【何らか】と【何かしら】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「何らか」(読み方:なんらか)と「何かしら」(読み方:なにかしら)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「何らか」と「何かしら」という言葉は、どちらも感覚や願望などの内容がはっきりしない事物を指すことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「何らか」と「何かしら」の違い

「何らか」と「何かしら」の意味の違い

「何らか」と「何かしら」の違いを分かりやすく言うと、「何らか」は話し言葉として使うことが多い、「何かしら」は書き言葉として使うことが多いという違いです。

「何らか」と「何かしら」の使い方の違い

一つ目の「何らか」を使った分かりやすい例としては、「二人の間には何らかの事情があるのだろう」「このことは何らかの方法で彼に伝えようと思います」「何らかの理由で早々に帰国することとなりました」「彼は何らかの理由で私を避けているらしいです」などがあります。

二つ目の「何かしら」を使った分かりやすい例としては、「行けば必ず何かしら得るものがあるだろう」「週に2回は何かしらの運動をするようにしています」「今度何かしらのお礼をさせてください」「彼はいつも何かしらの不平不満を言っている」などがあります。

「何らか」と「何かしら」の使い分け方

「何らか」と「何かしら」はどちらも感覚や願望などの内容がはっきりしない事物を指すことを意味している言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「何らか」は感覚や願望などの内容がはっきりしない事物を指すことを意味しており、基本的に話し言葉として使うことが多い傾向があります。

一方、「何かしら」は何かわからないあるものを示すことを意味しており、基本的に書き言葉として使うのが一般的です。

ただし、あくまで多いだけなので、「何らか」を書き言葉、「何かしら」を話し言葉として使用しても問題ないと覚えておきましょう。

「何らか」と「何かしら」の英語表記の違い

「何らか」も「何かしら」も英語にすると「」となり、例えば上記の「彼は何らかの理由で私を避けているらしいです」を英語にすると「He seems to be avoiding me for some reason」となります。

「何らか」の意味

「何らか」とは

「何らか」とは、感覚や願望などの内容がはっきりしない事物を指すことを意味しています。その他にも、いくらかのことの意味も持っています。

「何らか」の漢字表記

「何らか」を漢字にすると、「何等か」と表記することができますが、あまり一般的ではありません。余程の理由がない限り、ひらがなの「何らか」を使うようにしましょう。

「何らか」の読み方

「何らか」の読み方は「なんらか」です。誤って「なにらか」と読まないように気をつける必要があります。

「何らか」の使い方

「彼女は何らかの理由で私のことを避けているらしい」「貯金が底を尽きたので何らかの方法で稼ぐしかありません」などの文中で使われている「何らか」は、「感覚や願望などの内容がはっきりしない事物を指すこと」の意味で使われています。

一方、「彼女は何らかの事件に巻き込まれた可能性があります」「昨日より何らか体調が良くなりました」などの文中で使われている「何らか」は、「いくらかのこと」の意味で使われています。

「何らか」は感覚や願望などの内容がはっきりしない事物を指すことと、いくらかのことの二つの意味を持つ言葉ですが、どちらの意味でも使われています。

「何らか」はビジネスシーンと日常生活のどちらでも使うことができる言葉です。

「何らか」の特徴

「何らか」は主に話し言葉として使うことが多い言葉になります。あくまで多いだけなので、書き言葉として「何らか」を使用しても問題ないと覚えておきましょう。

「何らか」の類語

「何らか」の類語・類義語としては、数量や程度などがわずかであることを意味する「少し」、物事を少しずつゆっくり行うことを意味する「ぽつぽつ」、いくつかに分けたうちの一部分のことを意味する「幾分」などがあります。

「何かしら」の意味

「何かしら」とは

「何かしら」とは、何かわからないあるものを示すことを意味しています。

「何かしら」の読み方

「何かしら」の読み方は「なにかしら」です。誤って「なんかしら」と読まないように気をつける必要があります。

表現方法は「何かしらの理由」「何かしらの形で」

「何かしらの理由」「何かしらの形で」などが、「何かしら」を使った一般的な言い回しになります。

「何かしら」の使い方

「何かしら」を使った分かりやすい例としては、「誰でも何かしらの欠点があるものです」「先輩には何かしらの形で恩返しをしたいです」「この件に関しては何かしらの対策を練る必要があるだろう」「就職については何かしら考えていますか」などがあります。

「何かしら」は何かわからないあるものを示すことを意味する副詞です。主に対象を具体的に特定できないような場合に、それを言い表すために使います。

「何かしら」はビジネスシーンでも使える

「何かしら」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉ですが、「何かしら」自体は敬語表現ではないので、前後の文章で敬語を使用する必要があると覚えておきましょう。

「何かしら」の類語

「何かしら」の類語・類義語としては、感覚や願望などの内容がはっきりしない事物をさすことを意味する「何か」、言動などにはっきりとした理由や目的がないことを意味する「なんとなく」、理由や原因がはっきりしないことを意味する「何故か」などがあります。

「何らか」の例文

1.この件については、早急に何らかの対抗策を講じる必要があるだろう。
2.すぐに駆け付けますので、お母様に何らかの変化があった場合はお知らせください。
3.貯金が底を尽きてしまったので、何らかの方法で稼ぐしかありません。
4.何らかのエラーがあったので、上司に報告することにしました。
5.今回の事件は、先月起きた強盗事件と何らかの関係があるはずです。

この言葉がよく使われる場面としては、感覚や願望などの内容がはっきりしない事物を指すことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、いくらかのことを表現したい時にも使います。

例文1から例文3の「何らか」は感覚や願望などの内容がはっきりしない事物を指すこと、例文4と例文5の「何らか」はいくらかのことの意味で使っています。

「何かしら」の例文

1.何かしら嫌な予感がするので、今日は寄り道をせずに真っ直ぐ帰ることにしました。
2.彼女は口を開くと何かしら不満を言うので、周りのみんなは呆れています。
3.何かしらの手違いだと思いますが、予約注文した商品が発売日に届きません。
4.ニュース番組は何かしら得るものがあるので、出勤前に必ず見るようにしています。
5.彼は何かしら問題があるらしく、どこのクラブチームも積極的に取ろうとはしていませんでした。

この言葉がよく使われる場面としては、何かわからないあるものを示すことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「何かしら」は書き言葉として使うことが多い言葉です。

「何らか」と「何かしら」はどちらも感覚や願望などの内容がはっきりしない事物を指すことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、話し言葉として使うことが多いのが「何らか」、書き言葉として使うことが多いのが「何かしら」と覚えておきましょう。

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