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【センシティブ】と【デリケート】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「センシティブ」と「デリケート」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「センシティブ」と「デリケート」という言葉は、「敏感であること」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




センシティブとデリケートの違い

センシティブとデリケートの意味の違い

センシティブとデリケートの違いを分かりやすく言うと、センシティブは感覚的な部分を表現する時に使い、デリケートは物理的な部分も表現する時に使うという違いです。

センシティブとデリケートの使い方の違い

一つ目のセンシティブを使った分かりやすい例としては、「センシティブなものはSNSで簡単に目に触れないようになっている」「センシティブ情報が流出したら大問題だろう」「インセンシティブな発言をしないように心掛ける」などがあります。

二つ目のデリケートを使った分かりやすい例としては、「デリケートな問題であるため第三者が簡単に踏み込めない」「弟はデリケートな年ごろのためか何を言っても聞いてくれなかった」「彼女のデリケートさには他よりも気を遣っている」などがあります。

センシティブとデリケートの使い分け方

センシティブとデリケートはどちらも敏感な状態を表す言葉として使われていますが、ニュアンスが若干異なります。

センシティブは、感受性が高く繊細な人や神経質な人に対して使われるほか、取り扱いに細心の注意を必要とする物事に対しても使われている言葉で、精神面や内なる性質を表します。

一方のデリケートは、壊れたり傷つきやすい様子に対して使われるなど、物理的な外的要因に対しては脆い状態のものに使われていますが、身体面など見て取れる部分への影響が考慮される表現です。

つまり、センシティブとデリケートはどちらも人間の感情や性質が敏感ないし神経質であることを表します。ただし、デリケートは外的要因によって傷付けられることに弱いことも意味しますが、センシティブに脆いなどの意味合いはありません。

例えば、人間そのものに使う場合、「センシティブな人」であれば神経質な性質を指しますが、「デリケートな人」であれば身体的ないし体力的に弱い人を指します。

センシティブとデリケートの英語表記の違い

センシティブを英語にすると「sensitive」となり、例えば上記の「センシティブなもの」を英語にすると「sensitive things」となります。

一方、デリケートを英語にすると「delicate」となり、例えば上記の「デリケートな問題」を英語にすると「a sensitive issue」となります。

センシティブの意味

センシティブとは

センシティブとは、繊細で神経質な様子を意味しています。

その他にも、取り扱う際に注意しなければならない物事に対して使われています。

表現方法は「センシティブな内容」「センシティブな事情」「センシティブな作風」

「センシティブな内容」「センシティブな事情」「センシティブな作風」などが、センシティブを使った一般的な言い回しです。

センシティブの使い方

「センシティブな男と思われたくはない」「手術などの正確さが求められるものはセンシティブである必要があるだろう」「センシティブな作風に惹かれて過去作も読み漁った」などの文中で使われているセンシティブは、「繊細さや神経質」の意味で使われています。

一方、「この手の話題は彼女にはセンシティブだろう」「センシティブな内容が含まれているため閲覧者を選ぶ」「センシティブな事情をなぜ第三者が公言したのか」などの文中で使われているセンシティブは、「慎重さを必要とする様子」の意味で使われています。

センシティブは英語で「sensitive」と表記され、敏感、傷つきやすい、神経質な様子を表す言葉として使われています。基本的には人間の感情に関連する表現として使われますが、話題や問題などに対して使うことで要注意である様子を表すことができます。

SNSなどでは、センシティブな内容と判断された画像を表示する際、前もって警告されるようになりましたが、暴力表現やヘイト表現を含む画像などがこれに該当し、取り扱いに注意するものの意味でセンシティブという言葉が使われています。

センシティブの対義語

センシティブの対義語・反対語としては、鈍感で無神経な様子を意味する「インセンシティブ」があります。

センシティブの類語

センシティブの類語・類義語としては、刺激に対して過度な反応をしてしまうことを意味する「過敏」、感情に動かされやすい様子を意味する「エモーショナル」、細かいところまで気に掛ける性質を意味する「ナーバス」などがあります。

