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【様替わり】と【様変わり】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「さまがわり」という読み方の「様替わり」と「様変わり」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「様替わり」と「様変わり」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「様替わり」と「様変わり」の違い

「様替わり」は「様変わり」の間違い

「様替わり」と「様変わり」の違いを分かりやすく言うと、「様替わり」とは「様変わり」の間違った使い方、「様変わり」とは様子や情勢がすっかり変わることです。

「様替わり」は誤字

一般的には「様替わり」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が同じなことから、「様変わり」のことを間違えて「様替わり」を使っている人がほとんどです。

「様変わり」は正しい日本語

正しい言葉である「様変わり」を使った分かりやすい例としては、「区画整理が行われて様変わりした街並み」「戦争により国際エネルギー情勢が様変わりしました」「かつての職場が様変わりしていて驚きました」「私の故郷はすっかり様変わりしていました」などがあります。

「様変わり」という言葉はあっても、「様替わり」という言葉は存在しません。同時に「様変わり」という単語の意味について「様子や情勢がすっかり変わること」と覚えておきましょう。

「様変わり」の英語表記

「様変わり」を英語にすると「significant change」となり、例えば上記の「私の故郷はすっかり様変わりしていました」を英語にすると「My home village had significant changed」となります。

「様替わり」の意味

「様替わり」とは

「様替わり」とは、「様変わり」の間違った使われ方です。

「様替わり」が間違っている理由

「様替わり」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が同じなため、「様変わり」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「様替わり」と「様変わり」を間違ってしまう理由としては、「様替わり」と「様変わり」の読み方が同じなので、勘違いして覚えてしまっているのが原因です。正しい日本語は「様変わり」なので間違えないように注意しましょう。

「様替わり」の「替わり」は入れ替わることやある役割を他のものがすることの意味で使われている言葉です。そのため、今までのものをやめて同じ種類の新しい物や人にする場合に使う言葉になります。

一方、「変わり」は物事の形やようすなどが今までと違った状態になることを意味しており、ある状態から他の状態に移るという変化のニュアンスで使う言葉です。

「様変わり」はすっかり変わってしまったことを表現するので、一見「様替わり」でも正しいように見えますが、実は間違った表現なのです。

なぜなら、「様変わり」はものを入れ替えるのではなく、変化したことを表現した言葉なので、ある状態から他の状態に移るという変化のニュアンスである「変わり」を使用した「様変わり」が正しい日本語になると覚えておきましょう。

間違った言葉である「様替わり」の「替わり」を使った別の言葉としては、「今度退職する予定の人の替わりを探す」「町内会の会合に父の替わりに出席する」「枕がないので本を枕の替わりにして寝ることにしました」などがあります。

「様変わり」の意味

「様変わり」とは

「様変わり」とは、様子や情勢がすっかり変わることを意味しています。

「様変わり」の読み方

「様変わり」の読み方は「さまがわり」です。誤って「さまかわり」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「様変わりする」「様変わりしていた」

「様変わりする」「様変わりしていた」などが、「様変わり」を使った一般的な言い回しになります。

「様変わり」の使い方

「様変わり」を使った分かりやすい例としては、「スマートフォン市場はここ数年で様変わりしていると思う」「人生も家族も昭和の時代より様変わりしていると思います」「故郷を離れて20年経ちますがすっかり様変わりしていました」などがあります。

「様変わり」は様子や情勢がすっかり変わることを意味する言葉です。株などの取引で相場の様子が一変することの意味も持っていますが、限定的な意味なのでそこまで使われていません。基本的には前者の意味で使用する言葉であると覚えておきましょう。

「様変わり」は「久々に再会したら彼の風貌は様替わりしていた」「この街は以前住んでいた頃とはすっかり様替わりしている」などのように、人、街並み、物、風景など、生き物や物質問わず様々な場面において使うことができる言葉です。

「様変わり」はビジネスシーンでも使える

また、「ここは100年続いてる老舗だが仕事のやり方はすっかり様変わりしている」のように、企業の姿や仕事の姿勢などビジネスシーンにおいても使うことができます。

「様変わり」の類語

「様変わり」の類語・類義語としては、激しく変わることを意味する「激変」、状態が急に変わることを意味する「急変」、有り様ががらりと変わることを意味する「一転」、物事の様子が急に変わることを意味する「急転」などがあります。

「様替わり」の例文

1.「様替わり」という言葉は存在しないので、おそらく「様変わり」の言い間違いだろう。
2.「様変わり」という言葉は様子や情勢がすっかり変わることで、「様替わり」という言葉はない。
3.「様替わり」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.ここ十年くらいでこの辺りは様替わりしてしまいましたという言葉を使う人はいるが、正しくはここ十年くらいでこの辺りは様変わりしてしまいましたです。
5.この辺りは学生時代の頃とは全く様変わりしていたという言葉はあるが、この辺りは学生時代の頃とは全く様替わりしていたという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「様変わり」という言葉を間違えて「様替わり」と表現している時などが挙げられます。

「様替わり」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「様変わり」を間違えて使っている可能性が高いです。

「様替わり」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「様替わり」ではなく、「様変わり」と表現するのが正しい使い方になります。

「様変わり」の例文

1.昔は綺麗な山だったのにソーラーパネル設置のために伐採が行われ、様変わりしてしまいました。
2.久々に帰省すると、生まれ育った町はすっかり様変わりしていました。
3.弱小時代からメンバーが様変わりしているので、今年は優勝を狙えるだろう。
4.この地域は以前は田園地帯でしたが、都市開発により住宅街や公共施設ばかりになり、すっかり様変わりしてしまいました。
5.インターネットの普及により、ここ30年間で人々のライフスタイルは様変わりしたと思っています。

この言葉がよく使われる場面としては、様子や情勢がすっかり変わることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「様変わり」はとても大きな変化に対して使われる言葉です。

「様替わり」と「様変わり」どちらを使うか迷った場合は、「様替わり」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「様変わり」を使うようにしましょう。

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