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【座して天命を待つ】と【座して待つ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「座して天命を待つ」(読み方:ざしててんめいをまつ)と「座して待つ」(読み方:ざしてまつ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「座して天命を待つ」と「座して待つ」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「座して天命を待つ」と「座して待つ」の違い

「座して天命を待つ」と「座して待つ」の意味の違い

「座して天命を待つ」と「座して待つ」の違いを分かりやすく言うと、「座して天命を待つ」とは「座して待つ」の間違った使い方、「座して待つ」とは何もせず座って待つことです。

「座して天命を待つ」は誤字

一般的には「座して天命を待つ」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「座して待つ」のことを間違えて「座して天命を待つ」を使っている人がほとんどです。

「座して待つ」は正しい日本語

正しい言葉である「座して待つ」を使った分かりやすい例としては、「座して待つだけよりかは行動した方がいいだろう」「部長の怒りが収まるまで座して待つことにした」「座して待つことしかできないのでもどかしい」「あなたは災害が終わるの座して待つというのか」などがあります。

「座して待つ」という言葉はあっても、「座して天命を待つ」という言葉は存在しません。同時に「座して待つ」という単語の意味について「何もせず座って待つこと」と覚えておきましょう。

「座して待つ」の英語表記

「座して待つ」を英語にすると「sit on one’s ass」「look on」「stand by」となり、例えば上記の「あなたは災害が終わるの座して待つというのか」を英語にすると「Do you mean to just look on as and do nothing to prevent disaster」となります。

「座して天命を待つ」の意味

「座して天命を待つ」とは

「座して天命を待つ」とは、「座して待つ」の間違った使われ方です。

「座して天命を待つ」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「座して待つ」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「座して天命を待つ」と間違えやすい理由

「座して天命を待つ」と「座して待つ」を間違ってしまう理由としては、同じ「待つ」の言葉を使った「人事を尽くして天命を待つ」と勘違いしてしまっているのが原因です。

「人事を尽くして天命を待つ」とは、力のあらん限りを尽くしてあとは静かに天命に任せることを意味しています。したがって、何もせず座って待つことを意味する「座して待つ」とは意味の違う言葉なので、混同しないように気をつけましょう。

「人事を尽くして天命を待つ」を使った分かりやすい例としては、「やれることは全てやったのであとは人事を尽くして天命を待つのみです」「面接の対策は最善を尽くしたので、今は人事を尽くして天命を待つことにする」などがあります。

「座して待つ」の意味

「座して待つ」とは

「座して待つ」とは、何もせず座って待つことを意味しています。

「座して待つ」の読み方

「座して待つ」の読み方は「ざしてまつ」です。誤って「すわしてまつ」などと読まないようにしましょう。

「座して待つ」の使い方

「座して待つ」を使った分かりやすい例としては、「座して待つだけでは何も変えることはできないだろう」「自分の出番が来るまで座して待つことにしました」「今は座して待つのが得策だろう」などがあります。

「座して待つ」の由来

「座して待つ」の語源は、諸葛孔明(読み方:しょかつこうめい)が言った言葉です。諸葛孔明とは三国志時代の蜀の武将であり政治家です。

諸葛孔明は「座して死を待つよりは、出て活路を見出さん」という言葉を残しており、意味は「ただ座って何もせず死ぬのを待つくらいなら、危険な場に出てでも生き延びる方法を探す」となります。

これが転じて、ただ座っている何もせず待つことを「座して死を待つ」と言うようになり、現代では「死」という言葉はとてもマイナスなイメージを持っているので省略されて、「座して待つ」となりました。

「座して待つ」は基本的には何もせず座って待つという意味で使う言葉ですが、「座して待つのみでなく」と否定形にすることによって、待っているだけでダメだというニュアンスで使うことができます。

「座して待つ」の類語

「座して待つ」の類語・類義語としては、黙って見ているだけで手出しをしないことを意味する「座視する」、あることを目にしていながらそのまま放っておくことを意味する「看過する」、そのままにして放っておくことを意味する「放置する」などがあります。

「座して天命を待つ」の例文

1.「座して天命を待つ」という言葉は存在しないので、おそらく「座して待つ」の言い間違いだろう。
2.「座して待つ」という言葉は何もせず座って待つことで、「座して天命を待つ」という言葉はない。
3.「座して天命を待つ」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.座して天命を待つより行動するべきだという言葉を使う人はいるが、正しくは座して待つより行動するべきだです。
5.私には座して待つことしかできませんという言葉はあるが、私には座して天命を待つことしかできませんという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「座して待つ」という言葉を間違えて「座して天命を待つ」と表現している時などが挙げられます。

「座して天命を待つ」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「座して待つ」を間違えて使っている可能性が高いです。

「座して天命を待つ」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「座して天命を待つ」ではなく、「座して待つ」と表現するのが正しい使い方になります。

「座して待つ」の例文

1.座して待つだけでは人生を変えることはできないので、積極的にチャレンジすることにしました。
2.私にはできることが何もないので、座して待つことにしました。
3.やりたいことがあるのなら、座して待つよりも挑戦した方がいいだろう。
4.やれることは全てやったので、あとは結果を座して待つのみです。
5.座して待つのは得策ではないと思ったので、行動してみることにしました。

この言葉がよく使われる場面としては、何もせず座って待つことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「座して待つ」は忍耐強く待つというニュアンスで使う言葉です。

「座して天命を待つ」と「座して待つ」どちらを使うか迷った場合は、「座して天命を待つ」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「座して待つ」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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