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【気にかける】と【心配する】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「気にかける」(読み方:きにかける)と「心配する」(読み方:しんぱいする)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「気にかける」と「心配する」という言葉は、どちらもこれからのことを考えて気を遣うことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「気にかける」と「心配する」の違い

「気にかける」と「心配する」の意味の違い

「気にかける」と「心配する」の違いを分かりやすく言うと、「気にかける」は不安になるというニュアンスがない、「心配する」は不安になるというニュアンスがあるという違いです。

「気にかける」と「心配する」の使い方の違い

一つ目の「気にかける」を使った分かりやすい例としては、「上司はいつも私のことを気にかけてくれるのでとても優しいと思う」「会社の将来を気にかける」「あなたは学費のことを気にかける必要ないのよ」などがあります。

二つ目の「心配する」を使った分かりやすい例としては、「息子が不登校なので将来を心配する」「友人が過労で倒れたと聞いて心配する」「私のことを心配する必要はありません」「彼女は夫の心配をする」などがあります。

「気にかける」と「心配する」の使い分け方

「気にかける」と「心配する」はどちらもこれからのことを考えて気を遣うことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「気にかける」は不安になるというニュアンスがないのに対して、「心配する」は不安になるというニュアンスがあるという点です。

例えば、「友人のことを気にかける」とした場合、病気であるとか、事故に遭わないか心配しているという不安になっているというニュアンスはなく、ただ単純にどうしているんだろうと気にしている様子を表しています。

一方、「友人のこと心配する」とした場合、病気にならないか、事故に遭わないかなどの不安になる様子を表しているといのが違いです。

「気にかける」と「心配する」の英語表記の違い

「気にかける」も「心配する」も英語にすると「care」「worry」「anxious」となり、例えば上記の「彼女は夫の心配をする」を英語にすると「She is anxious about her husband’s safety」となります。

「気にかける」の意味

「気にかける」とは

「気にかける」とは、心に留めて考えることを意味しています。

「気にかける」の漢字表記

「気にかける」を漢字にすると、「気に掛ける」と表記することができます。

「気にかける」の使い方

「気にかける」を使った分かりやすい例としては、「この資料の印刷代を気にかける」「日本の将来よりも自分の生活を気にかける」「あんな奴の言うことなんて気にかける必要ないよ」「彼女の将来を気にかける」などがあります。

「気にかける」は心に留めて考えることを意味する慣用句です。慣用句とは二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表す言葉のことを指しています。

「気にかける」は人と物のどちらに対しても使えるというのが特徴です。

例えば、「彼女のことを気にかける」「彼は私のことを気にかけてくれているらしい」などのように、自分が第三者に対して関心を寄せたり、誰かが自分に関心を寄せたりなどする場合は人に対しての使い方になります。

一方、「会社の将来を気にかける」「学費を気にかける必要ありません」などのように使う場合は、物に対しての使い方になります。

「気にかける」は「お気にかけてくださる」「お気にかけていただく」などのように敬語表現にすることによって、ビジネスシーンにおいて目上の人に対しても使うことができると覚えておきましょう。

「気にかける」の類語

「気にかける」の類語・類義語としては、配慮することを意味する「気を配る」、心を配ることを意味する「配慮する」、ある物事に心をとどめて気をつけることを意味する「留意する」などがあります。

「心配する」の意味

「心配する」とは

「心配する」とは、物事の先行きなどを気にして心を悩ますことを意味しています。

「心配する」の使い方

「心配する」を使った分かりやすい例としては、「私なら大丈夫なので何も心配することはありません」「彼が足を怪我したと聞いたので心配する」「娘が入院すると聞いたのでとても心配している」「私は元気なので心配する必要はないよ」などがあります。

「心配する」は物事の先行きなどを気にして心を悩ますことを意味する「心配」に、ある動作や行為を行うことを意味する「する」が合わさった動詞です。

「心配する」は現在どうなっているのか、これからどうなるのかと気にする場合に使い、その気にする事柄の範囲はとても広いです。特に、悪いことが起こらないかという不安という様子を表わす場合によく使われています。

「心配する」の対義語

「心配する」の対義語・反対語としては、気にかかることがなく心が落ち着いていることを意味する「安心する」などがあります。

「心配する」の類語

「心配する」の類語・類義語としては、気がかりで落ち着かないことを意味する「不安になる」、どうなるかと不安で心から離れないことを意味する「気がかり」などがあります。

「気にかける」の例文

1.学費のことを気にかける必要はないので好きな大学を受験しなさいと、両親から言われました。
2.彼はいつも適当なことばかり言うので、そんなことを言われていも気にかける必要はないよ。
3.将来を気にかけていた選手が日本代表入りしたので、私としてはとても嬉しいです。
4.他人のことなど気にかけることなく、自分の道を歩んでいけばきっと良い未来が待っているはずです。
5.世の中は不景気だが弊社は黒字らしく、会社の将来を気にかける必要がないので安心です。
6.両親は私の進学について気にかけていることはわかっていたが、つい反発してしまい素直になれなかった。
7.上司は私のことを気にかけてくれているらしいが、そういった素振りを見たことがなかったので、にわかに信じがたかった。
8.私が炎上の件で落ち込んでいる時にも、友人はネットの奴らの言うことなんて気にかける必要ないよと励ましてくれました。
9.あなたは学費のことを一切気にかける必要ないよ。ただ目の前の勉強を一生懸命やればいいんだからね。
10.先代は生前会社の将来を気にかけていたから、このような状態になっていることを悲しんでいることでしょうね。

この言葉がよく使われる場面としては、心に留めて考えることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「気にかける」は人と物どちらに対しても使うことができる言葉です。

「心配する」の例文

1.最近夜遊びばかりして朝帰りなことが多いので、娘の将来を心配する。
2.お世話になった師匠が入院したと聞いたので、元弟子として心配する。
3.彼のプレーは一流だが、怪我が少し多いのでみんな心配している。
4.来週の土曜日は雨の予報が出ていたので、運動会が中止にならないか心配する。
5.最近学校を休みがちな生徒がいるので、少し心配しています。
6.もう小さい子じゃないし心配するなと言われてもやはり母親としては子どもが元気できちんと食べているか気になってしまう。
7.昨今、台風や洪水などの自然災害が頻発し、住民たちは家や財産の保全について心配しています。
8.兄が落ち着きがないのは、明日の天気が荒れる可能性が高いため、アウトドアイベントの中止を心配しているのだ。
9.彼らようなアスリートたちは将来が常に不透明であり、引退後のキャリアについても心配しているようだった。
10.不動産の相続については、ちゃんと専門家の方にお願いしたので、何も心配することはありません。

この言葉がよく使われる場面としては、物事の先行きなどを気にして心を悩ますことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「心配する」は不安になるというマイナスなイメージを持っている言葉です。

「気にかける」と「心配する」はどちらもこれからのことを考えて気を遣うことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、不安になるというニュアンスがないのが「気にかける」、不安になるというニュアンスがあるのが「心配する」と覚えておきましょう。

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