール虎は、極東の森で生態系の頂点に立つ象徴的な存在です。
5.お酒が大好きなので、飲み会でいつものようにグイグイ飲んでいたら、大虎に変身してしまいました。
6.強くて威厳の象徴である虎だが、密漁や森林開発などにより絶滅が危惧されている動物なのだそうだ。
7.なぜ大阪のおばさんたちは虎柄やヒョウ柄が好きなのだろうか。阪神タイガースファンだからというわけでもないようだ。
8.国境付近には高級マンション群が建っていたが、あれは対外プロパガンダで実は誰も人が住んでいない。ようするに張子の虎だ。
9.部下はプライドが高く職場での軋轢が絶えなかった。このまま自意識過剰がひどくなれば山月記のように虎になってしまうのかと危惧している。
10.無名の学者はSNSで師匠筋である有名な学者がそう言ってるからと威張り散らしているが、まさに虎の威を借る狐だろう。

この言葉がよく使われる場面としては、ネコ科の哺乳動物、泥酔者を表現したい時などが挙げられます。

例文1から例文4の文中にある虎は、全身黄褐色で黒い縞があるネコ科の哺乳動物のことです。例文5の虎は、泥酔者の意味で用いられています。「大虎」とは、ひどく酒に酔った人のことです。

寅の例文

1.寅年生まれの人は、チャレンジ精神が強くたくましい人が多いと感じます。
2.干支のトラの漢字を、寅ではなく間違えて虎と書いてしまった。
3.来年は寅年なので、年賀状にはトラのイラストを入れようと思います。
4.寅の方位のトイレは縁起が悪いと聞いたので、間取りを変更しました。
5.徳川家康は寅年であるだけでなく、寅の日、寅の刻に生まれたと言われています。
6.私は寅年で豪快、母は丑年で我慢強いとか言われ、干支と性格に因果関係があるのか不明だが、身内が集まったときなどは話のネタとしてけっこう盛り上がる。
7.来年は寅年というので、父親がわざわざサファリパークまで行ってホワイトタイガーの写真を撮ってきた。
8.職場では寅年生まれの人達が多いので、丑年生まれのわたしとしては少々肩身が狭い思いだ。
9.今年の恵方巻は寅の方角らしいのだが、どこの方角変わらなかったのでネットで調べることにした。
10.友人から謎解きゲームのメッセージが届く。寅の刻に公園に集まれとあったが、一体何時のことを言っているのかわからなかった。

この言葉がよく使われる場面としては、十二支の第3番目、東から北へ30度寄った方角、午前4時を中心とした前後2時間の時刻を表現したい時などが挙げられます。

例文1から例文3の文中にある寅は、十二支の第3番目の意味で用いられています。例文4の寅は方角の意味で、例文5の寅は時刻の意味で用いられています。

虎と寅という言葉は、どちらも「とら」と読みますが、意味は異なります。どちらの言葉を使うか迷った場合、動物のトラを表現したい時は「虎」を、十二支あるいは時刻や方角を表現したい時は「寅」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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