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【間に受ける】と【真に受ける】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

同じ「まにうける」という読み方の「間に受ける」と「真に受ける」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「間に受ける」と「真に受ける」という言葉は同音の言葉ですが、それぞれの漢字によって使い方には少し違いがあります。




「間に受ける」と「真に受ける」の違い

「間に受ける」は「真に受ける」の間違い

「間に受ける」と「真に受ける」の違いを分かりやすく言うと、間に受けるとは真に受けるの間違った使い方、真に受けるとは言葉通りに受け取るということです。

「間に受ける」は誤字

一般的には「間に受ける」という言葉は存在しません。漢字の成り立ちや読み方が似ていることから、「真に受ける」のことを間違えて「間に受ける」として使っている人がほとんどです。

「真に受ける」は正しい日本語

正しい言葉である「真に受ける」を使った分かりやすい例としては、「私は真に受けることが多い」「他人の言葉を真に受ける必要はない」「すぐ真に受ける性格を直したい」「真に受けることは悪いことではない」「彼の言葉を真に受ける」などがあります。

「真に受ける」という言葉はあっても「間に受ける」という言葉は存在しないことを覚えておきましょう。同時に「真に受ける」という単語の意味について「言葉通りに受け取ること」と覚えておきましょう。

「真に受ける」の英語表記

「真に受ける」を英語にすると「to take seriously」となり、例えば上記の「彼の言葉を真に受ける」を英語にすると「Take his words seriously」となります。

「間に受ける」の意味

「間に受ける」とは、間に受けるの間違った使われ方です。

「間に受ける」という言葉は存在せず、間違った言葉として広まっています。読み方が同じなため、「真に受ける」と混同してしまう人が多いようですが、間違った言葉なので使わないように気を付けてください。

「間に受ける」の間の字を使った別の言葉としては、不運を直して幸運にしようとする行いのことを意味する「間直し」(読み方:まんなおし)、その場を適当に処理することを意味する「間を合わせる」、役に立たないことを意味する「間を欠く」などがあります。

「真に受ける」の意味

「真に受ける」とは

「真に受ける」とは、言葉通り受け取ることを意味しています。

「真に受ける」の使い方

「真に受ける」を使った分かりやすい例としては、「何でも真に受ける性格を直したい」「何事も真面目で一生懸命な人は真に受けるタイプが多い」「彼はすぐ真に受ける人です」「何でも真に受ける人とは会話が盛り上がらない」などがあります。

表現方法は「真に受ける人」「真に受ける性格」「真に受けるタイプ」

「真に受ける」という言葉は、人に対してにしか使わない言葉になります。そのため、「真に受ける人」「真に受ける性格」「真に受けるタイプ」などの表現をすることが多いです。

また「真に受ける」は、言葉通り受け取るという決して悪い意味ではないのですが、この言葉を人に対して使う場合マイナスなイメージが多いです。何故なら、「何でも言葉通りに受け取る冗談が通じない人」というニュアンスで使うことが多いからです。

「真に受ける」の類語

「真に受ける」の類語・類義語としては、本気であると信じることを意味する「本気にする」、物事の真意をよく理解せず受け入れることを意味する「鵜呑み」、訳も分からずただ信じることを意味する「盲信」、むやみやたらに信じることを意味する「妄信」などがあります。

「真に受ける」の真の字を使った別の言葉としては、本物であることを意味する「真物」、真っすぐ向かうことを意味する「真向き」、真面目で正しい生き方をしている人間のことを意味する「真人間」、正しく偽りのないことを意味する「真直」(読み方:まなお)などがあります。

その他にも、正直なことを意味する「真っ直ぐ」、紛れもない嘘のことを意味する「真っ赤な嘘」、嘘やいい加減なところがなく真剣であることを意味する「真面目」、少しも嘘のないことを意味する「真正直」などがあります。

「間に受ける」の例文

1.間に受けるという言葉は、今のところ間違いだとされているが、多くの人が使うようになれば馴染んでくるのかもしれない。
2.間に受けるという言葉は存在しないので、おそらく真に受けるの言い間違いだろう。
3.真に受けるという言葉は、言葉通りに受け取ることで、間に受けるという言葉はない。
4.彼の言うことを間に受けると言葉を使う人がいるが、正しくは彼の言うことを真に受けるです。
5.冗談を真に受けるという言葉はあるが、冗談を間に受けるという言葉はない。

この言葉がよく使われる場面としては、「真に受ける」という言葉を間違えて「間に受ける」と表現している時などが挙げられます。

「間に受ける」という言葉は、広く使われている言葉ではなく、「真に受ける」を間違えて使っている可能性が高い言葉です。「間に受ける」という言葉の意味を理解した上で、あえて使っている場合以外は、「間に受ける」ではなく、「真に受ける」と表現するのが正しい使い方です。

「真に受ける」の例文

1.冗談が通じない何でも真に受けるタイプの人と接するのは、とても難しい。
2.他人の言う言葉をいちいち真に受ける性格なので、人と接するのが疲れてしまう。
3.すぐ真に受ける人は他人とコミュニケーション取るのが、苦手な人が多い傾向があります。
4.冗談を真に受けると傷つくことが増える。
5.相手の話を真に受けないことが、できるビジネスマンになる秘訣だ。

この言葉がよく使われる場面としては、言葉通り受け取ることを表現したい時などが挙げられます。

例文1から例文5のように、「真に受ける」は人に対して使う言葉になります。「真に受ける」ことは決して悪いことではないのですが、何でも「真に受ける」人とはコミュニケーションが取りづらいので、マイナスなイメージを持たれることが多いです。

「間に受ける」と「真に受ける」どちらを使うか迷った時には、「間に受ける」は辞書にない言葉なので、「真に受ける」を使うようにしてください。

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