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【心づもり】と【腹づもり】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「心づもり」(読み方:こころづもり)と「腹づもり」(読み方:はらづもり)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「心づもり」と「腹づもり」という言葉は、どちらも心の中で予め考えておくことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「心づもり」と「腹づもり」の違い

「心づもり」と「腹づもり」の意味の違い

「心づもり」と「腹づもり」の違いを分かりやすく言うと、「心づもり」よりも「腹づもり」の方がマイナスなイメージで使うことが多いという違いです。

「心づもり」と「腹づもり」の使い方の違い

一つ目の「心づもり」を使った分かりやすい例としては、「万一の場合の心づもりはしています」「私は彼と結婚する心づもりはあります」「いつ辞令が出てもいいように心づもりはしておきます」「100人来るだろうと心づもりをしている」などがあります。

二つ目の「腹づもり」を使った分かりやすい例としては、「今度の選挙についてあなたの腹づもりを教えて欲しいです」「将来は家業を継ぐ腹づもりです」「彼女にはちゃんと腹づもりがしてあった」などがあります。

「心づもり」と「腹づもり」の使い分け方

「心づもり」と「腹づもり」はどちらも心の中で予め考えておくことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「心づもり」よりも「腹づもり」の方がマイナスなイメージで使うこと多いという点です。

そのため、「腹づもり」を使う場合は、魂胆や策略といったニュアンスが含まれていることが多いと覚えておきましょう。

「心づもり」と「腹づもり」の英語表記の違い

「心づもり」を英語にすると「expectation」「anticipation」となり、例えば上記の「100人来るだろうと心づもりをしている」を英語にすると「We expectation that one hundred people will attend」となります。

一方、「腹づもり」を英語にすると「a ready plan」「an intention」となり、例えば上記の「彼女にはちゃんと腹づもりがしてあった」を英語にすると「She had a plan ready」となります。

「心づもり」の意味

「心づもり」とは

「心づもり」とは、心の中で予め考えておくことを意味しています。

「心づもり」の漢字表記

「心づもり」を漢字にすると、「心積もり」や「心積り」と表記することができます。

表現方法は「心づもりしておきます」「心づもりお願いします」

「心づもりしておきます」「心づもりお願いします」などが、「心づもり」を使った一般的な言い回しになります。

「心づもり」の使い方

「心づもり」を使った分かりやすい例としては、「不測の事態に備えて心づもりをしておきます」「彼女と結婚する心づもりはあるが相手がどうかは分かりません」「このプロジェクトは君に任せようと思っているので心づもりをしておいてくれ」などがあります。

「心づもり」は心の中で予め考えておくことや心中の予定のことを意味する名詞です。つまり、ああしよう、こうしようなどの予め心の中で決めていた結果や予測のことを指しています。

「心づもり」は自分と他人どちらに対しても使うことができます。例えば、「近々異動の辞令が出ると思うよ」と言われ際に「心づもりしておきます」と返事をすると、心の準備はできていますニュアンスになります。

また、相手に対して「心づもりお願いします」とすると、近いうちにそうなると思うので準備しておいてくださいというニュアンスになります。

「心づもり」はその他にも、人の最期に対しても使うことが可能です。例えば高齢で死期が近づいてる場合に心の準備や覚悟をお願いしますというニュアンスで、「心づもりをしておいてください」などを使います。

「心づもり」の敬語表現

「心づもり」自体は敬語表現ではありませんが、「心づもりしておきます」「心づもりをお願いいたします」などのように前後の文章を敬語表現することによって、ビジネスシーンでも使うことができる言葉です。

「心づもり」の類語

「心づもり」の類語・類義語としては、本当の気持ちのことを意味する「真意」、注意深く心を働かせて考えることを意味する「思慮」、心の中の計画のことを意味する「心算」、物事に対処する心の準備のことを意味する「心構え」などがあります。

