似た意味を持つ「早速ではございますが」(読み方:さっそくではございますが)と「早速ですが」(読み方:さっそくですが)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「早速ではございますが」と「早速ですが」という言葉は、どちらも直接的な要求や提案をする際の前置きのことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「早速ではございますが」と「早速ですが」の違い
「早速ではございますが」と「早速ですが」の意味の違い
「早速ではございますが」と「早速ですが」の違いを分かりやすく言うと、「早速ではございますが」の方が「早速ですが」よりも丁寧な表現という違いです。
「早速ではございますが」と「早速ですが」の使い方の違い
一つ目の「早速ではございますが」を使った分かりやすい例としては、「早速ではございますが先月の売り上げを報告いたします」「早速ではございますが来月の出張スケジュールについてお知らせいたします」「早速ではございますが新たな提案についてお話させていただきます」などがあります。
二つ目の「早速ですが」を使った分かりやすい例としては、「早速ですが弊社のサービスをご利用したことはありますでしょうか」「早速ですが今回お集りいただいた理由をお話いたします」「早速ですが明日の予定について確認させてください」などがあります。
「早速ではございますが」と「早速ですが」の使い分け方
「早速ではございますが」と「早速ですが」はどちらも直接的な要求や提案をする際の前置きのことを意味しており、大きな違いはありません。あえて違いを挙げるならば、「早速ではございすが」の方が「早速ですが」よりも丁寧な表現という点です。
したがって、よりかしこまった場面では、丁寧な表現である「早速ではございますが」の方を使うのがいいでしょう。
「早速ではございますが」と「早速ですが」の英語表記の違い
「早速ではございますが」も「早速ですが」も日本語特有の表現なので直訳した英語はありませんが、近い表現として「Let’s get down to the work, OK」「Excuse me for skipping all chit chats」「Sorry to get straight to the point, but」などがあります。
「早速ではございますが」の意味
「早速ではございますが」とは
「早速ではございますが」とは、直接的な要求や提案をする際の前置きのことを意味しています。
「早速ではございますが」の読み方
「早速ではございますが」の読み方は「さっそくではございますが」です。誤って「さそくではございますが」「そくそくではございますが」などと読まないようにしましょう。
「早速ではございますが」の使い方
「早速ではございますが」を使った分かりやすい例としては、「早速ではございますが今月の受注状況についてお話いたします」「早速ではございますが新規プロジェクトの概要をご説明差し上げます」「早速ではございますがこちらの資料をご覧ください」などがあります。
「早速ではございますが」はすぐ行うことを意味する「早速」に、それではを省略した言葉である「では」と「ありますが」を丁寧にした表現である「ございますが」が合わさり、直接的な要求や提案をする際の前置きのことの意味で使われている言葉です。
「早速ではございますが」は商談や会議の際などに、簡単な挨拶から本題へ切り替えたい場合など、主にビジネスシーンにおいて使われている言葉になります。また、とても丁寧な表現なので、上司や取引先などの目上の人に対しても使うことが可能です。
「早速ではございますが」はビジネスシーン使用する場合は話し言葉として使うのが一般的で、ビジネスメールなどの書き言葉として使うのはあまり好ましくないと覚えておきましょう。ただし、手紙や送付状などの場合は書き言葉として使用しても問題ありません。
「早速ではございますが」はクッション言葉
「早速ではございますが」はクッション言葉でもあります。クッション言葉とは、伝えたい本題に入る前に一言添えて気遣いを示す言葉のことを意味しています。したがって、相手に対して良い印象を与えることができると覚えておきましょう。
「早速ではございますが」の類語
「早速ではございますが」の類語・類義語としては、突然であることを意味する「唐突ではございますが」、それですからのことを意味する「つきましては」などがあります。
「早速ですが」の意味
「早速ですが」とは
「早速ですが」とは、直接的な要求や提案をする際の前置きのことを意味しています。
「早速ですが」の読み方
「早速ですが」の読み方は「さっそくですが」です。誤って「さそくですが」「そくそくでですが」などと読まないようにしましょう。
「早速ですが」の使い方
「早速ですが」を使った分かりやすい例としては、「早速ですがパーティーを開始といたしましょう」「早速ですが春休みの予定を教えてください」「早速ですがこちらのプランの内容についてご説明いたします」などがあります。
「早速ですが」はすぐ行うことを意味する「早速」に、「ある」を丁寧にした表現である「ですが」が合わさり、直接的な要求や提案をする際の前置きのことの意味で使われている言葉です。
「早速ですが」は商談や会議の際などに、簡単な挨拶から本題へ切り替えたい場合など、主にビジネスシーンにおいて使われている言葉になります。
また、ビジネスシーン使用する場合は話し言葉として使うのが一般的で、ビジネスメールなどの書き言葉として使うのはあまり好ましくないと覚えておきましょう。ただし、手紙や送付状などの場合は書き言葉として使用しても問題ありません。
「早速ですが」はクッション言葉
「早速ですが」はクッション言葉でもあると覚えておきましょう。
「早速ですが」の類語
「早速ですが」の類語・類義語としては、物事をその時点で始めたり終えたりすることを示すことを意味する「それでは」、一つの話が終わっ新しい話題に移るときに用いる言葉のことを意味する「さて」などがあります。
「早速ではございますが」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、直接的な要求や提案をする際の前置きのことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「早速ではございますが」はビジネスシーンにおいて使われている言葉です。
「早速ですが」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、直接的な要求や提案をする際の前置きのことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「早速ですが」はビジネスシーンにおいて使われている言葉です。
「早速ではございますが」と「早速ですが」はどちらも直接的な要求や提案をする際の前置きのことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、よりかしこまった場面では、丁寧な表現である「早速ではございますが」を使うようにしましょう。