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【登竜門】と【登龍門】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「とうりゅうもん」という読み方の「登竜門」と「登龍門」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「登竜門」と「登龍門」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「登竜門」と「登龍門」の違い

「登竜門」と「登龍門」の意味の違い

「登竜門」と「登龍門」の違いを分かりやすく言うと、「登竜門」とは一般的に使われている、「登龍門」とは一般的に使われていないという違いです。

「登竜門」と「登龍門」の使い方の違い

一つ目の「登竜門」を使った分かりやすい例としては、「芥川賞は文壇への登竜門です」「この現場で働くことはこの会社でやっていくための登竜門だ」「国家試験は弁護士の登竜門と言えるだろう」などがあります。

二つ目の「登龍門」を使った分かりやすい例としては、「手塚賞は新人漫画の登龍門と言われている」「有名大学に入学することがエリートへの登龍門です」「この試験は昇進への登龍門です」などがあります。

「登竜門」と「登龍門」の使い分け方

「登竜門」と「登龍門」はどちらもそこを突破すれば出世につながる難しい関門のことを意味しており、表記が違うだけで違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「登竜門」の方が一般的に使われているのに対して、「登龍門」は一般的に使われていないと覚えておきましょう。

ではなぜ「竜」の漢字の方が使われているのかと言うと、日本では「龍」が旧字体の常用外漢字なのに対して、「竜」が新字体の常用漢字と指定されているからです。そのため、新字体の常用漢字である「竜」の方を使うのが一般的になっています。

ただし、「竜」の方が一般的に使われているだけで、「龍」が間違えということはないので、基本的にどちらを使っても問題ありません。

「登竜門」と「登龍門」の英語表記の違い

「登竜門」も「登龍門」も英語にすると「gateway to success」「route to success」となり、例えば上記の「芥川賞は文壇への登竜門です」を英語にすると「The Akutagawa Prize is a gateway to success a literary career」となります。

「登竜門」の意味

「登竜門」とは

「登竜門」とは、そこを突破すれば出世につながる難しい関門のことを意味しています。

「登竜門」の使い方

「登竜門」を使った分かりやすい例としては、「登竜門を避けるようではこの業界で成功しないだろう」「この番組は若手芸人の登竜門と言われている」「一流になりたいのなら登竜門を避けてはいけないだろう」などがあります。

「登竜門」はそこを突破すれば出世につながる難しい関門のことを意味する言葉ですが、元々は関門自体ではなく、関門を突破することや通ることの意味で使われていました。しかし、多くの人が関門自体と誤用して使っており、現代ではこちらの意味が一般的になっています。

したがって、「登竜門を登る」や「登竜門を通る」などは二重表現になってしまうので、間違った日本語と覚えておきましょう。

「登竜門」の由来

「登竜門」の由来は中国の後漢書である李膺伝(読み方:りようでん)の故事です。中国には、竜門と呼ばれている激しい急流があり、流れが急過ぎてふもとに集まっている鯉は決して竜門を登ることができないとされていました。

そのため、もしこの川を登ることができたのなら、鯉は竜になるという言い伝えがありました。

また、漢の時代に李膺と呼ばれている大変実力がある人物がおり、その人に認められた若い人は皆出世をすると言われていました。この李膺に認められることを、鯉が竜門を登って竜になることに例えたのが由来です。

後漢書には李膺に認められることを、竜門を登る言い伝えに例えて「登竜門」と呼んでいたという記述が残されています。

「登竜門」の類語

「登竜門」の類語・類義語としては、入学、入社、登用などの採否を決めるため、問題に答えさせたり実技をさせたりして、学力、知識、能力などを評価することを意味する「試験」、学力や能力などの状態や度合いを試すことを意味する「テスト」などがあります。

「登龍門」の意味

「登龍門」とは

「登龍門」とは、そこを突破すれば出世につながる難しい関門のことを意味しています。

「登龍門」の使い方

「登龍門」を使った分かりやすい例としては、「国家試験は税理士の登龍門と言えるだろう」「このプロジェクトを成功させることが一流企業への登龍門です」「この試験は出世への登龍門と言われている」などがあります。

