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【指示を仰ぐ】と【判断を仰ぐ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「指示を仰ぐ」(読み方:しじをあおぐ)と「判断を仰ぐ」(読み方:はんだんをあおぐ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「指示を仰ぐ」と「判断を仰ぐ」という言葉は、どちらも目上の人に対して指示を求めることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「指示を仰ぐ」と「判断を仰ぐ」の違い

「指示を仰ぐ」と「判断を仰ぐ」の意味の違い

「指示を仰ぐ」と「判断を仰ぐ」の違いを分かりやすく言うと、「指示を仰ぐ」とは自分の手が空いてる状態で使うこと、「判断を仰ぐ」とは自分が何かしている状態で使うことという違いです。

「指示を仰ぐ」と「判断を仰ぐ」の使い方の違い

一つ目の「指示を仰ぐ」を使った分かりやすい例としては、「この件に関して上司の指示を仰ぐことにしました」「ご指示を仰ぐことは可能でしょうか」「今回の件に関しては本社の指示を仰ぐこととなりました」などがあります。

二つ目の「判断を仰ぐ」を使った分かりやすい例としては、「この件については部長のご判断を仰ぐことにしました」「プロ野球が再開できるかは専門家の判断を仰ぐことになりました」「監督に判断を仰ぐばかりではなく自分で考えることも必要です」などがあります。

「指示を仰ぐ」と「判断を仰ぐ」の使い分け方

「指示を仰ぐ」と「判断を仰ぐ」はどちらも目上の人に対して指示を求めることを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「指示を仰ぐ」とは自分の手が空いてる状態で使うのに対して、「判断を仰ぐ」とは自分が何かしている状態で使うという点です。

つまり、「仰ぐ」時の状態で使い分けることができます。ただし、あくまで目安でなだけなので、混同して使っても問題ありません。

「指示を仰ぐ」と「判断を仰ぐ」の英語表記の違い

「指示を仰ぐ」も「判断を仰ぐ」も英語にすると「ask for instructions」「to seek direction」となり、例えば上記の「この件に関して上司の指示を仰ぐことにしました」を英語にすると「I asked my boss for instruction on this matter」となります。

「指示を仰ぐ」の意味

「指示を仰ぐ」とは

「指示を仰ぐ」とは、目上の人に対して指示を求めることを意味しています。

表現方法は「上司に指示を仰ぐ」「指示を仰ぎたいと思います」

「上司に指示を仰ぐ」「指示を仰ぎたいと思います」などが、「指示を仰ぐ」を使った一般的な言い回しになります。

「指示を仰ぐ」の使い方

「指示を仰ぐ」を使った分かりやすい例としては、「専門家のご指示を仰ぐことにしました」「必ずしも上司の指示を仰ぐ必要はないものの、報告は絶対にした方がいいだろう」「この件は支部長の指示を仰ぐことにしました」などがあります。

「指示を仰ぐ」は命令のことを意味する「指示」に、 教えや援助などを求めることを意味する「仰ぐ」が合わさり、目上の人に対してどうしたらいいか求めることを意味する言葉です。

「指示を仰ぐ」の敬語表記

「指示を仰ぐ」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉ですが、「指示を仰ぐ」自体は敬語ではありません。そのため、上司などの目上の人に対して使う場合は「ご指示を仰ぐ」のように尊敬の接頭語である「ご」をつける必要があります。

また、「指示を仰ぐ」ということは相手の時間を奪うことになるので、「恐れ入りますが」「お手数ですが」「恐縮ですが」などのようなクッション言葉を前につけることで、さらに丁寧な印象を与えることも可能です。

クッション言葉とは、伝えたい本題に入る前に一言添えて気遣いを示す言葉のことです。

また、「指示を仰ぐ」は緊急性がないのであれば、メールなどの文章で指示を仰いでも問題ありません。

「指示を仰ぐ」の類語

「指示を仰ぐ」の類語・類義語としては、目上の人に対して指導を求めることを意味する「指導を仰ぐ」、目上の人に対して意見を求めることを意味する「意見を仰ぐ」、未熟な自分を教え導いてくださいとお願いすることを意味する「ご指導ご鞭撻のほど」などがあります。

