【尊大】と【腰高】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「尊大」(読み方:そんだい)と「腰高」(読み方:こしだか)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「尊大」と「腰高」という言葉は、どちらも「横柄で偉そうな態度」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




尊大と腰高の違い

尊大と腰高の意味の違い

尊大と腰高の違いを分かりやすく言うと、尊大とは偉そうな態度のみを意味し、腰高とは偉そうな態度だけでなく腰の位置が高いことも意味するという違いです。

尊大と腰高の使い方の違い

一つ目の尊大を使った分かりやすい例としては、「彼は誰に対しても尊大な態度をとる」「尊大さは一切なく親しみやすい方でした」「無意識のうちに尊大になってしまう」「自らの臆病な自尊心と尊大な羞恥心に立ち向かう」などがあります。

二つ目の腰高を使った分かりやすい例としては、「手頃な値段の腰高なテーブルを探しています」「子供部屋の腰高窓にレースのカーテンを付ける」「長屋の入り口の腰高障子を開ける」「後輩に対して腰高な態度をとる」「彼女の腰高な物言いが癪に障る」などがあります。

尊大と腰高の使い分け方

尊大と腰高という言葉は、どちらも人の性質や態度を表し、他人に対して偉そうな態度をとるさまを意味します。この意味で用いられている「尊大な態度」「尊大さは一切ない」「腰高な態度」「腰高な物言い」の尊大と腰高は、互いに置き換えて使うことができます。

さらに腰高という言葉は、建具などの腰の部分を普通よりも高く作ったものや、人の腰の位置が高いことの意味もあります。尊大という言葉にはこのような意味がないため、「腰高なテーブル」「腰高窓」「腰高障子」の腰高は尊大に置き換えることができません。

二つの言葉を比べると、腰高という言葉は尊大よりも多くの意味を持ち、幅広く使える言葉だと言えるでしょう。

尊大と腰高の英語表記の違い

尊大も腰高も英語にすると「arrogance」「overbearing」「self-important」となり、例えば上記の「尊大な態度」を英語にすると「arrogant behavior」となります。

また、腰の位置が高いことを意味する腰高を英語にすると「high」となり、例えば上記の「腰高なテーブル」を英語にすると「a high table」となります。

尊大の意味

尊大とは

尊大とは、威張って他人を見下げるような態度をとることを意味しています。

尊大の読み方

尊大の読み方は「そんだい」です。誤って「ぞんだい」「そんたい」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「尊大な羞恥心」「尊大な態度」「尊大な振る舞い」

「尊大な羞恥心」「尊大な態度」「尊大な振る舞い」などが、尊大を使った一般的な言い回しです。

尊大の使い方

尊大を使った分かりやすい例としては、「あの医者は患者に対して尊大な態度をとる」「腕や足を組むと尊大な印象を与えます」「兄は尊大な羞恥心の持ち主です」「先輩に尊大な口のきき方をするのは止めた方がいいよ」などがあります。

その他にも、「尊大不遜な上司の命令口調に嫌気がさす」「尊大な人は自分の非を認めないものです」「尊大型アスペルガーとの接し方に悩んでいます」「若い頃は根拠の無い自信で尊大な態度になっていました」「尊大語ばかり使う人との話は疲れる」などがあります。

尊大とは、ひどく偉そうに人を見下した態度のことであり、他人に対して威張っているさまを表すマイナスイメージの言葉です。尊大の「尊」は値打ちや位が高いこと、「大」は大きく見せることや威張ることを表す漢字です。

四字熟語「尊大不遜」の意味

上記の例文にある「尊大不遜」とは、おごり高ぶって、へりくだらない態度を意味する四字熟語です。「不遜」とは、思い上がってへりくだる気持ちがないことを表します。

「尊大語」の意味

尊大を用いた日本語には「尊大語」があります。尊大語とは、待遇表現の一つです。「俺様」「褒めてやるよ」など、話し手自身を高め、聞き手や話題となっている第三者を低めるような表現を指します。「傲語」とも言います。

尊大の対義語

尊大の対義語・反対語としては、自分を劣ったものとしていやしめることを意味する「卑下」、控え目な態度をとることを意味する「謙遜」、控え目で慎ましいことを意味する「謙虚」、敬いつつしむ気持ちの深いさまを意味する「敬虔」などがあります。

尊大の類語

尊大の類語・類義語としては、思い上がって人を見下すことを意味する「高慢」、いばって人を無視した態度をとることを意味する「横柄」、おごり高ぶって人を見下すことを意味する「傲慢」、不躾なことを意味する「無礼」などがあります。

腰高の意味

腰高とは

腰高とは、器物や建具などの腰の部分を普通よりも高く作ったものを意味しています。

その他にも、「腰の高い塗り椀の称、高坏など」「人の腰の位置が高すぎて、構えが不安定なこと」「態度の横柄であること」の意味もあります。

腰高の使い方

「腰高窓に付けるカーテンのサイズで迷っています」「コンセント用腰高プレートを購入しました」などの文中で使われている腰高は「建具などの腰の部分を高く作ったもの」の意味で、「子供サイズの腰高椀を探しています」の文中で使われている腰高は「腰の高い塗り椀」の意味で使われています。