「登龍門」はそこを突破すれば出世につながる難しい関門のことを意味する言葉ですが、元々は関門自体ではなく、関門を突破することや通ることの意味で使われていました。しかし、多くの人が関門自体と誤用して使っており、現代ではこちらの意味が一般的になっています。

「登龍門を登る」「登龍門を通る」は二重敬語

したがって、「登龍門を登る」や「登龍門を通る」などは二重表現になってしまうので、間違った日本語と覚えておきましょう。

「登龍門」の「龍」は常用外漢字

また、「登龍門」自体は間違った言葉ではないのですが、「龍」という漢字が常用漢字ではないため、一般的にあまり使わていません。一般的に使われているのは、常用漢字である「竜」を使用した「登竜門」と覚えておきましょう、

「登龍門」の類語

「登龍門」の類語・類義語としては、一定の入学者を選ぶために入学志願者に対して行う試験のことを意味する「入試」、信仰や決心のかたさや実力などを厳しくためすことを意味する「試練」などがあります。

「登竜門」の例文

1.Jリーグが主催するルヴァンカップは、若手の登竜門となっている。
2.一流大学を卒業することが、社会で成功するための登竜門だと思っています。
3.このオーディションで入賞することが、アイドルへの登竜門と言われています。
4.登竜門を超えたとしても、その後も努力し続けなければ一流になることはできません。
5.この賞を取ることが登竜門だったが、5年間落選し続けたのでこの道を諦めました。
6.息子は芸人を目指しブレイクの登竜門といわれている番組への出場を目指しているが、私は正直今までの数々のバイト経験を生かし家事一切をやってほしいと思っている。
7.芥川賞は文壇への登竜門であり、そこから華々しい売れっ子作家の世界に行けるチャンスを得られるのだ。
8.朝ドラは新人俳優の登竜門だったが、昨今はすでに活躍している俳優が主演を務めることが多くなった。
9.世の中にはいろいろな漫才コンテストはあるが、漫才の登竜門といえばM1グランプリなのだから、そこをまず目指そうということになった。
10.仮面ライダーは若手俳優の登竜門なので、毎週欠かさず見ているが、兄弟からはバカにされることもある。

この言葉がよく使われる場面としては、そこを突破すれば出世につながる難しい関門のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「登竜門」はスポーツシーン、ビジネスシーン、文芸シーンなどで使うことができます。

「登龍門」の例文

1.スコットランドリーグは、日本人選手のビックリーグへの登龍門となっている。
2.このプロジェクトをやり抜くことは、この業界でやっていくための登龍門となる。
3.弊社の新人研修はとても厳しいが、登龍門だと思って頑張ってください。
4.有名大学を卒業することが、エリートへの登龍門とは限らないだろう。
5.名門大学に入学することが人生の登龍門と両親に言われていたので、学生時代は必死に勉強していました。
6.映画監督は作品そのものはいうものの、映画監督の登龍門である新人監督賞を受賞するとしないとでは、周りの反応が全く違うのだ。
7.今や伝説となったお笑いスター誕生は、今でいうとM1グランプリのような若手お笑い芸人の登龍門と言われていた。
8.ホワイトハッカー養成のためには登龍門的なコンテストがあった方が、若い人たちにも興味を持ってもらえるのではと考えたのだ。
9.プロの舞台俳優への登龍門といわれるオーディションに何度か挑戦してみたが、いい返事をもらったことはない。
10.フジテレビの女子アナウンサー登龍門的番組であった「~パン」シリーズが今年からまた復活するらしい。

この言葉がよく使われる場面としては、そこを突破すれば出世につながる難しい関門のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「登龍門」はスポーツシーン、ビジネスシーン、文芸シーンなどで使うことができます。

「登竜門」と「登龍門」はどちらもそこを突破すれば出世につながる難しい関門のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、一般的に使われているのが「登竜門」、一般的に使われていないのが「登龍門」と覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
編集者
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