【出不精】と【引きこもり】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「出不精」(読み方:でぶしょう)と「引きこもり」(読み方:ひきこもり)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「出不精」と「引きこもり」という言葉は、どちらも家から出ないことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「出不精」と「引きこもり」の違い

「出不精」と「引きこもり」の意味の違い

「出不精」と「引きこもり」の違いを分かりやすく言うと、「出不精」とは出ようと思えば家から出れること、「引きこもり」とは全く部屋から出られないことという違いです。

「出不精」と「引きこもり」の使い方の違い

一つ目の「出不精」を使った分かりやすい例としては、「娘は出不精だったが彼氏ができてからは外出するようになりました」「最近出不精なので体重がどんどん増えていく」「コンビニへ行くのも面倒だなんて出不精にもほどがある」「彼女は出不精です」などがあります。

二つ目の「引きこもり」を使った分かりやすい例としては、「引きこもりの息子を社会復帰させたいです」「娘の引きこもりが原因で私も病んでしまいました」「中高年が引きこもりになってしまうと長期化する恐れがあります」「彼は引きこもりです」などがあります。

「出不精」と「引きこもり」の使い分け方

「出不精」と「引きこもり」はどちらも家から出ないことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「出不精」は外出を嫌ったらり億劫がったりするだけで、出ようと思えば家から出ることが可能です。そのため、平日は学校や職場へ行くことに対しては何も問題ありません。

一方、「引きこもり」は長期間にわたり自宅や自室に閉じこもり社会的な活動に参加しない状態が続くことを意味しており、全く部屋から出ることができません。つまり、社会との関わりを完全に拒否している人を指しています。

したがって、「出不精」と「引きこもり」は似ているようで、根本的な意味は異なっている言葉と覚えておきましょう。

「出不精」と「引きこもり」の英語表記の違い

「出不精」を英語にすると「homebody」「Stay-at-home」となり、例えば上記の「彼女は出不精です」を英語にすると「She is a homebody」となります。

一方、「引きこもり」を英語にすると「social withdrawal」「recluse」「hermit」となり、例えば上記の「彼は引きこもりです」を英語にすると「He is a recluse」となります。

「出不精」の意味

「出不精」とは

「出不精」とは、外出を嫌ったらり億劫がったりすることを意味しています。

「出不精」の読み方

「出不精」の読み方は「でぶしょう」です。誤って「でぶせい」などと読まないようにしましょう。また、別の漢字で、「出無精」と表記することも可能で、基本的に好きな方を使って問題ありません。

表現方法は「出不精すぎる」「出不精なので」「出不精にもほどがある」

「出不精すぎる」「出不精なので」「出不精にもほどがある」などが、「出不精」を使った一般的な言い回しになります。

「出不精」の使い方

「出不精」を使った分かりやすい例としては、「私は出不精なので仕事以外は家で読書している」「夫が出不精なことは結婚してから知りました」「出不精なだけと言えますが、休日は彼氏と一緒に家でゲームをしています」などがあります。

「出不精」の特徴は、休日などに家から出るのが嫌なだけで、平日に学校や会社へ行くことに対しては何も問題ありません。したがって、ただ単純に外出するのが嫌いな人と覚えておきましょう。

「出不精」は、主に自分や身内を謙遜や卑下する場合に使う言葉です。また、「出不精」を他人に対して使う場合は、相手を不快にする可能性があるので十分に注意が必要と覚えておきましょう。

「出不精」の対義語

「出不精」の対義語・反対語としては、外出することが好きなことを意味する「出好き」があります。

「出不精」の類語

「出不精」の類語・類義語としては、室内での行動を好む人のことを意味する「インドア派」、外に出るのが嫌いな人のことを意味する「外出嫌い」などがあります。

「引きこもり」の意味

「引きこもり」とは

「引きこもり」とは、長期間にわたり自宅や自室に閉じこもり社会的な活動に参加しない状態が続くことを意味しています。

「引きこもり」の使い方

「引きこもり」を使った分かりやすい例としては、「学校でのいじめがきっかけで娘が引きこもりになってしまった」「引きこもりになった友人救いたい」「とある人に出会ったことがきっかけで、引きこもりから社会復帰することができました」などがあります。

