【ゴシップ】と【スキャンダル】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
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似た意味を持つ「ゴシップ」と「スキャンダル」の違いを分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、このページの使い分け方を参考にしてみて下さい。

「ゴシップ」と「スキャンダル」という言葉は、どちらも悪い噂を意味するという共通点がありますが、本来の意味は少し違います。



ゴシップとスキャンダルの違い

ゴシップとスキャンダルの違いを分かりやすく言うと、ゴシップとは悪い印象を抱かせるための扇動的な報道を意味していて、スキャンダルとは有名人の不祥事ないしテレビのイメージとは違う私生活の出来事を意味しているというという違いです。

現代ではゴシップとスキャンダルはほとんど同じ意味で使われています、特にタレントの私生活について、テレビに映る印象とは異なる姿を報じるものとして定着しています。

あえて違いを挙げるとすれば、スキャンダルは実際の出来事で、ゴシップはスキャンダルを報じること、という違いが挙げられます。「ゴシップ雑誌」とは言っても「スキャンダル雑誌」とは言えないのは、ゴシップに報道という意味合いがあるからです。

ただし、この違いも厳密なものではなく、「スキャンダル(という出来事)を報じる」ことを、時として「ゴシップを報じる」と言い換えることもあります。

ゴシップやスキャンダルはテレビや雑誌、インターネットなどで報じられるものです。なので、職場や学校などでの噂話のことをゴシップやスキャンダルと呼ぶことには、日本語として違和感があります。

ただし元々の英語の「gossip」には「友人などの噂話をする」というような意味があります。ゴシップを必ずメディアと結びつけるのは、日本語独特の使い方です。なおスキャンダルは英語でも公的な物事に対して使われるのが普通です。

ゴシップは「醜聞」(読み方:しゅうぶん)と訳されるように、とても悪い噂のことを意味しています。例えば「有名タレントが居酒屋で泥酔トラブル」という記事の見出しは、そのタレントのイメージを損なうものですし、損なってやろうという意図が感じられます。

「ゴシップ」には「報道する」というような意味合いがありますが、それはつまり、「事実を誇張して実際よりも悪い印象を与えてやることが出来る」ということです。誇大誇張はゴシップ雑誌の常套手段です。

それに対してスキャンダルには多くの訳語がありますが、基本的には「不祥事」(読み方:ふしょうじ)が当てられます。例えば「有名政治家に不正献金疑惑」というニュースのテロップは、イメージを損なうものではありますが、報道する側には悪意はありません。

スキャンダルは言わば「身から出た錆」です。「スキャンダルが発覚する」とは「隠していた悪いことが暴かれて白日の下にさらされる」という意味です。スキャンダルには、ゴシップと違い誇張はありません。

しかしワイドショーなどでは「熱愛スキャンダル」のように、「悪いことではないが公にはしていなかったこと」に対しても使われる言葉になってしまっています。

ゴシップの意味

ゴシップとは、文字通りには悪い噂話だが、多くの場合には実際以上に悪く見せようとする扇動的な噂話を意味しています。ゴシップは定義と実際の使われ方や受け止められ方にギャップのある言葉です。

辞書的な定義では「ゴシップ」という言葉は「悪い噂話」です。これは英語の「gossip」に「噂話、世間話をする」という意味があるからです。しかし日本語では、職場や学校などの交友範囲内の悪評のことをゴシップと呼ぶことはほとんどありません。

ゴシップの対象はタレントや政治家、スポーツ選手などの有名人に限られます。そのためゴシップは報道と結びつけられ、大衆扇動報道といったようなイメージで受け止められることも多い言葉です。

報道は言葉によってなされますので、書き方一つで印象をガラリと変えることが出来ます。ゴシップ記事には往々にして、誇大誇張された文字が踊っていて、実際よりも悪いイメージを与えようとする意図が見え隠れしていることも多いです。

ゴシップというカタカナ語は漢字にすると「醜聞」(読み方:しゅうぶん)と書かれますが、まさに醜い姿をいかにして伝えるかが、ある意味でゴシップ記者の腕の見せ所なのです。

