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【順光】と【逆光】と【斜光】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「順光」(読み方:じゅんこう)と「逆光」(読み方:ぎゃっこう)と「斜光」(読み方:しゃこう)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どの言葉を使えば日本語として正しい言葉となるのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「順光」と「逆光」と「斜光」という言葉は、被写体に対する光のさし方を表すという共通点があり、本来の意味は異なりますが混同して使われる傾向があります。




順光と逆光と斜光の違い

順光と逆光と斜光の意味の違い

順光と逆光と斜光の違いを分かりやすく言うと、順光は正面側から差す光を表現する時に使い、逆光は背後から差す光を表現する時に使い、斜光は斜めに差す光を表現する時に使うという違いです。

順光と逆光と斜光の使い方の違い

順光という言葉は、「順光で写真を撮ったからか眩しそうな写真が仕上がった」「順光だと被写体の色味が目に見えたまま鮮やかな気がする」などの使い方で、対象の正面側から差す光を意味します。

逆光という言葉は、「逆光で陰った部分が黒すぎて画像では確認できない」「むしろ逆光の方が味が出て雰囲気がテーマに合っているように思う」などの使い方で、対象の背後から差す光を意味します。

斜光という言葉は、「料理を撮る時は斜光が一番美味しそうに見えると友人が言っていた」「人物撮影をする時も斜光の方が立体感が出る」などの使い方で、対象に斜めに差し込む光を意味します。

順光と逆光と斜光の使い分け方

順光と逆光はどちらも被写体に対してどのように光が差し込むかを表す言葉ですが、前者は被写体の正面側から差す光を表すのに対して、後者は被写体の背面側から差す光を表すため、これら二つの言葉は対義語の関係と言えます。

一方の斜光という言葉は、順光と同じように被写体の正面側から当たる光を指しますが、その中でも斜めから当たる光のみを指します。

これが、順光、逆光、斜光の明確な違いです。

順光の意味

順光とは

順光とは、対象の正面側から差す光を意味しています。

順光は順光線の略称語

順光は、「じゅんこうせん」と読む「順光線」の略称で、光線は光が進む道筋を表した線を意味する言葉です。「順光線」ではなく「順光」という言葉で表されることがほとんどです。

被写体の正面側から差す光ではありますが、被写体から見てカメラの方向を正面としている場合に言える位置関係のため、カメラ側から被写体に差し込む光と表現されるのが正しいと言えます。

「半順光」の意味

順光を使った言葉として、「半順光」があります。これは、被写体の斜め前から差す光を表す言葉で、角度で言えばカメラ位置を起点にした時45度前後のあたりから差し込む光となります。

半順光は斜光という言葉に置き換えて使うことができ、また、被写体の斜め後ろから差し込む光に対しては使われません。

逆光の意味

逆光とは

逆光とは、対象の背後から差す光を意味しています。

逆光の読み方

逆光は「ぎゃっこう」という読み方をしますが、「ぎゃくこう」とも読むことができます。どちらも「逆光線」の略称で意味は変わりません。

逆光を使った言葉として、「逆光補正」「半逆光」があります。

「逆光補正」の意味

一つ目の「逆光補正」とは、逆光状態で撮影をする時に明るさの調整を行い、暗く写ってしまう被写体を適切な明るさで撮影することを指します。

また、その明るさの補正を自動で行うカメラの機能も指す言葉です。今日では、デジタルカメラだけでなく、スマートフォンのカメラ機能や、カメラアプリに搭載されていることもあります。

「半逆光」の意味

二つ目の「半逆光」とは、被写体の斜め後ろから、角度で言えば逆光と呼ばれる地点を起点として45度前後から差す光を表す言葉です。この光によって、サイド光で得られる被写体の影は残しつつも、背景との明暗がくっきりとする絵を残すことができます。

斜光の意味

斜光とは

斜光とは、対象に斜めに差し込む光を意味しています。

斜光は被写体が向いている方向の斜め前から差す光を表しますが、方向だけではなく角度に対しても使われます。被写体の真上から差す光はトップライトと言いますが、斜め上から差す光は斜光と言われます。

ただし、被写体にとってカメラの方向を正面としている場合に言える位置関係のため、カメラを起点に斜め45度のあたりから被写体に差し込む光と表現されるのが正しいと言えます。

斜光はサイド光に含まれる

また、横から差す光を「サイド光」と言いますが、斜光はサイド光に含まれることもあり、どちらも被写体に影ができるため立体感が見て取れるようになります。

西に傾いている斜光であれば「斜陽」

ストロボなどの人工的な光ではなく、朝と夕方に差す太陽の光も斜光と言うことができますが、西に傾いている斜光であれば「斜陽」という言い方をすることもできます。

順光の例文

1.順光の方が全体的に光が当たるため物や人の色がはっきりとわかるが、人であれば眩しくて表情が不自然になってしまいがちである。
2.母が写真を撮ってくれる時はカメラ設定などを全く変えなかったため、順光でなければ暗くて撮れないとずっと言っていた。
3.ポートレート写真の場合、曇りの日の順光が個人的に好みの雰囲気を醸し出してくれるため、カンカン照りの日だと悔しい気持ちになる。

この言葉がよく使われる場面としては、対象の正面側から差す光を意味する時などが挙げられます。

例文3の「ポートレート」とは、人物をメインにした写真を指す言葉です。

逆光の例文

1.友人と外を歩いている時、逆光で相手の表情があまり伺えなかったが、声色でどんな顔をしているのかだいたい把握できたように思う。
2.半逆光くらいであれば正面側が全て陰ることなく、ハレーションが写り込むこともなく被写体を撮影することができるだろう。
3.もし逆光であったとしてもレフ板やストロボなどで明るさがほしい箇所に光を当てれば、輪郭が分かりやすくなった状態で顔もはっきりとする。

この言葉がよく使われる場面としては、対象の背後から差す光を意味する時などが挙げられます。

例文2の「ハレーション」とは、逆光などの強烈な光がレンズに当たることで、その部分の周辺が白くぼやける現象を指す言葉です。

斜光の例文

1.斜光を使えば被写体に立体感を与え、暗くなりすぎないまま写真に収めることができるため、食事を撮影する時は心掛けている。
2.渾身の一枚をカメラに収めることができたが、この時間の斜光、天気、人通りなど全ての条件が揃った奇跡に近いため、同じ写真をもう一度撮れと言われても難しいだろう。
3.斜光であればフレア状態にならずしっかりとした陰影を持たせることができると信じている。

この言葉がよく使われる場面としては、対象に斜めに差し込む光を意味する時などが挙げられます。

例文3の「フレア」とは、レンズやカメラの内部で光が反射することで画面全体が白くなってしまう現象を指す言葉です。

順光と逆光と斜光どれを使うか迷った場合は、正面側から差す光を表す場合は「順光」を、背後から差す光を表す場合は「逆光」を、斜めに差す光を表す場合は「斜光」を使うと覚えておけば間違いありません。

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