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【根暗】と【根明】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「根暗」(読み方:ねくら)と「根明」(読み方:ねあか)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「根暗」と「根明」という言葉は、根本の心構えの在り方という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




根暗と根明の違い

根暗と根明の意味の違い

根暗と根明の違いを分かりやすく言うと、根暗は内向的な性格を表現する時に使い、根明は外向的な性格を表現する時に使うという違いです。

根暗と根明の使い方の違い

一つ目の根暗を使った分かりやすい例としては、「自分が根暗であることは誰よりも理解しているが治そうとも思っていない」「根暗な少女と揶揄われることも少なくなかった」「根暗そうな彼は思ったよりも社交的だった」などがあります。

二つ目の根明を使った分かりやすい例としては、「根明な人柄である彼は多くの人に親しまれていた」「根明が集まる集団は賑やかとも騒がしいとも取れる場合がある」「彼女はよく笑っていて根明で眩しい」などがあります。

根暗と根明の使い分け方

根暗と根明のどちらのも、心の持ち方を意味する性根の在り方を表す言葉として使われていますが、意味は大きく異なります。

根暗は根が暗いことを意味する言葉で、一人で行動することが多く、自分から他者に話しかけることが少なく引っ込み思案であるなどの特徴があります。

一方の根明は根が明るいことを意味する言葉で、集団適応能力が高く、前向きな考え方をしており、どのような相手ともコミュニケーションを取ることができるなどの特徴があります。

つまり、根の性格が暗い人を指す根暗と性格が明るい人を指す根明は、対義語・反対語に当たる関係の言葉と言えます。今日では、根暗を「陰キャ」、根明を「陽キャ」と言うこともあり、特に根明という表現はあまり使われなくなりました。

根暗と根明の英語表記の違い

根暗を英語にすると「introverted」「pessimistic」となり、例えば上記の「おとなしく内向的」を英語にすると「quiet and introverted」となります。

一方、根明を英語にすると「extroverted」「cheerful」となり、例えば上記の「根明な性格」を英語にすると「extroverted personality」となります。

根暗の意味

根暗とは

根暗とは、根が暗く内向的な性格を意味しています。

根暗の読み方

根暗は「ねくら」という読み方をしますが、「こんあん」や「ねあん」などの読み方はしません。また、「ネクラ」とカタカナ表記されることも多くあります。

根暗の使い方

根暗を使った分かりやすい例としては、「根暗女と言われたこともあるが事実なので気にしなかった」「大人しくて地味だからと言って根暗と決めつけなくとも良いだろう」「根暗だからと力がないと思い込んでいた」などがあります。

その他にも、「自称根暗な彼女は人見知りではあるものの相手による」「いくらゲームが好きでもゲーマーの全員が全員根暗なわけではない」「小学生時代、彼女は教室で本を読んで過ごしていたこともあり根暗なのだと思っていた」などがあります。

具体的には、冗談がわからず、流行りや周囲のテンションに乗れない、一人で行動することを好む、自分から話しかけることが少なく引っ込み思案であるなど様々な特徴があります。

根暗の語源

語源は諸説あり、定義も時代の移ろいと共に変化していて、「表面上は陽気のように見えても暗い性格」とも定義されていたこともありました。そのため、周りに合わせて陽気に振舞っているものの楽しいと思っているわけではない人たちに対して使われています。

今日では、性格の暗さだけではなく、コミュニケーション能力がない状態を表すこともある「陰キャ」などと同じように使われることもあります。

根暗の類語

根暗の類語・類義語としては、気分が晴れ晴れしないことを意味する「気鬱」、重苦しいと感じる様子を意味する「陰鬱」、気持ちが暗く塞ぎ込む様子を意味する「暗鬱」などがあります。

根明の意味

根明とは

根明とは、根が明るく外交的な性格を意味しています。

根明の読み方

根明は「ねあか」という読み方をしますが、「こんめい」や「ねめい」などの読み方はしません。また、「ネアカ」とカタカナで表記されることも多くあります。

根明の使い方

根明を使った分かりやすい例としては、「根明な人がモテると言われても物心ついた時にはこの性格だった」「リーダーになれる人は根明が多いと言われている」「子どもに根明とはどんな人か尋ねられた」などがあります。

その他にも、「根明の特徴が並んでいるのを見た時自分ではないと感じてしまった」「根明人間の方が人脈を広げやすいのは確かだろう」「根明に変わるための努力はしている」「根明も程度が過ぎればよく思われない」などがあります。

