【エキストラ】と【エクストラ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「エキストラ」と「エクストラ」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「エキストラ」と「エクストラ」という言葉は、「追加や臨時」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




エキストラとエクストラの違い

エキストラとエクストラの意味の違い

エキストラとエクストラの違いを分かりやすく言うと、エキストラは映画などの臨時出演者を表現する時に使い、エクストラは特別な物事を表現する時に使うという違いです。

エキストラとエクストラの使い方の違い

一つ目のエキストラを使った分かりやすい例としては、「ホテルのエキストラベッドは思ったより固くなかった」「エキストラホールまで必要とするほど接戦だった」「映画のエキストラとして出演することになった」などがあります。

二つ目のエクストラを使った分かりやすい例としては、「エクストラコンテンツの配信が待ち遠しい」「エクストラステージに到達するまでに他のステージをクリアする必要がある」「エクストラという名の通り従来よりパワフルだ」などがあります。

エキストラとエクストラの使い分け方

エキストラとエクストラはどちらも、追加されたものや臨時のものを表し、同じ語源の言葉ですが、区別して使われることがあります。

エキストラは、映画やテレビ番組、コンサートなどに臨時で出演する人や、特別なものを表します。上記例文の「エキストラベッド」「エキストラホール」などのように、追加されたものを表すことも多くあります。

一方のエクストラは、特別な物事を表す言葉として使われています。上記例文の「エクストラコンテンツ」「エクストラステージ」などのように用いられたり、通常のものよりも増強されているものなどにも使われています。

つまり、エキストラは臨時や追加という意味で用いられることが多く、エクストラは特別という意味で用いられることが多いという違いがあります。本来は同じ語源や意味を持つため、それぞれの言葉を置き換えて使うこともできます。

エキストラとエクストラの英語表記の違い

エキストラもエクストラも英語にすると「extra」となり、例えば上記の「エキストラベッド」を英語にすると「an extra bed」となり、「エクストラコンテンツ」を英語にすると「extra contents」となります。

エキストラの意味

エキストラとは

エキストラとは、映画などの臨時出演者を意味しています。

その他にも、追加のものを意味する言葉として使われています。

エキストラの使い方

「エキストラ募集の広告を見て概要を覗いてみることにした」「役者のたまごとしてエキストラから挑戦してみようと思っている」「エキストラバイトはレアな案件ではなかろうか」などの文中で使われているエキストラは、「臨時出演者」の意味で使われています。

一方、「エキストラホールへと突入しようやく決着がついた」「客人が来た時のためにエキストラベッドを用意しておくべきだろうか」などの文中で使われているエキストラは、「追加のもの」の意味で使われています。

エキストラは英語で「extra」と表記され、「余分の」「臨時の」「追加の」といった意味を持つ言葉です。日本語でも同じように使われていますが、発音方法が日本独特なものであるため、より和製英語に近い表現と言えます。

表現方法は「エキストラ募集」「エキストラバイト」

上記例文の「エキストラ募集」「エキストラバイト」などのように、映像作品において通行人や群衆といった物語にほとんど関与しない出演者を指す言葉として使われています。役者としての経歴がない人が出演していることも多くあります。

また、上記例文の「エキストラホール」とは、ゴルフのトーナメントなど定められているホール数で勝負がつかない場合に行われる追加のホールを指す言葉で、いわゆる延長戦を表します。

エキストラの対義語

エキストラの対義語・反対語としては、平常や普段を意味する「平時」、あるものを削って減らすことを意味する「削減」があります。

エキストラの類語

エキストラの類語・類義語としては、演劇や映画で主要ではない役柄を意味する「端役」、出演時間が短く、台詞もほとんどない役を意味する「ちょい役」、主要な人物以外のその他大勢を意味する「モブ」などがあります。

エクストラの意味

エクストラとは

エクストラとは、特別な物事を意味しています。

エクストラの使い方

エクストラを使った分かりやすい例としては、「エクストラバージンオイルをドレッシングを作るのに使った」「エクストラを名称に含んだ商品が発売された」「エクストラステージに挑戦することが当面の目標だ」などがあります。

その他にも、「エクストラロードタイヤについて尋ねて勉強をした気分になった」「エクストラチャージがこんなに掛かるとは思っていなかった」「エクストラタイムを超えた試合を観客は息をのんで見守っていた」などがあります。

エクストラは英語で「extra」と表記され、「特別な」「格外の」といった意味を持つ言葉です。日本語でも同じように使われており、エキストラよりも発音が本来の英語に近い表現です。

表現方法は「エクストラバージンオイル」「エクストラロードタイヤ」

上記例文の「エクストラバージンオイル」とは、オリーブの実を絞ってろ過させただけのオイルを指し、その中でも一定の基準を満たしたものが該当します。精製して調整されているピュアオイルとは区別して使われています。

また、上記例文の「エクストラロードタイヤ」とは、タイヤの内部の構造を強くすることで従来よりも高い空気圧を入れることができるタイヤを指す言葉です。「XL」と省略して表現されることもあります。

エクストラの対義語

エクストラの対義語・反対語としては、ありふれていることを意味する「一般」、特別ではなく普通の状態であることを意味する「通常」があります。

エクストラの類語

エクストラの類語・類義語としては、超過している様子を意味する「スーパー」、過度のものや超越している様子を意味する「ハイパー」、極度のものを意味する「ウルトラ」などがあります。

エキストラの例文

1.ボランティアエキストラの登録をしようと友人に誘われてしてみたが、本当にオファーが来るのかドキドキする。
2.エキストラとしてドラマに出演したからと一緒に番組を確認したが、たったの一秒程度しか映っていなかった。
3.次はエキストラではなく、セリフのある登場人物としてオーディションを受けてみようと思っている。
4.エキストラホールを少しも必要とせず、圧倒的な差をつけて終えた選手は昨年も優勝していた。
5.今ではソファがエキストラベッドに変わるものもあるが、寝心地が良ければ従来のベッドでもエキストラベッドでも構わない。

この言葉がよく使われる場面としては、映画などの臨時出演者を意味する時などが挙げられます。

例文4や5のように、追加のものを表す言葉としても使われています。

また、どの例文のエキストラも、エクストラという言葉に置き換えて使うことができます。

エクストラの例文

1.バージンオリーブオイルの中でも基準をクリアした品質のものをエクストラバージンオリーブオイルと呼ぶようだ。
2.エクストラコンテンツをダウンロードするのに時間がかかるようで、その間のんびりと家事をして過ごすことにした。
3.以前試してみた化粧品のエクストラと記載があるバージョンのものを今回は購入することにした。
4.サッカーでは、エクストラタイムやロスタイム、アディショナルタイムなど様々な時間を表す用語が使われている。
5.エクストラと銘打つステージは周年記念の式典らしく、多くのファンが駆けつけようとチケット戦争が勃発している。

この言葉がよく使われる場面としては、特別な物事を意味する時などが挙げられます。

どの例文のエクストラも、エキストラという言葉に置き換えて使うことができます。

エキストラとエクストラは、どちらも「追加や臨時」を表します。どちらを使うか迷った場合は、映画などの臨時出演者を表す場合は「エキストラ」を、特別な物事を表す場合は「エクストラ」を使うと覚えておけば間違いありません。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
例文買取センター