【寿ぐ】と【言祝ぐ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「ことほぐ」という読み方の「寿ぐ」と「言祝ぐ」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「寿ぐ」と「言祝ぐ」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「寿ぐ」と「言祝ぐ」の違い

「寿ぐ」と「言祝ぐ」の意味の違い

「寿ぐ」と「言祝ぐ」の違いを分かりやすく言うと、「寿ぐ」とは現代で使われている表記、「言祝ぐ」とは古代で使われていた表記という違いです。

「寿ぐ」と「言祝ぐ」の使い方の違い

一つ目の「寿ぐ」を使った分かりやすい例としては、「祖母の80歳の誕生日を寿ぐ」「会社の創立30周年を寿ぐ」「全線開通をみんなで寿ぐ」「納采を寿ぐ宴会が開かれました」「学校の創立50周年を寿ぐ」などがあります。

二つ目の「言祝ぐ」を使った分かりやすい例としては、「新郎新婦の新たなる門出を言祝ぐ」「娘の婚約を家族みんなで言祝ぐ」「母が60歳を迎えたので盛大に言祝ぐ」「孫が大学に合格したので電話で言祝ぐ」などがあります。

「寿ぐ」と「言祝ぐ」の使い分け方

「寿ぐ」と「言祝ぐ」はどちらも喜びや祝いの言葉を述べることを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「寿ぐ」は現代で使われている表記、「言祝ぐ」は古代で使われていた表記というのが違いです。

ただし、現代でも「言祝ぐ」を使って問題ないと覚えておきましょう。

「寿ぐ」と「言祝ぐ」の英語表記の違い

「寿ぐ」も「言祝ぐ」も英語にすると「congratulate」「felicitate」となり、例えば上記の「学校の創立50周年を寿ぐ」を英語にすると「The school congratulate the fiftieth anniversary of its founding」となります。

「寿ぐ」の意味

「寿ぐ」とは

「寿ぐ」とは、喜びや祝いの言葉を述べることを意味しています。

「寿ぐ」の読み方

「寿ぐ」の読み方は「ことほぐ」です。誤って「じゅぐ」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「命を寿ぐ」「新年を寿ぐ」

「命を寿ぐ」「新年を寿ぐ」などが、「寿ぐ」を使った一般的な言い回しになります。

「寿ぐ」の使い方

「寿ぐ」を使った分かりやすい例としては、「娘の結婚を親戚一同で寿ぐ」「みんなで豊年を寿ぐ」「入社式で社長が新入社員へ向けて長文で寿ぐ」「息子が大学受験に合格したので家族みんなで寿ぎました」などがあります。

「寿ぐ」は喜びや祝いの言葉を述べることを意味する動詞です。動詞とは事物の動作、作用、状態、存在などを表す言葉のことを意味しています。

「寿ぐ」は新年、結婚、長寿、事業の達成などの人生で迎える大きなイベントを言葉で祝福する場合に使う言葉になります。

そのため、「結婚式のお祝いとしてプレゼントを寿ぐ」のように、物を贈る場合に「寿ぐ」を使うのは適切ではありません。祝いの言葉や手紙などの言葉によって相手をお祝いする場合にのみ使えると覚えておきましょう。

「寿ぐ」の類語

「寿ぐ」の類語・類義語としては、喜び祝うことを意味する「慶賀」、めでたいこととして喜び祝うことを意味する「祝賀」、うやうやしく祝うことを意味する「恭賀」、謹んでお祝いすることを意味する「奉祝」などがあります。

「言祝ぐ」の意味

「言祝ぐ」とは

「言祝ぐ」とは、喜びや祝いの言葉を述べることを意味しています。

「言祝ぐ」の読み方

「言祝ぐ」の読み方は「ことほぐ」です。誤って「げんしゅぐ」などと読まないようにしましょう。

「言祝ぐ」の使い方

「言祝ぐ」を使った分かりやすい例としては、「祖父の古希を言祝ぐ」「毎年私の家で新年を言祝ぐ会を開いている」「社長から営業成績1位について言祝いでもらったがこれほど嬉しいことはありません」などがあります。

