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【満悦】と【愉悦】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「満悦」(読み方:まんえつ)と「愉悦」(読み方:ゆえつ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「満悦」と「愉悦」という言葉は、喜ぶことという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




満悦と愉悦の違い

満悦と愉悦の意味の違い

満悦と愉悦の違いを分かりやすく言うと、満悦はより喜んでいる状態を表現する時に使い、愉悦は喜んでいる状態を表現する時に使うという違いです。

満悦と愉悦の使い方の違い

一つ目の満悦を使った分かりやすい例としては、「上司は今回のプロジェクト成功にご満悦だった」「試着をして至極ご満悦の様子だったがあまり似合っているとは思えなかった」「激しい満悦を覚えるほど良い思い出となった」などがあります。

二つ目の愉悦を使った分かりやすい例としては、「勝利の愉悦を感じる瞬間がやっていてよかったと思える」「愉悦の表情が分かりやすいのは料理人として有難い」「愉悦に耽るほど飲むとは思っておらず周囲の人間に迷惑を掛けた気もする」などがあります。

満悦と愉悦の使い分け方

満悦と愉悦はどちらも楽しむ、喜ぶことという意味を持つ言葉ですが、程度が若干意味が異なります。

満悦の満という漢字は、十分に足りている状態や欠けたところがない状態を意味するため、満悦は心が満ち足りた状態を意味します。

一方の愉悦の愉という漢字は心が晴れ晴れとして楽しい状態を表し、悦も喜ぶことや喜びを表す漢字のため、愉悦は心から喜ぶことを意味します。

つまり、満悦と愉悦は、満悦の方がより喜んでいる状態を表す場合に使います。また、場合によっては「ご満悦」という表現が皮肉として使われることもありますが、愉悦はそういった使い方をすることはできません。

満悦と愉悦の英語表記の違い

満悦を英語にすると「great pleased」「great delight」となり、例えば上記の「成功にご満悦」を英語にすると「greatly pleased with the success」となります。

一方、愉悦を英語にすると「joy」「pleasure」となり、例えば上記の「勝利の愉悦」を英語にすると「the joy of victory」となります。

満悦の意味

満悦とは

満悦とは、十分心が満ち足りた状態で喜ぶことを意味しています。

表現方法は「ご満悦でした」「ご満悦の様子」「満悦させた」

「ご満悦でした」「ご満悦の様子」「満悦させた」などが、満悦を使った一般的な言い回しです。

満悦の使い方

満悦を使った分かりやすい例としては、「自分よりも満悦していた人がいたなら是非とも語りたいものだ」「娘はひとしきり兄と遊べて大満悦のようだ」「人は表情に出るが、動物の満悦の表現方法は様々だ」などがあります。

その他にも、「彼女は気に入った商品を手に入れてご満悦の様子だった」「何も知らないのにご満悦な先輩に腹が立つ」「新しいプロジェクトの成功の知らせは社長を満悦させた」「旅行地に京都を選び、満悦して帰路についた」などがあります。

満悦は、十分に足りている状態や欠けたところがない状態意味する満という漢字ため、満悦は心が満ち足りた状態を意味します。「ご満悦」という表現は、満悦の丁寧な表現で他者に対して使われる言葉のため、自分に対しては使うことができません。

また、上記例文の「ご満悦な先輩に腹が立つ」など、対象を好意的に見ていない場合や、対象への皮肉表現としても使われることもあるため、ビジネスシーン、特に目上の人に対して使う場合には注意が必要です。

満悦の類語

満悦の類語・類義語としては、幸せを大いに楽しみ喜び合うことを意味する「謳歌」、十分に楽しむことを意味する「満喫」、物事に心を奪われてうっとりとする様子を意味する「恍惚」、十分に満足することを意味する「堪能」などがあります。

満悦の対義語

満悦の対義語・反対語としては、物事を成し遂げるために色々と試みたり考えたりしながら苦労することを意味する「苦心」、あれこれと苦しみ悩むことを意味する「苦悩」があります。

愉悦の意味

愉悦とは

愉悦とは、心から楽しみ喜ぶことを意味しています。

表現方法は「愉悦を感じる」「愉悦を覚える」「愉悦に浸る」

「愉悦を感じる」「愉悦を覚える」「愉悦に浸る」などが、愉悦を使った一般的な言い回しです。

愉悦の使い方

愉悦を使った分かりやすい例としては、「舞台を見ても愉悦を覚えないまま幕を下した」「映画館で感じた愉悦と余韻に浸る前に再度観に行ってしまう」「愉悦の情に満たされた時の感覚を忘れられない」などがあります。

その他にも、「労働に対する愉悦など一度も感じたことはない」「絶望の淵に立たされた登場人物たちがどう切り抜けるのかを見届ける展開に愉悦を求める」「刺激や愉悦を覚えた時に子どもたちは勉強に楽しさを見出すのかもしれない」などがあります。

