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【不言実行】と【有言実行】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「不言実行」(読み方:ふげんじっこう)と「有言実行」(読み方:ゆうげんじっこう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「不言実行」と「有言実行」という言葉は、どちらも「実際に行うこと」を意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




不言実行と有言実行の違い

不言実行と有言実行の意味の違い

不言実行と有言実行の違いを分かりやすく言うと、不言実行とは黙って実行すること、有言実行とは発言したことを実行することという違いです。

不言実行と有言実行の使い方の違い

一つ目の不言実行を使った分かりやすい例としては、「私のモットーは不言実行です」「黙って成果を出す不言実行がかっこい」「不言実行をやり続けたらカッコいいと思いませんか」「新年の抱負は不言実行にします」などがあります。

二つ目の有言実行を使った分かりやすい例としては、「彼は有言実行の人なので信頼されています」「みんなの前で宣言し有言実行を果たすつもりだ」「父は有言実行を非常に重んじています」「有言実行で英語のラジオ講座を続けています」などがあります。

不言実行と有言実行の使い分け方

不言実行と有言実行という言葉は、どちらも実際に行うことを表すプラスイメージの言葉ですが、意味や使い方には違いがあります。

不言実行とは、目標やなすべきことを言葉にせずに、黙って行動に移すことを意味します。軽々しく口に出さず、謙虚にひたすら実行することが重要であると説いた四字熟語です。

有言実行とは、不言実行から作られた言葉であり、言ったことは必ず実行すること、格別に言いたてて事を行なうことを意味する四字熟語です。歴史の浅い言葉ですが、欧米的な考え方が定着し、今では不言実行よりも使用されることが多くなっています。

つまり、不言実行と有言実行の違いは、口に出すかどうかにあります。不言実行は口に出さずに実行すること、有言実行は口に出して実行することであり、二つの言葉は相反する関係にあるのです。

不言実行と有言実行の英語表記の違い

不言実行を英語にすると「action before words」「work before talk」となり、例えば上記の「私のモットーは不言実行です」を英語にすると「my motto is work before talk」となります。

一方、有言実行を英語にすると「act on one’s words」「carry out one’s word」「walk the talk」となり、例えば上記の「有言実行の人」を英語にすると「a person of walk the talk」となります。

不言実行の意味

不言実行とは

不言実行とは、あれこれ言わず、黙ってなすべきことを実行することを意味しています。

不言実行の読み方

不言実行の読み方は「ふげんじっこう」です。誤って「ふごんじっこう」「ぶげんじっこう」などと読まないようにしましょう。

不言実行の使い方

不言実行を使った分かりやすい例としては、「母はおとなしい性格で、不言実行な人です」「英語圏にも不言実行という概念はあるのだろうか」「不言実行と有言実行のどちらが好きですか」などがあります。

その他にも、「有言実行ではなく不言実行が私の信条です」「黙って成果を出す不言実行ってかっこいいよね」「不言実行あてになる人間になりたい」「習字で不言実行と書きました」「あれこれ言わずに不言実行する」などがあります。

不言実行とは、あれこれと理屈を述べず、なすべきことを黙って実行することを意味します。「不言」は口に出して言わないこと、「実行」は実際に行うことを意味し、不言実行は二つの熟語に由来する四字熟語です。

不言実行の考え方は古くからあり、論語の里仁篇にある「訥言敏行」は口数は少なく行動はすばやいことを意味し、不言実行とほぼ同義の言葉として考えられています。

不言実行の対義語

不言実行の対義語・反対語としては、言ったことは必ず実行することを意味する「有言実行」、口先からの出まかせばかりで実行が伴わないことを意味する「有口無行」などがあります。

不言実行の類語

不言実行の類語・類義語としては、人格者は口は重くても行動は敏速であるべきだということを意味する「訥言敏行」(読み方:とつげんびんこう)などがあります。

有言実行の意味

有言実行とは

有言実行とは、口にしたことは、何が何でも成し遂げるということを意味しています。

表現方法は「有言実行を果たす」「有言実行する人」「有言実行ができない」

「有言実行を果たす」「有言実行する人」「有言実行ができない」などが、有言実行を使った一般的な言い回しです。

有言実行の使い方

有言実行を使った分かりやすい例としては、「私の座右の銘は有言実行です」「有言実行できない人もいます」「当たり前のことを当たり前に有言実行する」「有言実行で英語留学の夢を果たしました」などがあります。

その他にも、「有言実行はビジネスマンの大事な要素です」「有言実行で時間の使い方を工夫しています」「有言実行と不言実行はどっちが良いのだろう」「父は言ったことは必ずやり通す有言実行の人です」などがあります。

有言実行とは、言ったことは必ず実行すること、宣言したからには必ず成し遂げることを意味する四字熟語です。前述した「不言実行」をもじって作られた言葉ですが、現代においてはポピュラーな表現になっています。

有言実行と言行一致の違い

有言実行と似た四字熟語には、言行一致があります。有言実行と言行一致の違いは、有言実行は発言を行動に移すプロセスを表し、言行一致は結果として発言と行動が同じになることを表す点にあります。

有言実行の対義語

有言実行の対義語・反対語としては、文句や理屈を言わずに黙ってなすべきことを実行することを意味する「不言実行」、口に出さずに実際に行動に移すことを意味する「訥言実行」(読み方:とつげんじっこう)、口で言うことと行動とに矛盾があることを意味する「言行不一致」などがあります。

有言実行の類語

有言実行の類語・類義語としては、口で言うことと行動とに矛盾がないことを意味する「言行一致」、計画などを実行に移す力を意味する「実行力」などがあります。

不言実行の例文

1.文句を言わずに黙って行動する不言実行、それが一番かっこいいと思います。
2.自分の性格はどちらかというと、有言実行ではなく不言実行タイプです。
3.本校は、自主性と実行力を備えた不言実行・あてになる人間の育成に力を入れております。
4.寡黙な不言実行タイプの男性は、残念ながら恋愛には向いていません。
5.座右の銘である不言実行という四字熟語を、今年の書き初めの言葉に選びました。

この言葉がよく使われる場面としては、黙ってすべきことを実行することを表現したい時などが挙げられます。

例文3や例文4にあるように、不言実行という言葉は、建学の精神や座右の銘あるいは社訓などにされている四字熟語です。

有言実行の例文

1.有言実行する人の特徴として、計画性があって行動力があることが挙げられます。
2.生来の怠け者である私ですが、いつからか有言実行ができるようになっていました。
3.何事も有言実行を果たすことができたら、周囲から大いに信頼されるでしょう。
4.一昔前まで有言実行という言葉はなかったと思うが、いったい誰の言葉なのだろうか。
5.有言実行させようと、夏休み中に苦手な英語を克服することを家族に宣言しました。

この言葉がよく使われる場面としては、言ったことは必ず実行することを表現したい時などが挙げられます。

例文1から例文3にあるように、有言実行という言葉は、口に出したことを責任を持って成し遂げる姿勢を表しプラスイメージを伴います。

不言実行と有言実行という言葉は、どちらも「実行すること」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、黙って実行することを表現したい時は「不言実行」を、発言したことを実行することを表現したい時は「有言実行」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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