【お誘い会わせの上】と【お誘い合わせの上】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「おさそいあわせのうえ」という読み方の「お誘い会わせの上」と「お誘い合わせの上」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「お誘い会わせの上」と「お誘い合わせの上」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「お誘い会わせの上」と「お誘い合わせの上」の違い

「お誘い会わせの上」は「お誘い合わせの上」の間違い

「お誘い会わせの上」と「お誘い合わせの上」の違いを分かりやすく言うと、「お誘い会わせの上」とは「お誘い合わせの上」の間違った使い方、「お誘い合わせの上」とは他の人に宣伝して欲しいという定番のフレーズのことです。

「お誘い会わせの上」は誤字

一般的には「お誘い会わせの上」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が同じなことから、「お誘い合わせの上」のことを間違えて「お誘い会わせの上」を使っている人がほとんどです。

「お誘い合わせの上」は正しい日本語

正しい言葉である「お誘い合わせの上」を使った分かりやすい例としては、「皆様お誘い合わせの上ご参加いただければ幸いです」「ご家族やご友人をお誘い合わせの上ぜひご参加ください」「お気軽にお誘い合わせの上お越しください」などがあります。

「お誘い合わせの上」という言葉はあっても、「お誘い会わせの上」という言葉は存在しません。同時に「お誘い合わせの上」という単語の意味について「他の人に宣伝して欲しいという定番のフレーズのこと」と覚えておきましょう。

「お誘い合わせの上」の英語表記

「お誘い合わせの上」は日本語特有表現なので、直訳した英語はありませんが、近い表現として「come」があります。

「お誘い会わせの上」の意味

「お誘い会わせの上」とは

「お誘い会わせの上」とは、「お誘い合わせの上」の間違った使われ方です。

「お誘い会わせの上」が間違っている理由

「お誘い会わせの上」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が同じなため、「お誘い合わせの上」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けましょう。

「お誘い会わせの上」と「お誘い合わせの上」を間違ってしまう理由としては、「お誘い会わせ」と「お誘い合わせ」の読み方が同じなので、勘違いして覚えてしまっているのが原因です。正しい日本語は「お誘い合わせの上」なので間違えないように注意しましょう。

ではなぜ「お誘い会わせの上」が間違った言葉かというと、「お誘い合わせの上」は誘い合って一緒に行動にすることを意味する「誘い合わせる」が変化した言葉というのが理由です。

「会う」にも互いに顔を向かい合わせるや場所を決めて対面することの意味があるので、混同しやすいですが、「お誘い合わせの上」は「誘い合わせる」が変化した言葉なので「合う」を使用すると覚えておきましょう。

間違った言葉である「お誘い会わせの上」の「会う」を使った分かりやすい例としては、「駅で友人とばったり会う」「明日また学校で会うだろう」「お客さんに会うので身だしなみはしっかりしておく」などがあります。

「お誘い合わせの上」の意味

「お誘い合わせの上」とは

「お誘い合わせの上」とは、他の人に宣伝して欲しいという定番のフレーズのことを意味しています。

「お誘い合わせの上」の漢字表記

「お誘い合わせの上」を漢字にすると、「御誘い合わせの上」と表記することができます。

表現方法は「ご家族お誘い合わせの上」「ご友人お誘い合わせの上」

「ご家族お誘い合わせの上」「ご友人お誘い合わせの上」などが、「お誘い合わせの上」を使った一般的な言い回しになります。

「お誘い合わせの上」の使い方

「お誘い合わせの上」を使った分かりやすい例としては、「皆様お誘い合わせの上奮ってご参加ください」「何卒皆様お誘い合わせ上お集りください」「お誘い合わせの上ご来場くださいますようご案内申し上げます」などがあります。

「お誘い合わせの上」は誘い合って一緒に行動することを意味する「誘い合わせる」に、接頭語の「お」、後にのことを意味する「の上」が合わさり、他の人に宣伝して欲しいという定番のフレーズのことの意味で使われている言葉です。

「お誘い合わせの上」は企業側のパーティーやイベントを行う際にもよく使われている言葉なので、ビジネスシーンでも使うことができます。その場合は「お誘い合わせの上」意外にも敬語表現を用いるのが一般的です。

「お誘い合わせの上」の特徴

「お誘い合わせの上」は一人で参加したり、誰かを誘わないとダメなのかと思う人もいるかもしれませんが、全くそんなことありません。ニュアンス的には「一人で参加してくれても構わないけど、他の人に宣伝もしてくれると嬉しいです」となります。

そのため、一人で参加しても何も問題ないと覚えておきましょう。

「お誘い合わせの上」の類語

「お誘い合わせの上」の類語・類義語としては、誘い文句のことを意味する「気兼ねなくお誘いください」があります。

「お誘い会わせの上」の例文

1.「お誘い会わせの上」という言葉は存在しないので、おそらく「お誘い合わせの上」の言い間違いだろう。
2.「お誘い合わせの上」という言葉は他の人に宣伝して欲しいという定番のフレーズのことで、「お誘い会わせの上」という言葉はない。
3.「お誘い会わせの上」という言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
4.皆様お誘い会わせの上ぜひご来場くださいという言葉を使う人はいるが、正しくは皆様お誘い合わせの上ぜひご来場くださいです。
5.ご家族やご友人をお誘い合わせの上お越しくださいという言葉はあるが、ご家族やご友人をお誘い会わせの上お越しくださいという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「お誘い合わせの上」という言葉を間違えて「お誘い会わせの上」と表現している時などが挙げられます。

「お誘い会わせの上」という言葉は辞書にも載っていませんし、広く使われている言葉ではなく、「お誘い合わせの上」を間違えて使っている可能性が高いです。

「お誘い会わせの上」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「お誘い会わせの上」ではなく、「お誘い合わせの上」と表現するのが正しい使い方になります。

「お誘い合わせの上」の例文

1.何卒皆様お誘い合わせの上、ご出席いただきますようお願い申し上げます。
2.本日より参加お申し込みを受付中ですので、皆様お誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。
3.本イベントは参加制限がありませんので、お誘い合わせの上奮ってご応募ください。
4.ご家族やご友人をお誘い合わせの上、お気軽にご参加ください。
5.皆様お誘い合わせの上、是非ご来店いただけますようご案内申し上げます。

この言葉がよく使われる場面としては、他の人に宣伝して欲しいという定番のフレーズのことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「お誘い合わせの上」はイベントシーンにおいてよく使われている言葉です。

「お誘い会わせの上」と「お誘い合わせの上」どちらを使うか迷った場合は、「お誘い会わせの上」は辞書にない言葉なので、辞書に載っている言葉の「お誘い合わせの上」を使うようにしましょう。

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