一方、「外野手は若干腰高に構えます」「腰高フォームで安定した走りを維持する」などの文中で使われている腰高は「人の腰の位置が高すぎること」の意味で、「彼は腰高な人だ」「腰高な話しぶりが気に食わない」などの文中で使われている腰高は「態度の横柄であること」の意味で使われています。

腰高とは、上記にあるように複数の意味を持つ言葉です。もともとは人体の腰や物の継ぎ目の高さを表す言葉でしたが、人の態度が横柄である様子も表すようになりました。そのため、文脈により言葉の表す内容を判断する必要があります。

「腰高窓」の意味

上記の例文にある「腰高窓」の読み方は「こしだかまど」であり、窓の下端の高さが成人の腰の高さ程度の窓のことです。だいたい床からの高さが80センチから90センチの窓を指します。

腰高の対義語

腰高の対義語・反対語としては、腰を低く構えることや他人に対してへりくだっているさまを意味する「腰が低い」、言動を遠慮がちにすることを意味する「控え目」、姿勢を低く構えることや相手に対してへりくだった態度をとることを意味する「低姿勢」などがあります。

腰高の類語

腰高の類語・類義語としては、人に対して威圧的な態度をとるさまを意味する「居丈高」、人を見下し勝手なことをすることを意味する「驕慢」、相手に対して高圧的な態度をとることを意味する「高飛車」、相手に対して威圧的な態度をとることを意味する「高姿勢」などがあります。

尊大の例文

1.彼は臆病な自分を隠すために、周囲に対して尊大不遜に振る舞ってしまうようです。
2.尊大で傲慢な言動が多い教師は、生徒だけでなく保護者からも評判が良くありません。
3.山月記の「尊大な羞恥心と臆病な自尊心」の意味が理解できなかったので、先生に質問しました。
4.自分は客だからと店員に対して尊大な態度をとったり、横柄な物言いをする人を見かけることがあります。
5.贅沢をすれば尊大となり、倹約すれば頑固になるものだから、身分相応のお金の使い方をするべきです。
6.課長は上司や取引先には異様に気を遣い腰が低いのに、私たち部下や外注先には態度が尊大で、ゴマすり人間の典型だと思う。
7.彼は社内で権力を握った態度が尊大になっていったので、仲間たちも心の中で不満を覚えていたのだろう。
8.悪質なクレーマーはこちらが謝罪すればするほど尊大になっていって要求が肥大化していくので注意が必要です。
9.私は日頃から尊大不遜な上司の命令口調に嫌気がさしていたので、ヘッドハンティングの話は天啓のように思えたのだ。
10.あのおじさんのように一見尊大な人は強そうに見えるが、本当は自分の非を認められない弱い人間なのですよ。

この言葉がよく使われる場面としては、他人に対して、いかにも偉ぶった態度をとることを表現したい時などが挙げられます。

例文4にある「尊大」と「横柄」の違いは、尊大は偉そうに威張っているニュアンスが強いことに対し、横柄は相手を小馬鹿にしているようなニュアンスがある点にあります。

腰高の例文

1.建築家の友人にリフォームの相談をしたところ、家具を置きたい部屋には腰高窓を勧められました。
2.試乗した軽自動車は車高が高く腰高感がありますが、走りが安定していて気に入りました。
3.少しでも腰高の体型に見られるように、パンツやスカートはハイウエストのものを選んでいます。
4.ランニングをする時に腰高フォームを意識するようになってから、走るのが楽になりました。
5.同僚に仕事のミスをしても反省をしない腰高な人がいて、職場で疎まれています。
6.在宅勤務で座っていることが多くなり腰を痛めたので、立ってもPC操作ができる腰高のカウンターテーブルを購入した。
7.あいつは仕事もできないくせに後輩に対して腰高な態度をとっていたから、大分後輩たちから嫌われていました。
8.一流ランナーの走りを見てみると、明らかに走り方がカッコいいが、その秘密が腰高のフォームにあるのだ。
9.確かにおじさんの言っていることは正しいのだが、腰高な話しぶりが気に食わないんだよなあ。
10.あの力士は確かに将来有望であるが、腰高なところがあるのでそこを直さないと、今場所での勝ち越しは難しいだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、器物や障子などの腰の部分が高くつくられていること、腰の高い塗椀、人の腰の位置が高いこと、威張っているさまを表現したい時などが挙げられます。

例文4にある「腰高フォーム」とは、腰の位置を高めに維持したランニングフォームのことです。ストライドを前へ伸ばしやすく、スピードを出しやすいメリットがあります。

尊大と腰高という言葉は、どちらも「横柄で偉そうな態度」を表します。さらに腰高という言葉には、人や建具などの腰の位置が高いことの意味もあることを覚えておきましょう。

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