具体的には、ノリが良く他者を楽しませるのが得意であったり、集団に馴染み同調性が高く、どんな時でもハキハキと話すことができ、何事も前向きな考え方をするなど様々な特徴があります。

根暗同様、語源は諸説あり、定義も時代の移ろいと共に変化していて、性格の明るさだけではなく、コミュニケーション能力がある状態を表すこともあります。

しかし、「ネアカ」を俗語として使うことは少なくなり、代わりに出現した「陽キャ」という表現が同じような意味として使われています。

根明の類語

根明の類語・類義語としては、気軽でおどけた様子を意味する「ひょうきん」、賑やかで明るいことを意味する「陽気」、気持ちや性質が明るく元気がある様子を意味する「快活」、明るく朗らかな様子を意味する「明朗」などがあります。

根暗の例文

1.根暗な自分にはリア充や陽キャなどとは縁がないはずなのに、友人に騙されて参加者が何十人も参加する飲み会に連行された。
2.インターネット上に根暗の改善方法などが掲載されているが、その一歩を踏み出そうにもこのままでも良いのではないかと感じてしまう。
3.確かに他者に話しかけることも少ないため根暗と思われがちだが、コミュ障ではないことは胸を張って言える。
4.今を時めく有名俳優はカメラが回ればどんな役でも演じてしまうが、普段は根暗で口を開くことはほとんどなく、他の役者との交流も少ないらしい。
5.明るく誰にでも気さくに話しかけられるような主人公のマンガ作品ばかりかと思っていたが、最近は根暗な主人公もある程度いるためコミュニケーションの違いにくすりとさせられる。
6.根暗という言い方は、誰かが誰かに向かって言っている構図で、差別を助長する物言いである。
7.学生時代はクラスメイトからは根暗と揶揄されて決して楽しい学校生活ではなかったが、部活動をしている時は楽しかった。
8.彼の第一印象は根暗だと思い込んでいたが、会話を交わしてみるととても饒舌で、そのギャップに驚きを隠せなかった。
9.男は根暗で喧嘩が弱いと思われていたようだが、実際は格闘技をやっていたので、あっという間に勝負がついた。
10.クラスで明るく目立つ存在の男子の母親に、うちの子家ではいつも無表情であまりしゃべらないけど学校ではどうかしらと聞かれて、驚くとともに実は根暗なのかと思った。

この言葉がよく使われる場面としては、根が暗く内向的な性格などが挙げられます。

どの例文の「根暗」と漢字表記になっていますが、今日では「ネクラ」とカタカナ表記をすることがほとんどです。

また、根暗という言葉はマイナスイメージを与えることになるため、他者に対してはあまり使わないようにしましょう。

根明の例文

1.根明な人が多いのかテーマパークのキャストは無茶なことでも応えてくれ、アスファルトに絵を描いてくれたこともあった。
2.楽観的でいわゆる根明の人間で生きることに苦を感じなさそうと思ったこともあるが、彼もちゃんと人間だったようで顔に疲れが出ることもあった。
3.根明という言葉が死語でありほとんど使われなくなったものの、未だに「ネクラ」という言葉は使われているうえ、「陽キャ」や「陰キャ」などの表現も生み出された。
4.ビジネスで上手くいくのは根明な人だと思うが、単純に軽薄そうな人柄であれば、信頼関係を築く段階で上手くいかなくなるだろう。
5.超根明な娘は誰に対しても明るく振る舞い周囲を笑顔にしようと尽力するため、弱気なところも見せていいのではないかと心配してしまう。
6.学生時代の彼は根明キャラだったので、周りには常に人が集まっている印象があり、ひそかに憧れていたこともありました。
7.根明の君には分からない悩みだろうが、コミュ障なら必ず一度は苦悩する問題なんだよ。
8.いつも根明の連中に散々いじめられたので、いつか復讐しようと考えていたのだが、ついにチャンスが来たと思ったのだ。
9.根明になるために高校デビューをしてみたものの、どこか空回りしてしまい、結局いつものポジションに甘んじてしまうのだ。
10.会社の根明な同僚たちはいつも女性社員と仲良さげにしていて、私は心の奥底から嫉妬心が芽生えた。

この言葉がよく使われる場面としては、根が明るく外交的な性格などが挙げられます。

どの例文も「根明」と漢字表記になっていますが、今日では「ネアカ」とカタカナ表記をすることがほとんどです。

根暗と根明どちらを使うか迷った場合は、内向的な性格を表す場合は「根暗」を、外向的な性格を表す場合は「根明」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
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