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【本来であれば】と【本来ならば】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「本来であれば」(読み方:ほんらいであれば)と「本来ならば」(読み方:ほんらいならば)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「本来であれば」と「本来ならば」という言葉は、どちらも元々あるべき姿と違っていることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「本来であれば」と「本来ならば」の違い

「本来であれば」と「本来ならば」の意味の違い

「本来であれば」と「本来ならば」の違いを分かりやすく言うと、「本来であれば」は口語として使うことが多い、「本来ならば」は文語として使うことが多いという違いです。

「本来であれば」と「本来ならば」の使い方の違い

一つ目の「本来であれば」を使った分かりやすい例としては、「本来であれば本プロジェクトは今週で完了の予定でした」「本来であればこの時間に電車が来ているはずです」「本来であればその仕事は私が終わらせるべきでしたな」どがあります。

二つ目の「本来ならば」を使った分かりやすい例としては、「本来ならばこのビルはもっと早く完成する予定でした」「本来ならば直接お伺いすべきでしたがメールでのご報告となり申し訳ございません」「本来ならば彼はこの会議に参加するはずでした」などがあります。

「本来であれば」と「本来ならば」の使い分け方

「本来であれば」と「本来ならば」はどちらも元々あるべき姿と違っていることを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「本来であれば」は口語として使うことが多くとても幅広い場面で使用することができます。一方、「本来ならば」は論文や謝罪文などのかしこまった場面で文語として使われることが多いというのが違いです。

ただし、あくまで多いだけなので、「本来ならばこのパーティーは彼が参加していたはずでした」などのように、口語としても使っても問題ないと覚えておきましょう。

「本来であれば」と「本来ならば」の英語表記の違い

「本来であれば」も「本来ならば」も英語にすると「should have」となり、例えば上記の「本来であればその仕事は私が終わらせるべきでした」を英語にすると「I should have had the work done」となります。

「本来であれば」の意味

「本来であれば」とは

「本来であれば」とは、元々あるべき姿と違っていることを意味しています。

「本来であれば」の使い方

「本来であれば」を使った分かりやすい例としては、「本来であれば私が対応すべき案件でした」「本来であればこの建物はもっと早く完成する予定でした」「本来であれば私たちがこの問題を取り扱うべきです」「本来であれば彼は18時に退社予定でした」などがあります。

「本来であれば」は元々そうであることを意味する「本来」に、前に述べた事柄を仮定しそれを受けて話を展開することを意味する「であれば」が合わさり、元々あるべき姿と違っていることの意味で使われている言葉です。

「本来であれば」はビジネスシーンと日常生活のどちらでも使うことができる言葉で、何らかの事情により、元々あるべき姿と異なった結果を招いてしまった際によく使われています。

例えば、プロジェクト進行の遅延、予定外のイベントへの参加、開催予定時間や場所の変更などのイレギュラーな出来事に対して使うと覚えておきましょう。

「本来であれば」の注意点

また、ビジネスシーンにおいて「本来であれば」を使用する場合、シチュエーションによっては言い訳に聞こえてしまう場合もあるので、十分に注意が必要です。

「本来であれば」の類語

「本来であれば」の類語・類義語としては、元々あるべき形であったらのことを意味する「本来でしたら」、普通状態であったらならのことを意味する「通常であれば」、元々と異なっていることを意味する「元々であれば」などがあります。

「本来ならば」の意味

「本来ならば」とは

「本来ならば」とは、元々あるべき姿と違っていることを意味しています。

表現方法は「本来ならば直接お伺いしてお礼」「本来ならば直接お伺いしてお願い」

「本来ならば直接お伺いしてお礼」「本来ならば直接お伺いしてお願い」「本来ならば直接お伺いして謝罪」などが、「本来ならば」を使った一般的な言い回しになります。

「本来ならば」の使い方

「本来ならば」を使った分かりやすい例としては、「本来ならば彼はこのような簡単なミスはしないはずです」「本来ならば直接お伺いしてお礼申し上げるべきところ書面でご報告となることをお許しください」「本来ならば彼は昇進していただろう」などがあります。

「本来ならば」は元々そうであることを意味する「本来」に、できることならを意味する「ならば」が合わさり、元々あるべき姿と違っていることの意味で使われている言葉です。

「本来ならば」はビジネスシーンと日常生活のどちらでも使うことができる言葉で、何らかの事情により、元々あるべき姿と異なった結果を招いてしまった際によく使われています。

「本来ならば」の注意点

「本来ならば」はシチュエーションによっては言い訳に聞こえてしまう場合もあるので、十分に注意が必要と覚えておきましょう。

「本来ならば」の特徴

「本来ならば」は「本来ならば直接お伺いしてお詫び申し上げるべきところ」「本来ならば直接直接お伺いしてお礼申し上げるべきところ」などのように、謝罪文などのかしこまった場面で文語として使われること多いというのが特徴です。

「本来ならば」の類語

「本来ならば」の類語・類義語としては、あらかじめ決めていたことと違っていることを意味する「予定通りならば」、普段とは違っていることを意味する「普段ならば」などがあります。

「本来であれば」の例文

1.本来であればボールペンで記入しなければいけないところ、シャーペンで記入してしまいました。
2.本来であれば今日届く予定だったが、大雪の影響で遅延しているらしいです。
3.本来であれば本日開催予定でしたが、出演者の体調不良により中止となってしまいました。
4.本来であれば自分が伺うべきなのに、わざわざお越しくださり大変恐縮でございます。
5.本来であれば私がやるべき仕事でしたが、先約が入っていたため部下に任せることにしました。

この言葉がよく使われる場面としては、元々あるべき姿と違っていることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「本来であれば」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「本来ならば」の例文

1.本来ならば直接お伺いしてお詫び申し上げるべきところ、書面でのご連絡となり大変申し訳ございません。
2.本来ならばご挨拶に伺うところですが、取り急ぎ書面にて失礼いたします。
3.本来ならば直接伺いお詫びすべきところ、メールにて大変恐縮でございます。
4.本来ならば直接お伺いしてお願い申し上げるべきところ、書面にて失礼いたします。
5.本来ならば彼が出場する予定でしたが、体調不良により辞退したらしいです。

この言葉がよく使われる場面としては、元々あるべき姿と違っていることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「本来ならば」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「本来であれば」と「本来ならば」はどちらも元々あるべき姿と違っていることを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、口語として使うことが多いのが「本来であれば」、文語として使うことが多いのが「本来ならば」と覚えておきましょう。

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