ゴシップないし醜聞の類語・類義語としては、悪い評判を意味する「悪評」、損なわれた名誉を意味する「汚名」などがあります。

スキャンダルの意味

スキャンダルとは、不祥事を意味しています。不祥事は「隠していたが発覚してしまった悪事」のことです。ゴシップには報道という動詞的な意味がありますが、「不祥事ないし悪事」のことを意味する「スキャンダル」は「事実」に近いニュアンスです。

「スキャンダル」は、日本語でも英語でも「公的な不祥事」を表現する言葉です。日常生活での失敗や悪事ではなく、有名人を対象とするのがスキャンダルです。その意味で、スキャンダルはゴシップと近い意味になります。

ただし、スキャンダルはゴシップと違って、必要以上に悪く見せてやろうという意図とは関係がありません。例えば「不正献金のスキャンダル発覚」ならば、それは不祥事をありのままに暴き立てようとしているのです。

それに対してゴシップなら、例えば不正献金問題を足がかりに、過去の恋愛関係や金銭上のトラブル、親子の確執など、元々の問題とは関係のない問題へと飛び火させて、ターゲットの人物をどこまでも悪く見せることを目指す傾向があります。

ただしこうした区別は形式的なもので、実際にはスキャンダルはゴシップと区別なく写真入り週刊誌やワイドショーなどで用いられています。例えば「熱愛スキャンダル」などは、悪くもないのにスキャンダルという言葉を用いています。

スキャンダルの類語・類義語としては、政治家などの大きな賄賂問題を意味する「疑獄」、世の中で取りざたされていることを意味する「物議」、自分の立場が立たないほどに恥をかくことを意味する「屈辱」などがあります。

スキャンダルの対義語・反対語としては、社会的に優れた評価を意味する「名誉」、世の中でのほまれ高い評判を意味する「名声」などがあります。

ゴシップの例文

1.写真週刊誌には芸能人のゴシップが溢れている。
2.ゴシップ記事なんて何が面白いんだろうか。
3.ワイドショーはゴシップニュースを垂れ流すことも多い。
4.海外のゴシップ雑誌は日本の週刊誌よりも過激だ。
5.あの芸能人はゴシップまみれなのに何故か好感度が高い。

この言葉がよく使われる場面としては、大衆扇動して必要以上に悪い印象を抱かせようとする報道を表現したい時などが挙げられます。英語の「gossip」には「友達の噂話をする」という使い方がありますが、日本語のゴシップはある種の報道を意味しています。

カタカナ語のゴシップとは、有名人の普段のテレビとは異なる姿を、面白おかしく、時にその人の名誉を傷つけてでも報じようとする、大衆扇動的な報道です。その内容は、往々にして過激になります。

スキャンダルの例文

1.テレビにも出ているタレント弁護士のスキャンダルが発覚した。
2.この事件は、芋づる式に他のスキャンダルを呼び起こしそうだ。
3.有名な俳優と女優のスキャンダラスな熱愛が発覚した。
4.ただの不祥事が、組織全体を巻き込んだ一大スキャンダルに発展した。
5.このタレント、スキャンダルが新しいイメージをつけて、逆に前よりテレビで見かけるようになったよね。

この言葉がよく使われる場面としては、普段のイメージとは異なる有名人の私生活上の出来事を表現したい時などが挙げられます。有名人が逮捕されることなどは、典型的なスキャンダルです。

スキャンダルは事実で、ゴシップは報道です。そのため、スキャンダルには誇大誇張が原則的にはあってはいけません。ただしゴシップを作る人々がスキャンダルとの区別を意識していないこともあるので、スキャンダルにも誇大誇張が入ってしまうことがあります。

例えば「熱愛スキャンダル」は、本来なら悪くもないことですし、はやし立てるようなことでもないのです。近年インターネット上に、そうしたスキャンダルに対する冷めた反応やメディア批判が書き込まれるのは、ある意味で自然な反応なのです。

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