「言祝ぐ」は喜びや祝いの言葉を述べることを意味する動詞です。また、「言祝ぐ」は新年、結婚、長寿、事業の達成などの人生で迎える大きなイベントを言葉で祝福する場合に使うのが特徴になります。

したがって、「創立10周年のお祝いとして腕時計を言祝ぐ」のように、物を贈る場合に「言祝ぐ」を使うのは適切ではありません。祝いの言葉や手紙などの言葉によって相手をお祝いする場合にのみ使えると覚えておきましょう。

また、「言祝ぐ」は昔の日本で使われていた言葉で、現代では「寿ぐ」のことを使う方が多いですが、「言祝ぐ」を使うのも間違えではありません。したがって、基本的に好きな方を使って問題ないと覚えておきましょう。

「言祝ぐ」の類語

「言祝ぐ」の類語・類義語としては、めでたい物事を喜ぶことを意味する「祝う」、めでたい事柄に対して喜びの気持ちを表すことを意味する「慶する」、祝いの言葉を言うことを意味する「賀する」などがあります。

「寿ぐ」の例文

1.息子が甲子園で優勝したので、寿ぐと共に盛大な手料理を振る舞いました。
2.今年度の大幅な業績アップにより、社長直々に寿いでいただきました。
3.新年を寿ぐために、友人の家に集まってみんなでパーティーをしました。
4.本日城の大広間で、新王誕生を寿ぐ晩餐会が行われる予定です。
5.会社の創立50周年を寿ぐために、本業務はお休みして飲み会を行っている。
6.娘たちがが3年ぶりに家に集まって妻と楽しそうに作った料理は家族みんなの健康と無事を祝う寿ぎの膳となった。
7.元旦の朝に外を眺めていると、ウグイスの鳴き声が聞こえた。まるで新年を寿ぐかのような、さわやかな音色により一層気分が良くなった。
8.息子が大学受験に合格したので家族みんなで寿ぐ予定だったが、息子は受験の疲れで体調を崩してしまったのでお祝いは延期となった。
9.昨年から母校の中学校の創立150周年を寿ぐべく、実行委員会が設置されたが、事もあろうに私はそこの委員に選ばれてしまったのだ。
10.地元の文化会館では春を寿ぐ宴と称してちょっとした句会が開かれていたので、私も飛び入りで参加してみました。

この言葉がよく使われる場面としては、喜びや祝いの言葉を述べることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「寿ぐ」はプラスのイメージで使われている言葉です。

「言祝ぐ」の例文

1.孫が高校に無事合格したので、手紙で言祝ぐことにしました。
2.娘がバイオリンのコンクールで優秀賞を取ったので、言祝ぐ会を開きました。
3.新郎新婦へ言祝ぐスピーチを終えると、会場は大いに盛り上がりました。
4.部活の顧問の先生に大学を伝えたら、言祝ぐ言葉をもらうことができました。
5.中学時代にお世話になった先生が定年退職すると聞いたので、言祝ぐ言葉を贈りました。
6.村の人たちはよそ者であった私たちの結婚を言祝いでくれたので、これ以上嬉しいことはありませんでした。
7.今日祖母を高級料理店に招いたのは、長寿を言祝ぐおめでたい会にしようと思ったからである。
8.平成から令和へ代替わりした日のニュースでは、国民からの言祝ぎの言葉が相次ぎました。
9.仏間にある祖父の写真を見ると、その写真も孫たちの大学合格を言祝ことほいでいるように見えた。
10.北の大地では長く続いた厳しい冬を越え、それを言祝ぐようにあらゆる生命が湧き立っていた。

この言葉がよく使われる場面としては、喜びや祝いの言葉を述べることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「言祝ぐ」はプラスのイメージで使われている言葉です。

「寿ぐ」と「言祝ぐ」はどちらも喜びや祝いの言葉を述べることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、現代で使われている表記が「寿ぐ」、古代で使われていた表記が「言祝ぐ」と覚えておきましょう。

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