【お答えできかねます】と【お答えしかねます】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た日本語の「お答えできかねます」(読み方:おこたえできかねます)と「お答えしかねます」(読み方:おこたえしかねます)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「お答えできかねます」と「お答えしかねます」という言葉は、間違えやすい日本語なのでご注意下さい。




「お答えできかねます」と「お答えしかねます」の違い

「お答えできかねます」は「お答えしかねます」の間違い

「お答えできかねます」と「お答えしかねます」の違いを分かりやすく言うと、「お答えできかねます」とは「お答えしかねます」の間違った使い方、「お答えしかねます」とは答えることができないことです。

「お答えできかねます」は誤字

一般的には「お答えできかねます」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「お答えしかねます」のことを間違えて「お答えできかねます」を使っている人がほとんどです。

「お答えしかねます」は正しい日本語

正しい言葉である「お答えしかねます」を使った分かりやすい例としては、「本件につきましてはお答えしかねます」「大変申し訳ございませんがその件についてはお答えしかねます」「そのご質問にはお答えしかねます」などがあります。

「お答えしかねます」という言葉はあっても、「お答えできかねます」という言葉は存在しません。同時に「お答えしかねます」という単語の意味について「答えることができないこと」と覚えておきましょう。

「お答えしかねます」の英語表記

「お答えしかねます」を英語にすると「I can’t answer」となり、例えば上記の「そのご質問にはお答えしかねます」を英語にすると「I can’t answer that question」となります。

「お答えできかねます」の意味

「お答えできかねます」とは

「お答えできかねます」とは、「お答えしかねます」の間違った使われ方です。

「お答えできかねます」が間違っている理由

「お答えできかねます」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が似ているため、「お答えしかねます」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「お答えできかねます」と「お答えしかねます」を間違ってしまう理由としては、より丁寧に表現しようとして、誤った日本語の使い方をしてしまっているのが原因です。

ではなぜ「お答えできかねます」が間違った言葉かというと、「でき」はできるの連用形になります。一方、「かねます」はすることができないことを意味する補助動詞になります。

つまり、「お答えできかねます」は「できる」と「できない」という相反する二つの言葉が合わさった二重表現なので間違った日本語です。したがって、「お答えできかねます」を使用するのは避けた方がいいでしょう。

ただし、できないことを言いたいという意味は伝わるのが日本語の難しいところです。

もし、答えることができないをさらに丁寧表現したいのであれば「お答えいたしかねます」を使うのがいいでしょう。

「お答えしかねます」の意味

「お答えしかねます」とは

「お答えしかねます」とは、答えることができないことを意味しています。

「お答えしかねます」の使い方

「お答えしかねます」を使った分かりやすい例としては、「個人情報につきましてはお答えしかねます」「大変恐縮ですがお答えしかねます」「生産方法については企業秘密となるためお答えしかねます」「現段階での結果はお答えいたしかねます」などがあります。

「お答えしかねます」は呼びかけや問いに対して言葉で応じることを意味する「答え」に、接頭語の「お」、それをすることに抵抗を感じることを意味する「しかねる」、丁寧語の「ます」が合わさり、答えることができないことの意味で使われている言葉です。

「お答えしかねます」は丁寧な表現なので、ビジネスシーンにおいて上司などの目上人に対して使うことができます。また、社外の人などに対してさらに丁寧な表現を使いたいのであれば、「お答えいたしかねます」を使うのがいいでしょう。

「お答えしかねます」の特徴

「お答えしかねます」は書き言葉と話し言葉どちらでも使うことができるというのが特徴です。ビジネスメールやホームページ上などで使う場合は書き言葉になり、会話や口頭などで使う場合は話し言葉になると覚えておきましょう。

「お答えしかねます」の類語

「お答えしかねます」の類語・類義語としては、答えることができないことの丁寧な言い方である「お答えいたしかねます」、答えることができないことを意味する「お答えできません」などがあります。

「お答えできかねます」の例文

1.「お答えできかねます」という言葉は存在しないので、おそらく「お答えしかねます」の言い間違いだろう。
2.「お答えしかねます」という言葉は答えることができないことで、「お答えできかねます」という言葉はない。
3.「お答えできかねます」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.再販については未定であるためお答えできかねますという言葉を使う人はいるが、正しくは再販については未定であるためお答えしかねますです。
5.担当者不在につきお答えしかねますという言葉はあるが、担当者不在につきお答えできかねますという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「お答えしかねます」という言葉を間違えて「お答えできかねます」と表現している時などが挙げられます。

「お答えできかねます」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「お答えしかねます」を間違えて使っている可能性が高いです。

「お答えできかねます」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「お答えできかねます」ではなく、「お答えしかねます」と表現するのが正しい使い方になります。

「お答えしかねます」の例文

1.本件の回答は私からはお答えいたしかねますので、直接本社の方へお問合せください。
2.サービス開始日に関しては、現在未定であるためお答えしかねます。
3.私の一存ではお答えしかねますので、一度社に持ち帰えらせていただきます。
4.大変恐れ入りますが、これらは個人情報ですのでお答えしかねます。
5.審査の内容についてはお答えしかねますので、あらかじめご了承ください。

この言葉がよく使われる場面としては、答えることができないことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「お答えしかねます」はビジネスシーンにおいて使われている言葉です。

「お答えできかねます」と「お答えしかねます」どちらを使うか迷った場合は、「お答えできかねます」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「お答えしかねます」を使うようにしましょう。

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