【モットー】と【座右の銘】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「モットー」と「座右の銘」(読み方:ざゆうのめい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「モットー」と「座右の銘」という言葉は、どちらも目標として掲げるような意味を持つ共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



モットーと座右の銘の違い

モットーと座右の銘の意味の違い

モットーと座右の銘の違いを分かりやすく言うと、モットーは自分自身で決めた言葉であり、座右の銘とは感銘を受けた他人の言葉であるという違いです。しかし、この二つの言葉はほとんど同じ意味を持つものです。

辞書で調べてみても、モットーの説明に「座右の銘」、座右の銘の説明に「モットー」と載っていることが多くあります。どうしても使い分けたい場面以外では、同じ意味を持つものであると考えて問題ありません。

モットーと座右の銘の使い分け方

モットーというのは、普段行動する上で、そのようにしようと自分が心掛けていることを言います。または普段から特別に意識をしていることなどを指してモットーとします。

対する座右の銘というのも、モットーと同じように普段から意識している言葉のことを指します。常に自分の心に置いておき、戒めや励ましとする言葉のことです。座右の銘は、額に入れて部屋に掲げてあるようなイメージのものです。

この二つの言葉は、ほとんど同じ意味を持つものですが、あえて違いを考えるとすると、モットーというのは、自分自身で決めた信念、目標のようなものであり、自分の言葉で良いものです。

偉人の言葉であったり、誰もが知っているようなことわざや四字熟語でなくても構わないものであると考えます。例えば「人と話す時は、相手の目を見て話しを聞くようにする」「1日1回は誰かの手助けをする」などというのが、その人のモットーです。

一方で、座右の銘というのは、感銘を受けた言葉のことであり、ことわざや四字熟語であることが多いです。故事成語などの場合もあります。例えば「初心貫徹を座右の銘としています」などのように使われます。

場合によっては、モットーも座右の銘と同じように、自分の言葉ではなく有名なことわざや四字熟語などである場合もあります。しかし、座右の銘が自分で考えた言葉であることはあまりありません。

モットーの意味

モットーとは

モットーとは、普段行動する上で、そのようにしようと自分が心掛けていることであり、自分なりの目標の事を意味しています。モットーは誰かの名言や、ことわざ、四字熟語などでなくても問題ありません。

モットーというのは、自分で考えて決められるものであり、格言であったり、有名な言葉でなくても良いものです。例えば「私は常に笑顔でいることをモットーにしています」などでも問題ありません。

モットーの語源

モットーは何語なのか。英語で「Motto」と書きます。元々はイタリア語で「声」「発声」という意味を持つ言葉です。そこから転じて、声に出して言うこと、声明などの意味を持つようになりました。

モットーの類義語は目標やスローガン

大きなことでなくても、心掛けていることであればモットーとすることが出来ます。モットーは、標語、目標、スローガンなどとも似ている言葉です。そのため、目標という意味を持って、職業や店舗によって、モットーを決めているところもあります。

モットーの使い方

職業や店舗などで使用される際には「いついかなる時も公正でいることが裁判官もモットーである」「元気な挨拶を忘れないことがこの店のモットーだ」などのように使われます。

生きる上で掲げている目標となる文言、誰にでもわかりやすい短い文言などをモットーと呼ぶのだと覚えておくようにしましょう。

座右の銘の意味

座右の銘とは

座右の銘とは、常に自分の心に置いておき、戒めや励ましとする言葉のことであり、感銘を受けた言葉のことを意味しています。

座右の銘というのは、社長室などで額に入れて掲げてあるようなイメージのものです。座右の銘の「座右」という言葉は、身の回り、身近なところ、という意味があります。

座右の銘の由来

元々、座右の銘という言葉は「いつも自分の座る場所のすぐそばに書き記しておいて、戒めとする文句」という意味を持っていました。座右というのは、座っている右側を指します。

つまり、座右は、座って右側に書き記すという意味で、右利きの人のための言葉です。座右とまったく同じ意味で、座左という言葉もあります。これは座って左側に書き記すという意味であり、左利きの人のための言葉です。

座左の銘という風にも使うことが出来ますが、現在ではあまり聞かれることはありません。座右の銘というのは、誰かが残した有名な言葉を自分自身の目標としている場合が多くあります。格言やことわざ、四字熟語などから選ばれることが多いものです。

座右の銘の例は「継続は力なり」「初心忘るべからず」

例えば「継続は力なり」や「初心忘るべからず」「人事を尽くして天命を待つ」などが座右の銘として挙がりやすいものです。

座右の銘の類語

座右の名の類語・類義語としては、固く信じて守っていることを意味する「信条」、物事を進めるうえでの基本的な方針を意味する「指針」などがあります。

また、上記のモットー、目標、スローガンも座右の銘の類語となります。

モットーの例文

1.すまないが、どんな時でもレディーファーストが僕のモットーでね。
2.私は、なるべく後悔をしないような選択をすることをモットーにしています。
3.何事に対しても、真心を込めて対応すること、それがホテルマンのモットーである。
4.新しい出会いがあった時、必ずその人の良いところを見つけるのが私のモットーです。
5.締め切り厳守が我が社のモットーです。

この言葉がよく使われる場面としては、自分自身の目標について、自分の言葉で宣言する時などが挙げられます。または、人生の指針として、自分の心の中に常に置いている言葉について表現する際にも使われます。

モットーとは、自分の言葉で考えて良いものであり、偉人の言葉や格言などである必要はありません。また、大それた目標ではなく、小さな指針のようなものでもモットーであると言えます。

例文3や5のように、職業柄持っている意識や、会社全体としての目標をモットーと呼ぶこともあります。モットーとは、誰にでもわかりやすいスローガンのようなものであると覚えておくようにしましょう。

座右の銘の例文

1.我が社の社長室には「常に挑戦あるのみ」という座右の銘が掲げられている。
2.私の座右の銘は「有言実行」です。
3.「食は医なり」という言葉を座右の銘として、日々、食べるものには気を使っている。
4.先輩に「君の座右の銘は?」と聞かれて「時は金なりです」と、咄嗟に頭に浮かんだことを言ってしまった。
5.「罪を憎んで人を憎まず」という座右の銘を思い起こし、怒りをグッと抑えた。

この言葉がよく使われる場面としては、自分自身の心を戒めたり、励ましたりしてくれる言葉について語る時などが挙げられます。座右の銘というのは、有名な言葉であることが多く、時には人と被ってしまうこともあります。

座右の銘は、モットーとほぼ同じ意味を持つものですが、モットーと違う点は、そのほとんどが、偉人の言葉であったり、格言やことわざ、四字熟語のようなものであるという点です。

モットーは自分の心の内側に置いておいたり、目標を宣言する際に用いられますが、座右の銘は、時には額縁に入れられて部屋などに掲げられることもあるものです。

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