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【顛末】と【結末】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「顛末」(読み方:てんまつ)と「結末」(読み方:けつまつ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「顛末」と「結末」という言葉は、どちらも末という漢字が使われていますが、意味は大きく異なりますのでご注意下さい。




顛末と結末の違い

顛末と結末の意味の違い

顛末と結末の違いを分かりやすく言うと、顛末は物事の一部始終を表現する時に使い、結末は物事の終わりの部分を表現する時に使うという違いです。

顛末と結末の使い方の違い

一つ目の顛末を使った分かりやすい例としては、「顛末を報告するよう上司に言われた」「事の顛末を見届ける事ができて感慨深い」「過去に起きた事故の顛末を描いた映画が公開された」などがあります。

二つ目の結末を使った分かりやすい例としては、「悲劇的な結末を迎えた戯曲は世界的に有名となった」「結末部分は人を選ぶものの面白いと勧められた小説を購入する」「原作とドラマでは異なる結末が設定されていた」などがあります。

顛末と結末の使い分け方

どちらの言葉にも物事の終わりを意味する末という漢字が含まれていますが、意味は大きく異なります。

顛末の顛という漢字は、山の頂上や頭、物事の先端などを意味し、物事のはじまりを表します。末とは対の意味となり、顛末は始まりから終わりまでを意味するため、終わりの部分が存在しない話などに対しては使うことができません。

一方の結末は、結という漢字が締めくくりや終わりを表し、末と同じような意味となることから、結末という言葉は終わりの部分のみを意味します。

つまり、顛末と結末はどちらも終わりの部分を指す言葉ではありますが、前者は始めから終わりまでの全てを表し、後者は終わりのみを表すという違いがあります。

顛末と結末の英語表記の違い

顛末を英語にすると「the circumstances」「the detail」「the particulars」となり、例えば上記の「顛末を報告する」を英語にすると「report the circumstance」となります。

一方、結末を英語にすると「ending」「end」となり、例えば上記の「悲劇的な結末」を英語にすると「a tragic ending」となります。

顛末の意味

顛末とは

顛末とは、物事の最初から最後までの全部の事情を意味しています。

表現方法は「事の顛末を見届ける」「顛末を迎える」

「事の顛末を見届ける」「顛末を迎える」などが、顛末を使った一般的な言い回しです。

顛末の使い方

顛末を使った分かりやすい例としては、「顛末書を書かなければならないと後輩は泣きそうになっていた」「その本では幼少期からの不治の病と向き合う少女の顛末が描かれている」「事故の顛末を聞かされた少年は呆然としていた」などがあります。

その他にも、「計画の顛末を知った彼は一気にやる気が削がれていた」「母は意外な顛末を語ってくれた」「交通事故に遭った時の顛末を今では笑って語ることができる」「実験の顛末を説明した上で生徒たちにも挑戦してもらう」などがあります。

顛末の顛という漢字はその物の一番高いところや頭部分、物事の始まりを意味する一方、末という漢字は物事の終わりや最後を意味します。対になる意味を持つ二つの漢字を組み合わせて顛末という言葉となり、物事の一部始終を表すようになります。

そのため、終わりを迎えていない物事に関しては使うことが出来ないため、「とりあえずここまでの顛末を説明する」という表現は適していないため、「事件の顛末」や「ここまでの経緯」など別の表現に変える必要があります。

「顛末書」の意味

また、上記例文の「顛末書」とは、物事の失敗や損害を負った際にその一部始終を報告するための書類で、発生日時や原因、現状などをまとめていきます。「始末書」も似たような形式ではありますが、顛末書は謝罪文や反省文というよりも客観的な報告書となります。

顛末の類語

顛末の類語・類義語としては、物事が結果に到達するまでの流れを意味する「過程」、物事や事件の込み入った事情を意味する「いきさつ」、物事のはじめと終わりを意味する「始末」、物事が行われる時の一定の順序を意味する「次第」などがあります。

結末の意味

結末とは

結末とは、最後の結果を意味しています。

表現方法は「結末を迎える」「結末が気になる」「結末がすごい」

「結末を迎える」「結末が気になる」「結末がすごい」などが、結末を使った一般的な言い回しです。

結末の使い方

結末を使った分かりやすい例としては、「起承転結という言葉があるように結末部分がわかりやすいと読者も心構えができる」「意外な結末を迎えてその事件も収束へと向かった」「当人からしたら幸福な結末だったのだろう」などがあります。

その他にも、「あの時彼に助けられていなければ恐らく最悪の結末を迎えていた」「悲劇で締めくくられる結末がハッピーエンドに改変されていた」「どんな結末に至ろうとも少なくとも彼女は救われた」などがあります。