「腹づもり」の意味

「腹づもり」とは

「腹づもり」とは、予め考えておく大体の予定や計画のことを意味しています。

「腹づもり」の漢字表記

「腹づもり」を漢字にすると、「腹積もり」「腹積り」と表記することができます。

表現方法は「腹づもりをする」「腹づもりを決める」

「腹づもりをする」「腹づもりを決める」などが、「腹づもり」を使った一般的な言い回しになります。

「腹づもり」の使い方

「腹づもり」を使った分かりやすい例としては、「取引先の腹づもりを探っておく必要がありそうだ」「彼女はどういう腹づもりなんだろうか」「この旅館は娘に任せる腹づもりです」「相手の腹づもりを知っておいた方がいいだろう」などがあります。

「腹づもり」は心の中で予め考えておくことや心中の予定のことを意味する名詞です。つまり、ああしよう、こうしようなどの予め心の中で決めていた結果や予測のことを指しています。

「腹づもり」はただ予め考えておく大体の予定や計画のことで使うのではなく、魂胆や策略などのマイナスなイメージを伴って使うのが特徴です。

例えば上記の「取引先の腹づもりを探っておく必要がありそうだ」「彼女はどういう腹づもりなんだろうか」などのように使う場合は、魂胆や下心というニュアンスを伴っています。

また、「この旅館は娘に任せる腹づもりです」のように、ただ単純に予定や計画のことを表現する場合にも使えると覚えておきましょう。

「腹づもり」の類語

「腹づもり」の類語・類義語としては、物事をしようとして考えを巡らすことを意味する「目論む」、心の中のことを意味する「腹の内」、心に持っている企みのことを意味する「魂胆」、 あらかじめ考えていた事柄のことを意味する「思惑」などがあります。

「心づもり」の例文

1.昼までには帰る心づもりだったが、結局夜までいることにしました。
2.いつ災害が起きても慌てないように、心づもりをしておくのはとても大切だと思います。
3.近々海外転勤の辞令が出ると思うので、心づもりしておいてくれと上司から言われました。
4.新キャプテンに任命される心づもりはあるが、中々声がかかりません。
5.今度の取締役会であなたを次期社長に推薦するつもりなので、心づもりをしておいてください。
6.万一の場合の心づもりはしていますが、できるだけリスクを減らすためにも予防策を講じたいと思います。
7.本来なら一次会まで参加の心づもりだったが、その場の雰囲気に流されて三次会まで行ってしまいました。
8.上司が次のリーダーは君に任せようと思っているので心づもりをしておいてくれなんて言われたら、私はプレッシャーで押しつぶされてしまうだろう。
9.彼は以前仕事を助けたことがあったので、きっと頼み事を引き受けてくれるという心づもりがあった。
10.今の部署は居心地がよくてずっといたいが、そろそろ異動の心づもりをしておいた方がよさそうだ。

この言葉がよく使われる場面としては、心の中で予め考えておくことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「心づもり」はビネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「腹づもり」の例文

1.最近身体の調子もあまり良くないので、社長の椅子は息子に任せる腹づもりです。
2.私は長年付き合った彼と結婚する腹づもりでいるが、相手はどうなんだろうか。
3.この件について、彼はどういう腹づもりなのだろうか。
4.彼女は何か腹づもりがあって、この場でああいう話をしているのだろう。
5.彼は簡単に承諾したが、私に貸しを作る腹づもりだったらしいです。
6.親切にしてくれる先輩が僕を左遷させようとしていると知ってショックを受けるとともに、どういう腹づもりなんだろうと疑問に思った。
7.彼は今後のその業界の動向を見据え、戦略的な投資を行う腹づもりがあるようだ。
8.父も名家の血筋にあやかりたいという腹づもりがあったから、私達の結婚を許してくれたのだろう。
9.その青年は長らく付き合っている彼女にプロポーズする腹づもりがあるが、まだタイミングを見計らっている。
10.我々は取引先の腹づもりを探っておく必要があったので、接待ゴルフをセッティングしました。

この言葉がよく使われる場面としては、予め考えておく大体の予定や計画のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「腹づもり」は魂胆や策略などのややマイナスなイメージを伴うこともある言葉です。

「心づもり」と「腹づもり」はどちらも心の中で予め考えておくことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「心づもり」よりも「腹づもり」の方がマイナスのイメージで使うことが多いと覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
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