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【視聴】と【試聴】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「しちょう」という読み方の「視聴」と「試聴」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「視聴」と「試聴」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




視聴と試聴の違い

視聴と試聴の意味の違い

視聴と試聴の違いを分かりやすく言うと、視聴とは見ることと聞くことを意味し、試聴とは試しに聞くことを意味するという違いです。

視聴と試聴の使い方の違い

一つ目の視聴を使った分かりやすい例としては、「テレビ視聴者の数は減少傾向にあります」「ドラマの視聴率ランキングをチェックする」「サッカー中継の世帯視聴率は過去最高となりました」「アクセスが集中して視聴制限がかかる」などがあります。

二つ目の試聴を使った分かりやすい例としては、「試聴室は本館の右奥にございます」「試聴したい楽曲を選択を選択してください」「YouTubeに試聴動画を公開しました」「K-POP専用の試聴サイトを探しています」などがあります。

視聴と試聴の使い分け方

視聴と試聴という言葉は、どちらも「しちょう」と読み、聞くという行為を表しますが、意味や使い方には違いがあります。

視聴とは、見ることと聴くことの二つの動作を指す言葉です。上記の例文にある「視聴者」とは、テレビの放送番組を見たり聞いたりしている人のことです。耳で楽しむラジオに関しても「視聴者」が使用されることがありますが、厳密には「聴取者」または「リスナー」と言います。

試聴とは、音楽や音源などを試しに聞くことを意味します。音楽を購入する前や、放送番組などの音源を一般公開する前に、試しに聴いてみることを指す言葉です。映像を伴うプロモーションビデオなどは見る行為も含まれますが、「試聴」という言葉が使用されているのが実態です。

つまり、試聴とは見たり聞いたりすることを表し、試聴とは音楽などを試しに聴くことを表現する言葉です。視聴と試聴という言葉は、意味が全く異なる同音異義語のため、互いに置き換えて使うことは出来ません。

視聴と試聴の英語表記の違い

視聴を英語にすると「looking and listening」「viewing」「attention」となり、例えば上記の「テレビ視聴者」を英語にすると「television viewers」となります。

一方、試聴を英語にすると「audition」「trial listening」となり、例えば上記の「試聴室」を英語にすると「an audition room」となります。

視聴の意味

視聴とは

視聴とは、見ることと聴くことを意味しています。

その他にも、「注意や関心」の意味も持っています。

視聴の読み方

視聴の読み方には二通りあり、「しちょう」の他に「してい」がありますが、一般的には「しちょう」と読まれています。

表現方法は「視聴する」「ご視聴ありがとうございました」

「視聴する」「ご視聴ありがとうございました」などが、視聴を使った一般的な言い回しです。

視聴の使い方

「ワールドカップ日本戦の視聴率は高くなるだろう」「英語のテレビ講座を視聴する」「次の授業は視聴覚室で行います」「バラエティ番組の視聴率速報が気になる」「一部の映画館にて先行視聴会を開催します」などの文中で使われている視聴は、「見ることと聴くこと」の意味で使われています。

一方、「いかに消費者の視聴を引くかがビジネスの肝だ」「スポーツにほとんど視聴がないようだ」「人々の視聴を引くキャッチコピーを考える」などの文中で使われている視聴は、「注意や関心」の意味で使われています。

視聴とは、見ることと聞くことを意味します。目でものを見ることと、耳で音を聴くことを合わせて表現した言葉です。視聴の漢字を入れ替えて「聴視」とも言います。また、「注意や関心」という意味も持ち、「試聴を引く」「試聴を集める」のように使われています。

「視聴率」の意味

視聴を用いた日本語には「視聴率」があります。「視聴率」とは、あるテレビ番組を視聴している人が全体に占める比率の推測値のことです。ラジオの場合は「聴取率」と言います。放送番組の人気度や、CM効果を測定する尺度として利用されています。

視聴の類語

視聴の類語・類義語としては、聞いたり見たりすることを意味する「聴視」、聞くことと見ることや多くの人々の注意を意味する「耳目」、精神や力を一つの事に集中することを意味する「傾注」、注意や留意を意味する「アテンション」などがあります。