デリケートの意味

デリケートとは

デリケートとは、壊れたり傷つきやすい様子を意味しています。

その他にも、繊細な心の様子や、細心の注意を必要とする様子に対しても使われています。

表現方法は「デリケートな人」「デリケートな問題」「デリケートゾーン」

「デリケートな人」「デリケートな問題」「デリケートゾーン」などが、デリケートを使った一般的な言い回しです。

デリケートの使い方

「デリケートな肌は手入れが欠かせない」「デリケートタイプの子は静かな場所を好む気がする」「デリケートな性格でもストレスを常に感じるわけではないようだ」などの文中で使われているデリケートは、「壊れたり傷つきやすい様子」の意味で使われています。

一方、「デリケートな話題をむやみやたらに持ち出せない」「巻き込まれた問題があまりにもデリケートで誰にも話せない」などの文中で使われているデリケートは、「迂闊には取り扱えない微妙な様子」の意味で使われています。

デリケートは英語で「delicate」と表記され、優美や上品、繊細な状態を表す言葉として使われています。日本語では、優美ではなく繊細なものに対して使われることが多く、上記例文の「デリケートな肌」などが該当します。

「デリケートタイプ」の使い方

また、上記例文の「デリケートタイプ」とは、子どもの気質を区分したものの一つで、感受性が豊かであるものの引っ込み思案である子どもがこれに該当します。例えば、おもちゃを取られたとしても返してほしいと言えないなどの特徴があります。

デリケートの対義語

デリケートの対義語・反対語としては、物の作りが丈夫である様子を意味する「頑丈」があります。

デリケートの類語

デリケートの類語・類義語としては、感覚や感度の鋭いことを意味する「敏感」、感覚などが鋭いことを意味する「鋭敏」、感情や心配りなどの繊細さを意味する「デリカシー」、細かいところまで注意が行き届いて不足のないことを意味する「緻密」などがあります。

センシティブの例文と使い方

1.偶然見たドラマがセンシティブな演出だと思っていたら、もともと好きなドラマの演出家と同じだと知って最初から見ることを決めた。
2.先輩のインセンシティブさには困っており、友人もわざとだったら金輪際関わらないことを決めていたと言っていた。
3.他者のことを考えるときくらいはもう少しばかりセンシティブになる方がいいのだろうとは思っている。
4.センシティブ情報の取り扱いに関して、金融会社などはホームページに掲載されていることもある。
5.子どもは一時期センシティブな言葉ばかり使うこともあるようだが、その意味をちゃんと理解して己を恥じる時大人になったと思うだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、繊細で神経質な様子を意味する時などが挙げられます。

例文4や例文5のように、慎重さを必要とする物事に対しても使われています。

例文4の「センシティブ情報」とは、信条に関すること、社会的身分、過去の治療歴などの医療に関する個人情報や本籍地など、社会的差別の原因となりそうな情報を意味する言葉です。機微情報とも呼ばれています。

デリケートの例文と使い方

1.彼女はデリケートなところがあるので、掛ける言葉に気を付けなければならないと思っている。
2.自分の肌がデリケートだからか、着用する衣服も柔らかい素材のものが多くなってしまう。
3.衣料品の中でもデリケートなものはネットに入れて洗ったり、手でもみ洗いをするか、クリーニングに出す必要がある。
4.職場でデリケートな話題になった時は首を突っ込むことなく、できるだけ自然にその場を離れることにしている。
5.取引先との話し合いはデリケートな段階にまで漕ぎ付けることができたため、先輩も慎重に事を進めている。

この言葉がよく使われる場面としては、壊れたり傷つきやすい様子を意味する時などが挙げられます。

例文4や例文5のように、細心の注意を必要とする微妙な様子を表す場合にも使われています。

センシティブとデリケートは、どちらも「敏感であること」を表します。どちらを使うか迷った場合は、精神面や内面に対して使う場合は「センシティブ」を、身体的や表面的なものに対して使う場合は「デリケート」を使うと覚えておけば間違いありません。

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