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【スタンス】と【スタイル】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「スタンス」と「スタイル」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「スタンス」と「スタイル」という言葉は、「態度や姿勢」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




スタンスとスタイルの違い

スタンスとスタイルの意味の違い

スタンスとスタイルの違いを分かりやすく言うと、スタンスは関わる対象を必要とする時に使い、スタイルは関わる対象を必要としない時に使うという違いです。

スタンスとスタイルの使い方の違い

一つ目のスタンスを使った分かりやすい例としては、「私たちのスタンスが揺らぐことはない」「仕事に対するスタンスを見習いたい」「SNSで活動して仕事を増やすというスタンスは今では珍しくないだろう」などがあります。

二つ目のスタイルを使った分かりやすい例としては、「ヘアスタイルをここ何年も変えていない」「自由なスタイルで表現していい点が面白い」「彼女の食事スタイルは米国人をイメージさせるようなものだった」などがあります。

スタンスとスタイルの使い分け方

スタンスとスタイルはどちらも態度や姿勢を意味する言葉ですが、意味合いが若干異なります。

スタンスは、もともと足の位置を表す言葉で、姿勢や態度も表します。単なる立ち位置ではなく、物事に対する態度や立場も意味するようになります。

一方のスタイルは、作られたルールなどに則った表現形式や考え方、そして体付き、服装や頭髪などの見た目を指す場合に使われる言葉です。

つまり、スタンスは何か対象への関わり方や態度を必要としますが、スタイルは個人のやり方や考え方を表すため必ずしも対象を必要としないという違いがあります。

スタンスとスタイルの英語表記の違い

スタンスを英語にすると「stance」となり、例えば上記の「私たちのスタンス」を英語にすると「our stance」となります。

一方、スタイルを英語にすると「style」となり、例えば上記の「ヘアスタイル」を英語にすると「hair style」となります。

スタンスの意味

スタンスとは

スタンスとは、立場や態度を意味しています。

その他にも、野球やテニスなどのスポーツで球を打つ際の両足の位置を意味する言葉として使われています。

表現方法は「スタンスを取る」「スタンスを崩さない」「自分のスタンス」

「スタンスを取る」「スタンスを崩さない」「自分のスタンス」などが、スタンスを使った一般的な言い回しです。

スタンスの使い方

「彼女のスタンスは自分とは異なるが参考になる」「その団体のスタンスとしては雨天でもイベントは続けたいのだろう」「両親の学校行事に対するスタンスは分かりやすかった」などの文中で使われているスタンスは、「立場」の意味で使われています。

一方、「グーフィースタンスに慣れている場合そのためのスノーボードを購入するべきだ」「オープンスタンスも使われない時がある」「レギュラースタンスの方が違和感がない」などの文中で使われているスタンスは、「両足の位置」の意味で使われています。

スタンスは英語で「stance」と表記され、足の位置、姿勢や態度を意味する言葉として使われています。日本語でも同じように使われていますが、足の位置を意味する際は野球やゴルフ、テニスなどのスポーツ用語として使われることがほとんどです。

「グーフィースタンス」の意味

上記例文の「グーフィースタンス」とは、右足を前にした状態で板の上に立つことを意味する言葉で、サーフィン、スノーボードやスケートボードで使われています。「レギュラースタンス」がこの言葉の対義語に当たります。

スタンスの語源

もとは立つことを意味する「stand」が語源となっており、これが派生して立ち位置を表すようになり、次第に物事との距離感や物事への関わり方を意味する言葉として使われるようになります。

スタンスの類語

スタンスの類語・類義語としては、心構えや身構えを意味する「態度」、物事を考察する時に判断の根拠となる立場を意味する「観点」、物事に対応するための心の準備を意味する「姿勢」、心の用意を意味する「腹積もり」などがあります。

スタイルの意味

スタイルとは

スタイルとは、全体的な形や様式を意味しています。

その他にも、やり方、考え方や姿勢、人の格好や身なりを意味する言葉として使われています。

表現方法は「スタイルをよく見せる」「スタイルがいい」「ライフスタイル」

「スタイルをよく見せる」「スタイルがいい」「ライフスタイル」などが、スタイルを使った一般的な言い回しです。

スタイルの使い方

「古いスタイルに固執していると後で痛い目を見る」「もし家を買ったら北欧スタイルのインテリアで揃えたい」「文章を書く際のスタイルにこだわりはない」などの文中で使われているスタイルは、「様式や形式」の意味で使われています。

