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【気おつける】と【気をつける】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「きをつける」という読み方の「気おつける」と「気をつける」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「気おつける」と「気をつける」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「気おつける」と「気をつける」の違い

「気おつける」は「気をつける」の間違い

「気おつける」と「気をつける」の違いを分かりやすく言うと、「気おつける」とは「気をつける」の間違った使い方、「気をつける」とは注意を払うことです。

「気おつける」は誤字

一般的には「気おつける」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が同じなことから、「気をつける」のことを間違えて「気おつける」を使っている人がほとんどです。

「気をつける」は正しい日本語

正しい言葉である「気をつける」を使った分かりやすい例としては、「失礼のないように気をつける」「健康のために食生活を気をつける」「これに関して何か気をつけることはありますか」などがあります。

「気をつける」という言葉はあっても、「気おつける」という言葉は存在しません。同時に「気をつける」という単語の意味について「注意を払うこと」と覚えておきましょう。

「気をつける」の英語表記

「気をつける」を英語にすると「careful」となり、例えば上記の「私は身だしなみに気ををつける」を英語にすると「I am careful about personal appearance」となります。

「気おつける」の意味

「気おつける」とは

「気おつける」とは、「気をつける」の間違った使われ方です。

「気おつける」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が同じなため、「気をつける」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「気おつける」と間違えやすい理由

「気おつける」と「気をつける」を間違ってしまう理由としては、「お」と「を」の発音が同じことが原因になります。

ではなぜ、正しい日本語である「気をつける」の「を」ではなく「お」の方を使ってしまうのかというと、「気をつける」は二つ以上の言葉が合わさった言葉ではなく、「気おつける」という一つの単語と勘違いして発音通りに表記しているからです。

ただし、「気をつける」は意識や心などの状態や働きのことを意味する「気」と注意を向けることを意味する「つける」の二つの言葉から成り立っている慣用句なので、「お」ではなく、助詞の「を」を使うのが正しい日本語表記になります。

また、「気おつけて」という表現は幼稚なイメージが強いため、きちんと教育を受けていないなどの、マイナスなイメージに繋がることがあります。したがって、義務教育を終えたあとは絶対に使用しないように気をつけましょう。

「気をつける」の意味

「気をつける」とは

「気をつける」とは、注意を払うことを意味しています。

「気をつける」の漢字表記

「気をつける」を漢字にすると、「気を付ける」と表記することができます。

「気をつける」の使い方

「気をつける」を使った分かりやすい例としては、「ゴミを捨てる際には分別に気をつける」「忘れ物をしないように気をつける」「横断歩道を渡る時は車に気をつける」「取引先の機嫌を損ねないように気をつける」などがあります。

その他にも、「同じ失敗をしないように気をつける」「料理する時は火の元に気をつける」「各問題の時間配分に気をつける」「遅刻しないように気をつける」「迷子にならないように気をつける」などがあります。

「気をつける」は意識や心などの状態や働きのことを意味する「気」に、助詞の「を」と注意を向けることを意味する「つける」が合わさり、注意を払うことを意味する慣用句です。

慣用句とは二語以上の単語が結合して、それ全体である特定の意味を表す言葉のことを指しています。

「気をつける」は日常生活とビジネスシーンのどちらでも使う言葉です。そのため、様々な場面で見かけるので、馴染みがある人も多いでしょう。

また、「気をつける」自体は敬語表現ではないので、ビジネスシーンなどで目上の人に対して使いたい場合は、「お気をつけて」「お気をつけてください」「お気をつけてくださいませ」などを使うのが適しています。

「気をつける」の類語

「気をつける」の類語・類義語としては、注意して見ることを意味する「目を留める」、心配することを意味する「気にかける」、悪いことが起こらないように警戒することを意味する「注意する」などがあります。

「気おつける」の例文

1.「気おつける」という言葉は存在しないので、おそらく「気をつける」の言い間違いだろう。
2.「気をつける」という言葉は注意を払うことで、「気おつける」という言葉はない。
3.「気おつける」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.糖分を取り過ぎないように気おつけるという言葉を使う人はいるが、正しくは糖分を取り過ぎないように気をつけるです。
5.気温が上がっているので熱中症に気をつけるという言葉はあるが、気温が上がっているので熱中症に気おつけるという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「気をつける」という言葉を間違えて「気おつける」と表現している時などが挙げられます。

「気おつける」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「気をつける」を間違えて使っている可能性が高いです。

「気おつける」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「気おつける」ではなく、「気をつける」と表現するのが正しい使い方になります。

「気をつける」の例文

1.来週は国家試験があるので、風邪を引かないように気をつける。
2.健康な体を維持するために、お酒の飲み過ぎには気をつける。
3.明日は大事なプレゼンがあるので、寝坊しないように気をつける。
4.リモートワークで家からほとんど出ないので、体重が増えないように気をつける。
5.マークシートに記入する際には、書き間違いのないように気をつける。

この言葉がよく使われる場面としては、注意を払うことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「気をつける」は様々な場面で使うことができる言葉です。

「気おつける」と「気をつける」どちらを使うか迷った場合は、「気おつける」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「気をつける」を使うようにしましょう。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
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