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【お開き】と【中締め】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「お開き」(読み方:おひらき)と「中締め」(読み方:なかじめ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「お開き」と「中締め」という言葉は、どちらも宴会で使う言葉のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「お開き」と「中締め」の違い

「お開き」と「中締め」の意味の違い

「お開き」と「中締め」の違いを分かりやすく言うと、「お開き」とは祝宴や会合などが終わること、「中締め」とは宴会などの終了前にとりあえず一区切りをつけて手締めなどをすることという違いです。

「お開き」と「中締め」の使い方の違い

一つ目の「お開き」を使った分かりやすい例としては、「突然の大雨によりバーベキューはお開きになりました」「良い時間ですのでそろそろお開きにしようと思います」「この曲が終わったら今日はお開きにしましょう」などがあります。

二つ目の「中締め」を使った分かりやすい例としては、「部長から中締めを頼まれました」「これから中締めの挨拶をさせていただきます」「中締めのご指名謹んで務めさせていただきます」「僭越ながら中締めの挨拶をさせていただいます」などがあります。

「お開き」と「中締め」の使い分け方

「お開き」と「中締め」はどちらも宴会で使う言葉のことを意味していますが、使い方は少し異なっているので、間違えないよう注意が必要です。

「お開き」は祝宴や会合などが終わることを意味しており、宴会が終わるタイミング使う言葉になります。

一方、「中締め」は宴会などの終了前にとりあえず一区切りをつけて手締めなどをすることを意味しており、最後までいることが出来ない人のために早めに退出できるタイミングを作るために行われます。

「お開き」と「中締め」の英語表記の違い

「お開き」も「中締め」も日本語特有の表現なので直訳した英語はありませんが、近い表現として「closing remarks」があります。

「お開き」の意味

「お開き」とは

「お開き」とは、祝宴や会合などが終わることを意味しています。

「お開き」の漢字表記

「お開き」を漢字にすると、「御開き」と表記することができます。

表現方法は「お開きとさせていただきます」「お開きにする」「お開きにします」

「お開きとさせていただきます」「お開きにする」「お開きにします」などが、「お開き」を使った一般的な言い回しになります。

「お開き」の使い方

「お開き」を使った分かりやすい例としては、「パーティーがお開きになるにつれて彼はそわそわし始めました」「突然の豪雨によりこのお祭りはお開きになりました」「本日の飲み会はこれにお開きとさせていただきます」などがあります。

「お開き」は祝宴や会合などが終わることを意味する名詞です。

「お開き」を使う理由

単純に「終わる」「閉じる」などを使えばいいと思う方もいると思いますが、「終わる」や「閉じる」は忌み言葉なので祝宴や会合などで使うのは適していません。

忌み言葉とは、その場にふさわしくない、縁起の悪い言葉を指します。「終わる」や「閉じる」の他の意味言葉を挙げると、「落ちる」「壊す」「冷める」「捨てる」「負ける」「滅びる」「欠ける」「枯れる」などがあります。

「お開き」の類語

「お開き」の類語・類義語としては、集会や行事などが終わって集まっていた人が分かれてばらばらになることを意味する「解散」、会合が終わって人々が別れ去ることを意味する「散会」、集会や会議が終わることを意味する「閉会」などがあります。

「中締め」の意味

「中締め」とは

「中締め」とは、宴会などの終了前にとりあえず一区切りをつけて手締めなどをすることを意味しています。

「中締め」の使い方

「中締め」を使った分かりやすい例としては、「中締めが終わった後に2次会参加希望者を募りました」「中締めの挨拶が終わったので一本締めで終わりたいと思います」「ここで中締めの挨拶をさせていただきます」などがあります。

「中締め」は宴会などの終了前にとりあえず一区切りをつけて手締めなどをすることを意味する名詞です。

「中締め」は基本的に宴会などで使う言葉で、宴会の終了時間が近づいてることを知らせるためだったり、最後までいることが出来ない人のために早めに退出できるタイミングを作るために行われます。

そのため、「中締め」を行なったからといってすぐに宴会が終了するわけではありません。

挨拶や手締め行い全員が揃っている状態での宴会へのけじめをイメージすれば問題ないでしょう。そして、「中締め」のあとに行われる閉会宣言を「締め」や「本締め」と言います。

「中締め」を行なうタイミング

では「中締め」はいつ行えばいいのか迷う人もいると思いますが、明確な時間は決まっていません。ただし、2時間程度の飲み会においては、終了30分前に行うのが一つの目安になっているそうです。

「お開き」の例文

1.本日はこれにてお開きとさせていただきます。2次会参加希望の方はこちらにお集りください。
2.宴もたけなわなところ恐縮ですが、本日はお開きとさせていただきます。
3.これにて同窓会をお開きとさせていただきます。本日はお集りいただきありがとうございました。
4.午前中は晴れていたが午後になり大雨が降ってきたので、今日のイベントはお開きとなりました。
5.パーティーはお開きなったがまだ飲み足りなかったので、仲の良い人を誘って飲み直すことにしました。

この言葉がよく使われる場面としては、祝宴や会合などが終わることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「お開き」は宴会において使われている言葉です。

「中締め」の例文

1.終了の時間が近づいて参りましたので、ここで中締めを行ないたいと思います。
2.長い中締めの挨拶は好まれていないので、なるべく短くするようにしています。
3.宴もたけなわでございますが、終了のお時間が近づいてまいりましたので、中締めの挨拶を行ないたいと思います。
4.僭越ながら、私営業部の大谷が中締めの音頭を取らせていただきます。
5.終了の時間が迫っていますので中締めの挨拶を行ないたいと思います。本日はお集りいただきありがとうございました。

この言葉がよく使われる場面としては、宴会などの終了前にとりあえず一区切りをつけて手締めなどをすることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「中締め」は宴会において使われている言葉です。

「お開き」と「中締め」はどちらも宴会で使う言葉のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、祝宴や会合などが終わることを表現したい時は「お開き」を、宴会などの終了前にとりあえず一区切りをつけて手締めなどをすることを表現したい時は「中締め」を使うと覚えておきましょう。

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