一方、「彼のライフスタイルは常人には真似できそうにない」「好きな女優のスタイルに憧れている」「父のヘアスタイルが私は気に入らない」などの文中で使われているスタイルは、「格好や考え方」の意味で使われています。

スタイルは英語で「style」と表記され、様式ややり方、文体を意味する言葉ですが、日本語でも同じように使われています。文字の形や影の付き方などもスタイルと呼ばれています。

徐々に物だけでなく、上記例文の生活様式を意味する「ライフスタイル」や、髪型を意味する「ヘアスタイル」など、生活方法や身なりにも使われるようになりました。

スタイルの類語

スタイルの類語・類義語としては、骨組みや肉付きなど目で見える身体の形を意味する「体格」、からだの構えを意味する「体勢」、物事のやり方を意味する「流儀」、手本や標準となるものを意味する「モデル」などがあります。

スタンスの例文

1.基本的に人とは関わらないというスタンスの人間とは上手くやっていける気がしない。
2.母は、兄弟で喧嘩をしたとしてもどちらが悪いか、話を聞いてから判断するスタンスである。
3.子育てをしながら仕事をするスタンスは体力的にも心配だったが、隙間時間に仕事をすることを許されているため続いている。
4.野球の指導ではスタンスの種類をいくつか教えてもらうのだろうか。
5.状況が常に変わっていくテニスでは、スタンスも都度使い分ける必要がある。
6.定年後に無理のない範囲で働くスタンスでいたが、職場は人手不足で私のような初老の人間にもかなりの負荷がかかっている。
7.我々は、社会的責任を果たすために、環境保護に対する積極的なスタンスを取り、リサイクルやエコフレンドリーな製品の開発に取り組んでいます。
8.弊社では、グローバルマインドに基づくスタンスを持ち、海外市場の開拓や多言語対応に力を入れています。
9.私達は、創業当時からのスタンスを大切にし、伝統的な製造技術や職人技を活かしながら、現代の技術と融合させた製品開発を進めています。
10.両親の学校行事参加に対するスタンスは至ってシンプルで、やりたくなければやらないというものであった。

この言葉がよく使われる場面としては、立場や態度を意味する時などが挙げられます。

例文4や例文5のスタンスのように、足の位置や立ち位置を意味する言葉としても使われています。

スタイルの例文

1.近未来的なスタイルで装飾されていた宿泊施設にはSF本などの書籍も多く置いてあり、誰でも読めるようになっていた。
2.イタリアとイギリスのスーツはスタイルが異なり、日本で定番なのはブリティッシュスタイルのものらしい。
3.独自のスタイルを見出してから勉強に身が入るようになったと言っていたはずなのに、ゲームばかりしているように見える。
4.同じ男性から見ても友人のスタイルは羨ましいと思えるほどで、もちろん女性からも人気を集めていた。
5.会うたびにヘアスタイルが変わっており、すぐに分かる時もあればインナーカラーだけの変化で最初は分からないこともあった。
6.彼は失礼ながら顔は普通だと思うが、立ち姿が美しく全身を見たときにスタイルがいいので密かに憧れている。
7.彼女のファッションスタイルは、大人っぽく洗練されたもので、周りからも注目されていた。
8.この監督作品の映像スタイルは、シーンの合間に美しい景色を多用して、視聴者に一種の感動を与えていた。
9.二人は同じゲームをしているのに、これほどまでにプレイスタイルが違うものなのかと感心しました。
10.彼は過労で倒れてからは仕事中心のライフスタイルを改めて、家族との時間を大切にすることにしました。

この言葉がよく使われる場面としては、全体的な形や様式を意味する時などが挙げられます。

例文3のスタイルは考え方や方法を意味し、例文4と例文5のスタイルは身なりや格好を意味するなど、様々な使い方があります。

スタンスとスタイルは、どちらも「態度や姿勢」を表します。どちらを使うか迷った場合は、関わる対象を必要とする場合は「スタンス」を、関わる対象を必要としない場合は「スタイル」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
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