結末は、結という漢字が締めくくりや終わりを表し、末という漢字も同じような意味となることから、結末という言葉は終わりの部分のみを意味します。そのため、物事の結果や判断が出ていなくとも、終わりを迎えたらそれが結末となります。

上記例文のように、物語や話しの締めくくりとしてだけではなく、事件や事故など実際の物事に対しても使うことができ、日常生活からビジネスシーンまで幅広く使うことができます。

また、民事訴訟の事件を一部判決することがありますが、その残りの判決を終わらせるための判決を「結末判決」というなど、公的な処理に対しても使われています。

結末の類語

結末の類語・類義語としては、物事の結末がつくことを意味する「終局」、物事が最後に行きつく地点を意味する「終末」、行事や催し物が終わりを迎えることを意味する「閉幕」、物事の最終段階を意味する「大詰め」などがあります。

結末の対義語

結末の対義語・反対語としては、物事の起こりや始まりを意味する「発端」、その物事のはじめの時期を意味する「当初」、物事の初めの部分を意味する「冒頭」があります。

顛末の例文と使い方

1.先日近所で起きた事故の顛末を聞いたが、一台の車がコンビニに向かって誤発進をしてしまったらしい。
2.昔から語られてきた事の顛末は書物によって大きく異なるものもあり、諸説ある状態が続く中で最も有力なものが教科書などに掲載されている。
3.詳しい顛末は誰にもわからなかったが、気が付いた時には所属する研究室のメンバー全員が検査を受けることになっていた。
4.この旅の顛末をいち早く伝えたかったため、その土地の世界遺産が描かれた絵はがきを友人に送ることにした。
5.亡くなった祖父の顛末を語る時の父は柔らかな表情で、如何に祖父が大切だったのかがよく分かった。
6.いまからさかのぼること3年前、あるアイドルがグループを脱退したことの顛末は、ここにいる皆様にとっては周知の事実であり、繰り返すまでもないことなので、省略して先へ話を進めます。
7.卒業式にクラスの半数近くが欠席する事態となり、ママ友が事の顛末を教えてくれたが、ある男子がSNSでトラブルに巻き込まれ友人も含め警察沙汰になったらしい。
8.おバカな社内不倫の事の顛末を生暖かく見守ることができるかと思うと、つまらない仕事もはかどるってもんだよ。
9.過去に起きた炎上の顛末を事細かに調べていくと、炎上が起こる前段階にはある一定の法則があることが分かった。
10.仕事で重大なミスを犯した後輩社員は顛末書を書くことになり、今後の処遇についても不安になったのか私に泣きついてきました。

この言葉がよく使われる場面としては、物事の最初から最後までの全部の事情などが挙げられます。

例文1や例文2のように物事に対して使われることがほとんどですが、例文5のように人生などに対しても使うことができます。

ただし、顛末は終わりを迎えたものに対して使うことができる言葉であるため、対象は故人に対してのみとなります。

結末の例文と使い方

1.仮に物語が幸せな結末を迎えなかったとしても、登場人物からしたらその選択が幸せだったのかもしれない。
2.人に話をしている時、自分の話に結末をつけるのが苦手で、ただ感想や経験を語るだけで終わってしまうのをやめたいと思ってはいるが今もなお成長しない。
3.毎週見ている番組の最後に驚愕の結末は次週と予告されたからか、待ち遠しくてその日の晩はぐっすりと眠ることができなかった。
4.ドラマや映画、小説などには序盤で結末を明らかにしてから、そこに至るまでの経緯を描写していく作品も多く、視聴者からすればわくわくが止まらない。
5.感動の結末と銘打たれた作品で本当に泣けるのかと不安に思っていたが、読了後ティッシュを何枚も使っていたことに気が付いた。
6.20年前の平和そうな顔をして写真に納まっている自分に、このあとの予期せぬ結末を伝えたい。
7.働きすぎで鬱状態となり休職していた若手社員が結局そのまま退職していまい、先輩として後悔と申し訳なさが残る何ともやりきれない結末となってしまった。
8.現実の世界ではバッドエンドもあるかもしれないからこそ、物語ではいつだって幸せな結末であってほしいのだ。
9.もしもあの時に道を間違っていたら、我々も遭難して最悪の結末を迎えていたかもしれない。そう思うと背筋が凍った。
10.毎週あるドラマを楽しみに見ていたが、最終回のあの結末にはちょっと無理があるような気がして、一気に冷めてしまった。

この言葉がよく使われる場面としては、最後の結果などが挙げられます。

どの例文の結末という言葉も、物語や展開の最終部分を指しているため、始まりや中ごろの話は含まれていません。

顛末と結末どちらを使うか迷った場合は、物事の一部始終を表す場合は「顛末」を、物事の終わりの部分を表す場合は「結末」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
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