似た意味を持つ「楽しんでいただけたら幸いです」(読み方:たのしんでいただけたらさいわいです)と「お楽しみいただければ幸いです」(読み方:おたのしみいただけたらさいわいです)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「楽しんでいただけたら幸いです」と「お楽しみいただければ幸いです」という言葉は、どちらも楽しんでいただけると嬉しいことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「楽しんでいただけたら幸いです」と「お楽しみいただければ幸いです」の違い
「楽しんでいただけたら幸いです」と「お楽しみいただければ幸いです」の意味の違い
「楽しんでいただけたら幸いです」と「お楽しみいただければ幸いです」の違いを分かりやすく言うと、「楽しんでいただけたら幸いです」よりも「お楽しみいただければ幸いです」の方が丁寧な表現という違いです。
「楽しんでいただけたら幸いです」と「お楽しみいただければ幸いです」の使い方の違い
一つ目の「楽しんでいただけたら幸いです」を使った分かりやすい例としては、「美味しい料理をご用意していますので楽しんでいただけたら幸いです」「旬の魚を楽しんでいただければ幸いです」「どうぞごゆっくり楽しんでいただければ幸いです」などがあります。
二つ目の「お楽しみいただければ幸いです」を使った分かりやすい例としては、「様々な種類の紅茶を用意していますのでお楽しみいただければ幸いです」「どうぞ最後までお楽しみいただければ幸いです」などがあります。
「楽しんでいただけたら幸いです」と「お楽しみいただければ幸いです」の使い分け方
「楽しんでいただけたら幸いです」と「お楽しみいただければ幸いです」はどちらも楽しんでいただけると嬉しいことを意味しており、大きな違いはありません。
あえて違いを挙げるならば、「楽しんでいただけたら幸いです」よりも「お楽しみいただければ幸いです」の方が丁寧な表現という点です。
ただし、「楽しんでいただけたら幸いです」と「お楽しみいただければ幸いです」はどちらも丁寧な表現なので、目上の人に使って問題ないと覚えておきましょう。
「楽しんでいただけたら幸いです」と「お楽しみいただければ幸いです」の英語表記の違い
英語には敬語表現がないので「楽しんでいただけたら幸いです」も「お楽しみいただければ幸いです」を直訳した英語はありませんが、近い表現として「I hope you had a good」「If you enjoyed yourself even for a little bit, it makes me happy」などがあります。
「楽しんでいただけたら幸いです」の意味
「楽しんでいただけたら幸いです」とは
「楽しんでいただけたら幸いです」とは、楽しんでいただけると嬉しいことを意味しています。
「楽しんでいただけたら幸いです」の使い方
「楽しんでいただけたら幸いです」を使った分かりやすい例としては、「パーティー当日は楽しんでいただけたら幸いです」「様々な料理をご用意していますので楽しんでいただけたら幸いです」「彼らの渾身の演技を楽しんでいただけたら幸いです」などがあります。
「楽しんでいただけたら幸いです」は満ち足りていることを実感して愉快な気持ちになることを意味する「楽しむ」に、その人にとって望ましくありがたいことを意味する「幸い」、丁寧語の「です」が合わさり、
「楽しんでいただけたら幸いです」目上の人に使える
「楽しんでいただけたら幸いです」は丁寧な表現なので、ビジネスシーンにおい上司や取引先などの目上の人に対して使うことができます。
「楽しんでいただけたら幸いです」は相手に楽しんでほしいという、気遣いや気配りとして使うのが一般的です。
「楽しんでいただけたら幸いです」の主に使う場面としては、自分が主催したパーティーやイベント、自分が作った作品を料理を相手に見てもらう時、自分がお勧めする趣味に相手を誘った場合などが挙げられます。
「楽しんでいただけたら幸いです」の類語
「楽しんでいただけたら幸いです」の類語・類義語としては、楽しんでいただけると嬉しいと思うことを意味する「楽しんでいただけたら幸いに存じます」などがあります。
「お楽しみいただければ幸いです」の意味
「お楽しみいただければ幸いです」とは
「お楽しみいただければ幸いです」とは、楽しんでいただけると嬉しいことを意味しています。
「お楽しみいただければ幸いです」の使い方
「お楽しみいただければ幸いです」を使った分かりやすい例としては、「こちらペアチケットになりますのでお楽しみいただければ幸いです」「旬の果物をご用意しておりますのでお楽しみいただければ幸いです」「どうぞ気のすむまでお楽しみいただければ幸いです」などがあります。
「お楽しみいただければ幸いです」は満ち足りていることを実感して愉快な気持ちになることを意味する「楽しむ」に、接頭語の「お」、もらうの謙譲語「いただく」、仮定形の「れば」その人にとって望ましくありがたいことを意味する「幸い」、丁寧語の「です」が合わさった言葉です。
「お楽しみいただければ幸いです」は目上の人に使える
「お楽しみいただければ幸いです」は丁寧な表現なので、ビジネスシーンにおい上司や取引先などの目上の人に対して使うことができます。
「お楽しみいただければ幸いです」は正しい敬語表現
「お楽しみいただければ幸いです」を二重敬語だと思う方がいるかと思いますが、二重敬語ではなく正しい敬語表現になります。二重敬語とは「尊敬語+尊敬語」「謙譲語+謙譲語」「丁寧語+丁寧語」のように同じ種類の敬語を重複させることです。
したがって、「お楽しみにいただければ幸いです」は二重敬語の例に当てはまらないので、正しい敬語表現と覚えておきましょう。
「お楽しみいただければ幸いです」の特徴
「お楽しみいただければ幸いです」は会話などの話し言葉としてだけではなく、文章などの書き言葉としても使えるのが特徴です。
「お楽しみいただければ幸いです」の類語
「お楽しみいただければ幸いです」の類語・類義語としては、十分に満足してほしいことを意味する「ご堪能ください」、美味しいので食べてもらいたいことを意味する「ご賞味ください」などがあります。
「楽しんでいただけたら幸いです」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、楽しんでいただけると嬉しいことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「楽しんでいただけたら幸いです」は目上の人に対して使うことができる言葉です。
「お楽しみいただければ幸いです」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、楽しんでいただけると嬉しいことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「お楽しみいただければ幸いです」は目上の人に対して使うことができる言葉です。
「楽しんでいただけたら幸いです」と「お楽しみいただければ幸いです」はどちらも楽しんでいただけると嬉しいことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、「楽しんでいただけたら幸いです」よりも「お楽しみいただければ幸いです」の方が丁寧な表現と覚えておきましょう。