「判断を仰ぐ」の意味

「判断を仰ぐ」とは

「判断を仰ぐ」とは、目上の人に対して判断を求めることを意味しています。

表現方法は「上司に判断を仰ぐ」「判断を仰ぎたいと思います」

「上司に判断を仰ぐ」「判断を仰ぎたいと思います」などが、「判断を仰ぐ」を使った一般的な言い回しになります。

「判断を仰ぐ」の使い方

「判断を仰ぐ」を使った分かりやすい例としては、「この件に関しては裁判所の判断を仰ぐこととなった」「軽い怪我でも油断せずに専門医の判断を仰ぐことが大切です」「合意が得られない場合は取締役会の判断を仰ぐこととなりました」などがあります。

「判断を仰ぐ」は物事の真偽や善悪などを見極めてそれについて自分の考えを定めることを意味する「判断」に、 教えや援助などを求めることを意味する「仰ぐ」が合わさり、目上の人に対してどうしたらいいか求めることを意味する言葉です。

「判断を仰ぐ」の敬語表記

「判断を仰ぐ」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉ですが、「判断を仰ぐ」自体は敬語ではありません。そのため、上司などの目上の人に対して使う場合は「ご判断を仰ぐ」のように尊敬の接頭語である「ご」をつける必要があります。

「判断を仰ぐ」を使う代表的な場面としては、自分には判断をする権限がなかったり、自分で判断をする力が不足している時です。そのため、権限を持っている人や力を備えている人に判断を求める場合に使います。

また、「判断を仰ぐ」は緊急性がないのであれば、メールなどの文章で判断を仰いでも問題ありません。

「判断を仰ぐ」の類語

「判断を仰ぐ」の類語・類義語としては、物事の判断を任せることを意味する「判断を委ねる」、目上の人から学問や技芸を教え授けることを意味する「ご教授」などがあります。

「指示を仰ぐ」の例文

1.マンマークしている選手が交代でベンチへ下がったので、監督から指示を仰ぐ。
2.お客様からのお問い合わせについて、部長からのご指示を仰ぐことにしました。
3.この件に関しては、保健所からの指示を仰ぐことにしました。
4.ベンチの指示を仰ぐ暇があるのなら、何事も挑戦しにいった方がいいだろう。
5.監督からの指示を仰ぐばかりでは、一流のスポーツ選手になることはできません。
6.新人の時、分からない事はなんでも聞いてと言われていたので出先でトラブルになった時電話で上司に指示を仰いだら、自分で考えろと、矛盾した答えが返ってきた。
7.現役時代、スランプになったときは、必ずといっていいほど地元に戻り、お世話になった高校時代の恩師に指示を仰いだものです。
8.この件に関しては現場の私達では対応しきれないので、本社に戻って上の指示を仰ぐことにしました。
9.システムの技術的な問題は専門家の指示を仰ぐことにして、まずはお客様にしっかりとご説明しなければなりませんね。
10.必ずしも指示を仰ぐ必要はないと考えていたが、あとになってちゃんと上司には報告した方がいいだろうという結論に至った。

この言葉がよく使われる場面としては、目上の人に対して指示を求めることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「指示を仰ぐ」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。

「判断を仰ぐ」の例文

1.この件に関して課長に判断を仰ぎたく、お願い申し上げます。
2.お客様からのクレームに関しては、部長のご判断を仰ぐことにしました。
3.上司に判断を仰ぐ必要があったので、出先からの帰りを待つことにしました。
4.甲子園へ出場を決めた高校の監督が問題行動を起こしたので、本大会出場に関しては日本高野連の判断を仰ぐ。
5.不祥事を起こした教員の処分は、大学側に進退の判断を仰ぐことにしました。
6.取引先へ送るメールの内容はこれでいいか課長の判断を仰ぎたかったが、今日は終日外出していて連絡がとれるかわからない。
7.これらの方針は重要なことですので私達だけでは決めかねます。ここは会長に判断を仰ぐというのはいかがでしょうか。
8.この問題については当事者同士での話し合いではらちが明かないので、裁判所の判断を仰ぐことになった。
9.あの政治家の処分については党本部の判断を仰ぐことになったが、もし身内に甘い処分をすれば世間から厳しい声が上がるだろう。
10.社内ではインバスケットを導入することで、いたずらに上司の判断を仰ぐことが減り、社員が主体的に問題に取り組めるようになりました。

この言葉がよく使われる場面としては、目上の人に対して判断を求めることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「判断を仰ぐ」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉です。

「指示を仰ぐ」と「判断を仰ぐ」はどちらも目上の人に対して指示を求めることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、自分の手が空いてる状態で使うのが「指示を仰ぐ」、何かしている状態で使うのが「判断を仰ぐ」と覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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