愉悦は、心が晴れ晴れとして楽しい状態を表す愉という漢字が使われており、悦も喜ぶことや喜びを表す漢字であることから、心から喜ぶことを意味しますが、文語的な表現として使われています。

上記例文の愉悦は単純に素晴らしい作品などに心を動かされた場合などに使われていますが、「Fate/Zero」という作品にて他者の不幸を目の当たりにして喜びを得ることも愉悦であると表現されていたことから、人の不幸を笑う場合にも使われるようになりました。

ただし、もとより口語的ではないこともあり、この意味であってもビジネスシーンはもちろん、日常生活における会話でもほとんど使われず限定的な表現と言えます。

愉悦の類語

愉悦の類語・類義語としては、大きな喜びを意味する「喜悦」、非常に喜ぶことを意味する「悦喜」、心からの喜びを意味する「歓喜」、深い喜びを味わうことを意味する「愉楽」、喜び満足することを意味する「悦楽」などがあります。

愉悦の対義語

愉悦の対義語・反対語としては、色々と悩み苦しむことを意味する「煩悶」(読み方:はんもん)、悩みもだえることを意味する「懊悩」(読み方:おうのう)があります。

満悦の例文と使い方

1.今回の成績にご満悦だったのか彼は機嫌がよく、今日の夜は何でも奢ると言ってくれたため、何を食べようか考えている。
2.誕生日にはたくさんの美味しい料理に囲まれて満悦至極だったようで、その日撮影した写真に写る参加者は笑顔だった。
3.利用客が満悦の笑みを浮かべており、彼らがSNSなどで使用感の報告をすることで更なる利用者数増加が見込めるだろう。
4.自身の業績を語っている時の父の満悦ぶりを見ていると、何度も聞いた話だからと話を止めることが出来ず、結局そのまま話を聞いてしまう。
5.美術館へと出向いた時に今回の目玉として展示されている絵画を見て、満悦感を心ゆくまで味わえたため、誰かにその感想を伝えたい気持ちにさせられた。
6.父親はお目当てのミリタリージャケットを手に入れてご満悦の様子であったが、私からしたら何がいいのかさっぱりわからなかった。
7.弟は念願のマイカーを買ってからというもの、帰宅して車を降りてからもしばらく家に入らずに至極ご満悦で車体を嘗め回すように眺めていた。
8.懸賞に当たり高級ホテルのスウィートルームに泊まった時は、激しい満悦を覚えるほどのいい思い出になりました。
9.三歳の娘は普段は父親がなかなか忙しく、ろくに遊ぶこともできなかったので、久しぶりに父親と遊べて大満悦の様子でした。
10.母親の満悦ぶりを見ていると、実はそれが嘘でしたというのはあまりに酷ではないかと思い、しばらく黙っていることにしました。

この言葉がよく使われる場面としては、十分心が満ち足りた状態で喜ぶことなどが挙げられます。

例文2の「満悦至極」とは、この上なく満ち足りて喜んでいる状態を意味する表現です。

愉悦の例文と使い方

1.彼は表情があまり豊かではないものの、きっと愉悦に浸っているだろうことが分かる声音をしている。
2.文学作品や映像作品などどんな作品ででも、鑑賞者の心を動かすことができたことを知った時に愉悦を覚えるため、感想を貰えるのは嬉しい。
3.成長するまで上手く為しえなかったことを熟練度を上げてから再度挑戦して成功した時に得られる愉悦は忘れられない。
4.その曲を聞いて覚える不思議な愉悦感や疾走感は誰もが感じるようで、聞いた人の耳に残るとして有名になった。
5.押してはならないと言われたボタンを押したり、してはならないと言われたことを実際することに愉悦を感じる人も居るのかもしれない。
6.50歳を過ぎて英会話を習い始め上達を実感できないまま続けていたが、ある時テレビのニュースで外国人が話しているのを聞き取れた時、愉悦を感じることができた。
7.好きな舞台を観ても愉悦を覚えないままだったのは、日々の仕事が忙しくて心が疲れているからではないかな。
8.いつもは提案を聞いてくれない上司だったので、私のアイデアに頷いて納得してくれた時は一種の愉悦を感じたのかもしれない。
9.父親はSNSで不倫騒動を叩いているやつらは、正義を気取って愉悦に浸っているだけのバカ者だと批判していた。
10.私がどんなに辛くてもピアノを止めないのは、思い通りにメロディーを奏でることができた時に愉悦を忘れられないからであろう。

この言葉がよく使われる場面としては、心から楽しみ喜ぶことなどが挙げられます。

例文5のように禁止事項に対する対応など、誰かにとって不都合となる行為や悪事などに対しても使われることがあります。

満悦と愉悦どちらを使うか迷った場合は、より喜んでいる状態を表す場合は「満悦」を、喜んでいる状態を表す場合は「愉悦」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
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