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【モチーフ】と【テーマ】と【コンセプト】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「モチーフ」と「テーマ」と「コンセプト」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どの言葉を使えば日本語として正しい言葉となるのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「モチーフ」と「テーマ」と「コンセプト」という言葉は、作品や商品に関する考え方という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




モチーフとテーマとコンセプトの違い

モチーフとテーマとコンセプトの意味の違い

モチーフとテーマとコンセプトの違いを分かりやすく言うと、モチーフは動機を表現する時に使い、テーマは主題を表現する時に使い、コンセプトは骨組みを表現する時に使うという違いです。

モチーフとテーマとコンセプトの使い方の違い

モチーフという言葉は、「果物をモチーフに作り上げられた作品はどれもおいしそうだった」「新しいモチーフを得たため創作意欲が高まっている」などの使い方で、文学や美術などにおいて創作の動機となった主要な思想や題材を意味します。

テーマという言葉は、「ついにテーマパークへ出掛ける予定が明日に迫った」「家族というテーマで作品を書くとそれぞれの感性が見えてくる」などの使い方で、行動や創作などの基調となる考えを意味します。

コンセプトという言葉は、「コンセプトを詰めていかなければどこかで破綻する」「商品コンセプトを発表し会議でゴーサインを貰いたい」などの使い方で、作品や商品における骨格となる発想や観点を意味します。

モチーフとテーマとコンセプトの使い分け方

テーマとコンセプトはどちらも、作品や商品などを作り上げるために必要な考え方を表す言葉ですが、前者は受け手に伝えたい主題を指すため一つの作品に一つであるのに対し、後者は作品全体の骨組みを構成するものであるため一つの作品に複数あります。

テーマを問題を解決するための考え方とすると、コンセプトはテーマを更に具体化したものとなります。

例えば、テーマパークは施設全体が来園者に感じてほしい世界観などが存在します。このテーマを来園者にさらに体験してもらうための具体的なアトラクションやイベントは、コンセプトとしてテーマを補うように存在します。

一方のモチーフは、その創作をするきっかけや動機となった事物を指す言葉です。テーマとコンセプトは、作品や商品などを目にする人に伝えたいことや、手にする人のために構成されたものであるのに対して、モチーフは作者にしか作用しません。

これが、モチーフ、テーマ、コンセプトの明確な違いです。

モチーフの意味

モチーフとは

モチーフとは、文学や美術などにおいて創作の動機となった主要な思想や題材を意味しています。

モチーフの語源

モチーフは「motif」というフランス語をカタカナとして読んで使っているため、「モティーフ」という表記がなされることもあります。物語や芸術作品以外にも様々な方面で使われる言葉です。

同じ美術であっても、壁紙や編み物などの装飾においては模様の主題を構成する単位として使われたり、その他にも、数学におけるモチーフは代数幾何や数論などの分野にて使われる概念を指し、音楽におけるモチーフは楽曲を構成する小さな単位を指します。

表現方法は「モチーフにした」「モチーフにする」「モチーフになっている」

「モチーフにした」「モチーフにする」「モチーフになっている」などが、モチーフを使った一般的な言い回しです。

「ライトモチーフ」の意味

また、モチーフを使った言葉として、「ライトモチーフ」があります。これは、特定の人物や理念などを表現するために繰り返し現れる動機を指す言葉で、「基本主題」や「予感動機」という言葉とも言われます。

このライトモチーフは、単純に旋律が繰り返されるわけではなく、変化を加えるなどによって、登場人物の行為や感情、状況の変化などと示唆する効果を与え、楽曲に統一性をもたせることにも繋がっています。

モチーフの類語

モチーフの類語・類義語としては、創作や研究などの主題となるものを意味する「題材」、主題や主観を意味する「サブジェクト」があります。

テーマの意味

テーマとは

テーマとは、行動や創作などの基調となる考えを意味しています。

表現方法は「テーマを探す」「テーマを決める」「テーマを掲げる」

「テーマを探す」「テーマを決める」「テーマを掲げる」などが、テーマを使った一般的な言い回しです。

テーマを使った言葉として、「テーマソング」「テーマパーク」があります。

「テーマソング」の意味

一つ目の「テーマソング」とは、映画や舞台、ドラマなどにおいて、その作品の主題をもとにして作られた曲を指す言葉で、「主題歌」とも言われます。作品のオープニングやエンディングで流れる曲ですが、劇中歌や挿入歌として使われることもあります。