「引きこもり」は仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅に引きこもっている状態のことを定義としています。

「引きこもり」と言っても様々な種類が存在しており、普段は家にいるが近所のコンビニなどには出かける人、自室からは出るが家から出ない人、自室からもほとんど出ない人は「狭義の引きこもり」です。

また、普段は家にいるが、自分の趣味に関する用事のときだけ外出する人のことを「広義の引きこもり」や「準引きこもり」と呼んでいます。

「引きこもり」になってしまう原因としては、「学校に馴染めなかったこと」「職場になじめなかったこと」「就職活動が上手くいかなかったこと」「人間関係が上手くいかなかったこと」「病気」などが挙げられます。

また、「引きこもり」は女性よりも男性の方の割合が多く、2010年代中盤までは若者の問題とされていましたが、現代では30代や40代の「引きこもり」も増えており、年々高齢化しているのが特徴です。

「引きこもり」の対義語

「引きこもり」の対義語・反対語としては、自分から進んで人目につくところに出たがることを意味する「出たがり」があります。

「引きこもり」の類語

「引きこもり」の類語・類義語としては、子がまだ自立できないで親に養われていることを意味する「親掛かり」、学校に通学せず独身で収入を伴う仕事に就いていない人のことを意味する「ニート」などがあります。

「出不精」の例文

1.私は出不精なので、休日は家から出ることがほとんどありません。
2.遊ぶ約束をほったらかして家にいるなんて、出不精にもほどがあると思います。
3.父は常に家にいるので出不精だと思っていたが、昔は旅行が大好きなアウトドア派だったらしい。
4.息子は出不精なので、学校へ行く以外は部屋でオンラインゲームをしています。
5.うちの夫婦は揃って出不精なので、休日は基本外出しないです。
6.私は出かけるのが好きで夫は出不精だが、それぞれ自分が好きなように時間を使えているのでお互い不満はなくうまくいっている。
7.最近は全てが宅配で注文できる世界になったので、出不精な私にはパラダイスとしか言いようがない。
8.子供の頃、仕事人間の父親は、休日は出不精だったのでどこかに遊びにつれていってもらったことがありませんでした。
9.私も恋人も基本的に出不精なので、デートとはいっても家でテレビゲームをしたり、音楽を聴いたりするだけでした。
10.パソコンでしかネットが出来なかった時代は出不精な人が主なユーザーだったが、スマホ全盛の現代では誰しもネットにアクセスしている。

この言葉がよく使われる場面としては、外出を嫌ったらり億劫がったりすることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「出不精」はただ単純に外出するのが嫌いな人に対して使う言葉です。

「引きこもり」の例文

1.高校時代にいじめられたことが原因で、引きこもりになってしまいました。
2.引きこもりのままではいけないと思い、自分ができるバイトを探すことにしました。
3.息子は引きこもりだが、趣味のためのお出かけやコンビニに行くことはできている。
4.長い間引きこもりだったが、ついに社会復帰することができました。
5.引きこもりから社会復帰するために、社会復帰サービスを受けることにしました。
6.年老いた私たちに長年引きこもりを続ける娘の世話をこの先も続けることは難しいので、思い切って郷里に帰ることにしたからと娘に話すことにした。
7.現代社会において子供が不登校になったり、引きこもりなったりするのは、もはや珍しいことでもなくなりました。
8.引きこもりの息子を社会復帰施設に引き取ってもらったはいいが、その後一切の音沙汰がないのでとても心配している。
9.引きこもりの問題は若年層ばかりでなくすでに50代の成人にまで波及しており、政府には一刻も早い対策が望まれている。
10.就職活動が上手くいかずにそのまま引きこもってしまった大学の後輩を先輩が面倒を見てくれることになりました。

この言葉がよく使われる場面としては、長期間にわたり自宅や自室に閉じこもり社会的な活動に参加しない状態が続くことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文のように、「引きこもり」はマイナスなイメージを持つ言葉ですが、当事者が悪いという意味で使うわけではありません。

「出不精」と「引きこもり」はどちらも家から出ないことを表しています。どちらの言葉を使うか迷った場合、出ようと思えば家から出れることを表現したい時は「出不精」を、全く部屋から出られないことを表現したい時は「引きこもり」を使うと覚えておきましょう。

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