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【一存】と【一任】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「一存」(読み方:いちぞん)と「一任」(読み方:いちにん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「一存」と「一任」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。




一存と一任の違い

一存と一任の意味の違い

一存と一任の違いを分かりやすく言うと、一存とは自分だけの考えを表し、一任とは全部を任せることを表すという違いです。

一存と一任の使い方の違い

一つ目の一存を使った分かりやすい例としては、「あいにくですが私の一存では決めかねます」「衆院解散は総理大臣の一存で決めることです」「社長の一存で就業規則が変更されました」などがあります。

二つ目の一任を使った分かりやすい例としては、「英語教室の経営を一任されています」「役員人事について取締役会に一任する」「進行は座長に一任いたします」「受賞者の決定は選考委員会に一任させていただきます」などがあります。

一存と一任の使い分け方

一存と一任という言葉は、どちらも主にビジネスシーンで使用されており、字面や音の響きが似ていますが、意味や使い方には大きな違いがあります。

一存とは、自分一人だけの考えを意味し、多くは自分だけの考えで物事を決断する場面で使用される言葉です。「私の一存では決めかねます」とは、自分だけの考えでは決まられず、独断できないことを意味するフレーズです。

一任とは、物事の決定や処理をすっかり他人に任せることを意味します。言葉の性質上、仕事を同僚や部下に任せる場面で使用されることが多い言葉です。上司や目上の人に対して失礼になる言葉ではありませんが、「一任いたします」などと丁寧な表現をするとよいでしょう。

つまり、一存とは自分だけの考えや独断を表しますが、一任とは物事のすべてを任せることを表現する言葉です。二つの言葉は似ていますが、意味は異なるので区別して使い分けるようにしましょう。

一存と一任の英語表記の違い

一存を英語にすると「own responsibility」「one’s own discretion」「subjectivity」となり、例えば上記の「一存で」を英語にすると「at one’s own discretion」となります。

一方、一任を英語にすると「entrustment」「entrusting」「commission」となり、例えば上記の「経営を一任される」を英語にすると「be entrusted with the management」となります。

一存の意味

一存とは

一存とは、自分一人だけの考えを意味しています。

一存の読み方

一存の読み方は「いちぞん」です。誤って「いちそん」「ひとぞん」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「一存に委ねる」「一存される」

「一存に委ねる」「一存される」などが、一存を使った一般的な言い回しです。

一存の使い方

一存を使った分かりやすい例としては、「私の一存で決めることではない」「マスクの着用は個々の一存に委ねることです」「相続人の一存で遺産を分割する」「生徒会の一存で校則を変えることはできません」などがあります。

その他にも、「あなたの一存にお任せします」「英語教師の一存で試験を受けることになった」「社長の一存に任せるのはリスキーなことです」「使用人の一存では決めかねる問題であった」などがあります。

一存とは、自分だけの考えを意味し、それ以外である他人の考えを全く取り入れない様子を表します。多くはビジネスシーンにおいて、誰か一人あるいは特定の組織だけで何らかの決定をする際に使用されている言葉です。

一存は第三者にも使える

一存の読み方は「いちぞん」です。誤って「いちそん」「ひとぞん」などと読まないようにしましょう。
一存という言葉は、「私の一存」のような使い方で用いられることが多くありますが、相手や第三者に対して使うこともできます。また、「取締役会の一存」「生徒会の一存」のように、ある組織のまとまった考えを表現することもあります。

一存の対義語

一存の対義語・反対語としては、全員の一致した意見や考えを意味する「総意」などがあります。

一存の類語

一存の類語・類義語としては、自分ひとりで物事を決断することを意味する「独断」、心の中にある考えを意味する「胸三寸」、心に思うところや考えを意味する「所存」、多くの人の意見をおさえつける有力者の一言を意味する「鶴の一声」などがあります。

一任の意味

一任とは

一任とは、物事の処理・決定のすべてをまかせることを意味しています。

その他にも、「律令制で、一人の官の限られた任期」の意味も持っています。

一任の読み方

一任の読み方は「いちにん」です。誤って「いちじん」「ひとにん」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「一任いたします」「一任される」「一任する」

「一任いたします」「一任される」「一任する」などが、一任を使った一般的な言い回しです。

一任の使い方

「成年後見人を家庭裁判所に一任する」「本件はご一任させていただきます」「決定をあなたに一任するとは言っていません」などの文中で使われている一任は、「処理や決定のすべてをまかせること」の意味で使われています。

一方、「国司の一任は4年から6年程度でした」「一任の短縮を願い出る」「郡司は一任なしで世襲される役職です」などの文中で使われている一任は、「律令制における一人の官の限られた任期」の意味で使われています。

一任とは、上記の例文にあるように二つの意味がありますが、一般的には「処理や決定のすべてをまかせること」の意味で用いられています。一任の「任」は、訓読みで「まかせる」と読み、仕事などを他にゆだねて自由にさせることを表す漢字です。

「投資一任契約」の意味

一任を用いた日本語には、「投資一任契約」があります。投資一任契約とは、投資運用業者が顧客から投資判断を一任され、その投資判断に基づいた投資に必要な権限を委任されて投資を行う契約を意味します。

「第一任者」は誤用

一任を用いた誤った使い方には「第一任者」があります。正しくは「第一人者」であり、ある分野で一番すぐれていると認められた人を意味します。

一任の類語

一任の類語・類義語としては、仕事などを他人にまかせることを意味する「委任」、ゆだね任せることを意味する「委託」、他人に任せきりにすることを意味する「人任せ」、少しも逆らわずに他人の言いなりになるさまを意味する「唯々諾々」などがあります。

一存の例文

1.私の一存では決めかねますので、上司と相談いたしまして改めてご返答さしあげます。
2.経営者の一存で迅速に意思決定を行えば、ビジネスチャンスを逃すことはないでしょう。
3.誰かの独断で仕事を進めることはリスクがあるので、一存では決定できない仕組みをつくりました。
4.会計責任者の一存で、キックバックや収支報告書の未記載が決められるわけはないだろう。
5.新卒社員の配属先は人事部の一存で決まり、その育成は現場に一任されています。

この言葉がよく使われる場面としては、自分一人だけの考え、一方的な考えを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、一存という言葉はビジネスシーンで使用されることが多くあります。例文1にある「私の一存」とは、自分一人だけの考えを意味し、独断である様子を表します。

一任の例文

1.進行に関しては司会者に一任いたしますが、発表時間の厳守にご協力をお願いいたします。
2.子会社化したビジネスホテルの運営は、後継者となる息子に一任することにしました。
3.若いうちから仕事を一任されることは、やりがいや成長に繋がるでしょう。
4.ご寄付いただいた図書の取扱いにつきましては、当館にご一任くださいますようお願いします。
5.いただいた意見の扱いにつきましては、理事会にご一任いただくことをご了承ください。

この言葉がよく使われる場面としては、すべてを任せることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、一任という言葉は、おもにビジネスシーンで使用されています。例文4にある「ご一任くださいますようお願いします」は、ある事柄を一切まかせて欲しいことを意味する敬語表現です。

一存と一任という言葉は、似ていますが意味は大きく異なります。どちらの言葉を使うか迷った場合、一方的な考えを表現したい時は「一存」を、すべてを任せることを表現したい時は「一任」を使うようにしましょう。

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