「テーマパーク」の意味

二つ目の「テーマパーク」とは、国の文化、物語、時代など特定のテーマに沿った演出が行われている観光施設を指し、「東京ディズニーランド」のような遊園地や、職業体験を行うことができる「キッザニア」のようなミニテーマパークなどが存在します。

その他、「あしかがフラワーパーク」のような花をテーマにした施設や、「東映太秦映画村」のような映画のテーマパークなどもあり、日本だけではなく世界中に様々なテーマパークがあります。

テーマの類語

テーマの類語・類義語としては、中心となる問題を意味する「主題」、討議や研究などで問題として取り上げる事柄を意味する「題目」、文章などの中心となるような材料を意味する「話題」、話題になる事柄や出来事を意味する「トピック」などがあります。

コンセプトの意味

コンセプトとは

コンセプトとは、作品や商品における骨格となる発想や観点を意味しています。

表現方法は「私のコンセプト」「コンセプトがある」「コンセプトがない」

「私のコンセプト」「コンセプトがある」「コンセプトがない」などが、コンセプトを使った一般的な言い回しです。

コンセプトを使った言葉として、「コンセプトウイルス」「プロダクトコンセプト」があります。

「コンセプトウイルス」の意味

一つ目の「コンセプトウイルス」とは、技術的に検証することを目的に、試験的に作成されたコンピュータウイルスを指す言葉です。

そのため、感染しても害はありませんが、他に存在する悪質なウイルスをおびき寄せることとなるため、一般的には対策が必要です。

「プロダクトコンセプト」の意味

二つ目の「プロダクトコンセプト」とは、ある製品を消費者の購買意欲に働きかけるようにするための基本的な考え方を指す言葉で、「製品コンセプト」や「商品コンセプト」とも呼ばれます。

このコンセプトは、誰に対して販売を行うのか、その商品を使うことでどう役に立つのか、どのように商品を購入してもらうかなどを定めることで決められていきます。

コンセプトの類語

コンセプトの類語・類義語としては、物事を全体で見た時の大まかな意味や内容「概念」、物事に対して持つ考えを意味する「観念」があります。

モチーフの例文

1.友人がとある絵画をモチーフに製作したアクセサリーがSNSで話題となり、販売を検討してほしいという要望が相次いだと聞いた。
2.モチーフ編みに挑戦するために本やウェブサイトをいくつか見てなんとか一つ作り上げたが、次への反省を胸に新しい作品に取り掛かった。
3.実際に存在するものをモチーフにした作品は、そのモチーフに気が付くとなんだか嬉しい気持ちになる。

この言葉がよく使われる場面としては、文学や美術などにおいて創作の動機となった主要な思想や題材を意味する時などが挙げられます。

例文2の「モチーフ」は、編み物における何かの形や模様を意味する言葉として使われています。

テーマの例文

1.一つのテーマに沿った作文を書くのが苦手だが、読書感想文だけは好きで、コンクールに入賞したこともある。
2.そのドラマのメインテーマが物語終盤に流れた時に歌詞を思い起こして感動してしまうことはよくあることだろう。
3.次の週末はテーマパークに出掛けようと父に言われて楽しみにしていたのに、前日に熱を出してしまって延期となった。

この言葉がよく使われる場面としては、行動や創作などの基調となる考えを意味する時などが挙げられます。

例文3の「テーマパーク」とは、歴史であったり企業のイメージなど、特定のテーマをもとにして作られる娯楽施設を指す言葉です。

コンセプトの例文

1.コンセプトカフェにも色々と種類があるようだが、一番わかりやすい具体例はメイドカフェだろう。
2.直近の展示会で新しいコンセプトカーが発表されるらしい情報を耳にして今から楽しみでならない。
3.新しいウェブサイトを製作する上でのデザインコンセプトをいくつか会議で提案して、詰めていく必要があるだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、作品や商品における骨格となる発想や観点を意味する時などが挙げられます。

例文2の「コンセプトカー」とは、自動車メーカーが展示目的で製作した自動車を指す言葉で、「ドリームカー」や「フューチャーカー」、「ハローモデル」などとも呼ばれます。

モチーフとテーマとコンセプトどれを使うか迷った場合は、動機を表す場合は「モチーフ」を、主題を表す場合は「テーマ」を、骨組みを表す場合は「コンセプト」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
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