【言付かる】と【託かる】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「ことづかる」という読み方の「言付かる」と「託かる」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「言付かる」と「託かる」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「言付かる」と「託かる」の違い

「言付かる」と「託かる」の意味の違い

「言付かる」と「託かる」の違いを分かりやすく言うと、「言付かる」は一般的に使われている、「託かる」は一般的に使われていないという違いです。

「言付かる」と「託かる」の使い方の違い

一つ目の「言付かる」を使った分かりやすい例としては、「母への手紙を言付かる」「部長から伝言を託かる」「帰りが遅くなると課長から言付かる」「今夜10時に着くと彼女から言付かってきました」などがあります。

二つ目の「託かる」を使った分かりやすい例としては、「帰社が遅くなると部下から託かる」「先方からあなたへの伝言を託かっている」「計画についての詳細な内容を託かる」「兄への手紙を託かる」などがあります。

「言付かる」と「託かる」の使い分け方

「言付かる」と「託かる」はどちらも伝言したり品物などを渡したりすることを人から頼まれることを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「言付かる」の方が「託かる」よりも一般的に使われているという点です。

したがって、どちらの言葉を使うか迷った場合は、広く一般的に使われている「言付かる」の方を使うのが無難でしょう。

「言付かる」と「託かる」の英語表記の違い

「言付かる」も「託かる」も英語にすると「be asked to give a message」「be entrusted with」となり、例えば上記の「今夜10時に着くと彼女から言付かってきました」を英語にすると「I was asked to let you know that she is arriving at ten tonight」となります。

「言付かる」の意味

「言付かる」とは

「言付かる」とは、伝言したり品物などを渡したりすることを人から頼まれることを意味しています。

「言付かる」の読み方

「言付かる」の読み方は「ことづかる」です。誤って「いいつかる」「ことつかる」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「伝言を言付かる」「言付託かっております」「言付かりました」

「伝言を言付かる」「言付託かっております」「言付かりました」などが、「言付かる」を使った一般的な言い回しになります。

「言付かる」の使い方

「言付かる」を使った分かりやすい例としては、「父親から伝言を言付かる」「社長からこの品を言付かって参りました」「村上様から指示を言付かっております」「上司から言付かった電話番号を教える」「課長からパンフレットを言付かる」などがあります。

「言付かる」は伝言したり品物などを渡したりすることを人から頼まれることを意味する動詞です。また、「言付かる」は受け身の形の表現なので、自分が他人から伝言や品物を渡すのを頼まれた場合に使うと覚えておきましょう。

「言付かる」は目上の人にも使える

「言付かる」はビジネスシーンにおいてよく使われている言葉で、目上の人に対しても使うことができます。例えば、課長から仕事を依頼されたが、その仕事はすで部長から直接指示されていた場合には「その仕事は既に部長から言付かりました」とすることができます。

また、同じ読み方で意味も同じの「託かる」があるのですが、「言付かる」の方が広く一般的に使われているため、迷った場合は「言付かる」の方を使うようにしましょう。

「言付かる」の類語

「言付かる」の類語・類義語としては、人に頼んで言葉を取り次いでもらうことを意味する「言付け」、人に頼んで相手に用件を伝えることを意味する「伝言する」などがあります。

「託かる」の意味

「託かる」とは

「託かる」とは、伝言したり品物などを渡したりすることを人から頼まれることを意味しています。

「託かる」の読み方

「託かる」の読み方は「ことづかる」です。誤って「たくかる」「かこかる」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「伝言を託かる」「託かっております」「託かりました」

「伝言を託かる」「託かっております」「託かりました」などが、「託かる」を使った一般的な言い回しになります。

「託かる」の使い方

「託かる」を使った分かりやすい例としては、「兄への手紙を託かる」「祖母から伝言を託かる」「今夜11時に着くと彼から託かってきました」「こちらの用紙を代表者にお渡しするよう託かっております」などがあります。

「託かる」は伝言したり品物などを渡したりすることを人から頼まれることを意味する動詞です。また、「託かる」は受け身の形の表現なので、自分が他人から伝言や品物を渡すのを頼まれた場合に使うと覚えておきましょう。

「託かる」は常用漢字ではない

「託かる」の「ことづかる」という読み方は常用漢字表に載っていないため、あまり一般的ではありません。特別な理由がなければ、広く一般的に使われている「言付かる」の方を使うのが無難です。

常用漢字とは、現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安として、内閣告示の常用漢字表で示された日本語の漢字のことです。現行の常用漢字表は、2010年11月30日に平成22年内閣告示第2号として告示され、2136字で成り立っています。

常用漢字はあくまで漢字使用の目安であって制限ではないので、常用漢字以外は使えないというわけではありません。ただし、公用文や新聞などでは常用漢字を使用するのが好ましいとされています。

「託かる」の類語

「託かる」の類語・類義語としては、誰かから伝言を頼まれることを意味する「伝言を預かる」があります。

「言付かる」の例文

1.この包みをあなたにお渡しするよう、大谷氏から言付かってきました。
2.その件でしたらきちんと言付かっておりますので、ご安心ください。
3.明日の夜7時頃に着くと、彼女から言付かってきました。
4.弊社の岡本より伝言を言付かりましたので、早速お伝えいたします。
5.父への手紙を言付かったので、実家に戻ったら渡そうと思います。
6.申し訳ございませんが小林は急用で外出いたしました。山本様がいらっしゃいましたらこちらをお渡しするよう言付かっております。
7.先輩から言付かりまして、新プロジェクトのリーダーに指名されました。まだ未熟なところがあるかもしれませんがどうぞよろしくお願いいたします。
8.社長から言付かり、新規市場への進出に関する市場調査と競合分析を行うように指示されました。
9.あそこに男が立っているが、ひょっとしたら、この人が主人から何か言付かって来たのかもしれない。
10.社長、さきほど取引先企業の村上様から伝言を言付かっておりますが、いかがされますか?

この言葉がよく使われる場面としては、伝言したり品物などを渡したりすることを人から頼まれることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「言付かる」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「託かる」の例文

1.明日の朝9時頃に最寄り駅に着くと、彼から託かってきました。
2.部長からこれを託かりましたので、お渡しいたしますね。
3.帰社が遅くなると課長から託かったので、社内に共有することにしました。
4.弊社の近藤から伝言を託かりましたので、早速お伝えいたします。
5.この紙袋をあなたにお渡しするよう、山本氏から託かってきました。
6.先方からの重要なメッセージを託かっておりますので、後ほど詳細をお伝えいたします。
7.お客様からの大切なメッセージを託かっておりますので、速やかにご連絡いたします。
8.社内イベントの企画を託かりまして、さっそく予算の調整と実施計画を立案いたしました。
9.私はおしゃべりに興じて、祖母から伝言を託かっていたことをすっかり忘れていました。
10.電話で帰社が遅くなると部下から託かっていたので、その間仕事を片付けることにしました。

この言葉がよく使われる場面としては、伝言したり品物などを渡したりすることを人から頼まれることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「託かる」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「言付かる」と「託かる」はどちらも伝言したり品物などを渡したりすることを人から頼まれることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、一般的に使われている「言付かる」の方を使うのが無難と覚えておきましょう。

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