試聴の意味

試聴とは

試聴とは、音楽や放送番組などを一般に公開する前、またはレコードなどを購入する前に、試しに聴くことを意味しています。

試聴の使い方

試聴を使った分かりやすい例としては、「試聴機の貸し出しサービスを始めました」「試聴室での飲食は固くお断りいたします」「無料で好きなだけ試聴できます」「流行りのアニメの曲を試聴してみよう」などがあります。

その他にも、「この音源試聴サイトはおすすめです」「アルバムの試聴動画を公開しました」「ワールドカップの公式テーマソングを試聴する」「補聴器を無料で試聴できます」「英語教材のCDを試聴してみた」などがあります。

試聴とは、文字通り「試しに聞くこと」であり、CDやレコードを購入する前や、放送番組を一般公開する前などに試しに聞くことを意味します。日本音楽著作権協会JASRACでは、「再生時間が45秒以内のストリーム形式によるもの」など試聴について厳しく定義しています。

「試聴室」の意味

上記の例文にある「試聴室」とは、音楽を聴く環境を整え、高い遮音性能を施すなど理想的な試聴環境を実現した部屋のことです。

試聴の類語

試聴の類語・類義語としては、食品や料理の味をみるため試しに食べることを意味する「試食」、味見をするなどの目的で試しに飲むことを意味する「試飲」、自分のからだに合うかどうか試みに着てみることを意味する「試着」などがあります。

視聴の例文

1.ネットの動画をテレビ画面で視聴する方法など、便利な使い方を教えてもらいました。
2.オリンピアンの貴重なお話を拝聴できる良い機会ですので、ぜひご視聴ください。
3.最近は新曲を視聴コーナーで聞くだけで、購入する客はとても少ないです。
4.テレビアンテナなしでテレビを視聴する方法には、ケーブルテレビやスマホのテレビアプリなどがあります。
5.Webログの分析によると、カーボンニュートラルというキーワードが世間の視聴を集めているようだ。
6.テレビ番組をリアルタイムではなく配信サービスなどで見る人が増え、視聴率は以前ほど重視されなくなっている。
7.よく視聴率より視聴質をなどと評論家が言っているが、それでテレビ業界が復活するとは到底思えない。
8.私はオンラインのビジネス会議の録画を視聴して、議論の進行のやり方のポイントを把握しました。
9.夜のテレビニュースを視聴していると、ガタガタという揺れとともに緊急地震速報のチャイムが鳴り響きました。
10.最後まで動画をご視聴いただき、ありがとうございました。もし気に入っていただけましたらチャンネル登録をお願いします。

この言葉がよく使われる場面としては、見ることと聞くこと、注目や関心を表現したい時などが挙げられます。

例文1から例文4の視聴は、「見ることと聞くこと」の意味で用いられ、例文5の視聴は「注目や関心」の意味で用いられています。

試聴の例文

1.このボタンをクリックすると、音楽の冒頭30秒を無料で試聴することができます。
2.邦楽だけでなく洋楽も、制限なしで無料で聴ける音楽試聴サイトはありませんか。
3.ニューシングルの試聴動画を、近日中にYouTubeにて公開する予定です。
4.話題のアンプとスピーカーの実力を、試聴会にて是非ご体感ください。
5.今なら最新補聴器が2週間無料で試聴できます。お気軽にお問い合わせください。
6.ネットで買うのもいいが実際に実物を試聴してみたいと思い、オーディオ専門の家電店に足を運ぶことにした。
7.その歌手の限定版CDには特典として、未発表曲の試聴ができるパスワードが付属しています。
8.オーディオマニアは、試聴会に参加して様々なブランドのスピーカーシステムを比較し、自分に最適な音質を追求している。
9.音楽制作の現場では、デモ音源を試聴してアーティストやプロデューサーが意見交換し、曲の改善を図っている。
10.その俳優は映画で使われる音楽を試聴することで、映画の世界観やエモーションを予め感じ取って役作りに活かしている。

この言葉がよく使われる場面としては、試しに聞くことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、試聴という言葉は、試しに聴くという行為を指す言葉です。音楽やオーディオ、補聴器に対して使用されています。

視聴と試聴という言葉は、「しちょう」と読む同音異義語です。どちらの言葉を使うか迷った場合、見ることと聞くことを表現したい時は「視聴」を、試しに聞くことを表現したい時は「試聴」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
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