【穏やか】と【和やか】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「穏やか」(読み方:おだやか)と「和やか」(読み方:なごやか)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「穏やか」と「和やか」という言葉は、どちらも静かでのどかなことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「穏やか」と「和やか」の違い

「穏やか」と「和やか」の意味の違い

「穏やか」と「和やか」の違いを分かりやすく言うと、「穏やか」は人にも事象にも使う、「和やか」は人が複数関わる場合にのみ使うという違いです。

「穏やか」と「和やか」の使い方の違い

一つ目の「穏やか」を使った分かりやすい例としては、「あの人はとても穏やかな人です」「このタイミングで辞表を出すなんて穏やかではありません」「来週からは穏やかな天気になるでしょう」「私は穏やかに暮らしたいものだ」などがあります。

二つ目の「和やか」を使った分かりやすい例としては、「受賞お祝いパーティーは終始和やかな雰囲気で進んでいきました」「交流会は和やかに行われました」「私はあの和やかな笑顔を忘れることができません」などがあります。

「穏やか」と「和やか」の使い分け方

「穏やか」と「和やか」はどちらも静かでのどかなことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「穏やか」は人にも事象にも使うことができるので、「今日は穏やかな天気だ」「彼は穏やかな性格です」などのような使い方をすることができます。

一方、「和やか」は人が複数関わる場合にのみ使うので、「和やかな家庭ですね」「話し合いは和やかに進みました」などようの使い方をします。したがって、「今日は和やかな天気だ」のような事象に使うことはできないと覚えておきましょう。

「穏やか」と「和やか」の英語表記の違い

「穏やか」を英語にすると「calm」「quiet」「gentle」となり、例えば上記の「私は穏やかに暮らしたいものだ」を英語にすると「I want to live in peace and quiet」となります。

一方、「和やか」を英語にすると「congenial」「harmonious」「peaceful」「amiable」となり、例えば上記の「私はあの和やかな笑顔を忘れることができません」を英語にすると「I cannot forget her amiable smile」となります。

「穏やか」の意味

「穏やか」とは

「穏やか」とは、静かでのどかなことを意味しています。その他にも、気持ちが落ち着いていて物静かなこと、極端でなく人に受け入れられやすいことの意味も持っています。

表現方法は「穏やかな人」「穏やかに過ごす」

「穏やかな人」「穏やかに過ごす」などが「穏やか」を使った一般的な言い回しになります。

「穏やか」の使い方

「穏やかな天気なのでお出かけすることにしました」「世の中が非常に穏やかです」などの文中で使われている「穏やか」は、「静かでのどかなこと」の意味で使われています。

一方、「彼女はとても穏やかな人柄です」「新制度へ穏やかに移行することができました」などの文中で使われている「穏やか」は、「気持ちが落ち着いていて物静かなことや極端でなく人に受け入れられやすいこと」の意味で使われています。

「穏やか」は複数の意味を持つ形容動詞です。形容動詞とは活用のある自立語で、文中において単独で述語になることができます。

「穏やか」の特徴

「穏やか」は人にも事象にも使うことができるというのが特徴です。例えば、「彼女はとても穏やかな性格です」とすると人に対しての使い方になります。

一方、「明日は穏やかな天気なのでお出かけする予定です」とすると事象に対しての使い方になると覚えておきましょう。

「穏やか」の対義語

「穏やか」の対義語・反対語としては、勢いが大変強いことを意味する「激しい」、性格や言動にやさしさがなく粗暴であることを意味する「荒い」などがあります。

「穏やか」の類語

「穏やか」の類語・類義語としては、性質が素直で淑やかであることを意味する「優しい」、性質や態度などが穏やかで従順なことを意味する「大人しい」、穏やかで優しくて真面目なことを意味する「温厚」などがあります。

「和やか」の意味

「和やか」とは

「和やか」とは、もの柔らかなことを意味しています。

「和やか」の読み方

「和やか」の読み方は「なごやか」です。誤って「わやか」などと読まないようにしましょう。

表現方法は「和やかな雰囲気で」「和やかな人」「和やかな時間」

「和やかな雰囲気で」「和やかな人」「和やかな時間」などが、「和やか」を使った一般的な言い回しになります。

「和やか」の使い方

「和やか」を使った分かりやすい例としては、「私たちは和やかな雰囲気の中で話し合いを行ないました」「家族四人で和やかに食事をとりました」「私たちはイベント会場で和やかに談笑する」「和やかな雰囲気で練習をしていてとても印象が良いです」などがあります。

「和やか」はもの柔らかなことを意味する形容動詞です。また、人々の互いへの思いやりや心の柔らかさを表しているので、基本的にプラスのイメージを伴っていると覚えておきましょう。

「和やか」は「和やかな雰囲気」「和やかな家庭」「和やかな話し合い」などのように、人が複数関わる場合にのみ使う表現です。そのため、「和やかな天気」「和やかな景色」などのような、事象に対しては使うことができません。

「和やか」の類語

「和やか」の類語・類義語としては、思いやりのあることを意味する「温か」、性質などが落ち着いていて優しく穏やかなことを意味する「穏和」、言動が慌てず静かであることを意味する「落ち着く」などがあります。

「穏やか」の例文

1.来週からは梅雨が明けて穏やかな天気になるらしいので、ピクニックを計画しています。
2.ここは人が住んでいないのが不思議なほど穏やかな土地なので、とても居心地がいいです。
3.穏やかに話し合うことが、夫婦円満の秘訣だと思っています。
4.今年は新年早々、大地震が発生し、心中穏やかではないお正月を迎えることとなりました。
5.所属チームと揉めることなく、穏やかに移籍したいです。

この言葉がよく使われる場面としては、もの柔らかなことを表現したい時などが挙げられます。その他にも、気持ちが落ち着いていて物静かなこと、極端でなく人に受け入れられやすいことを表現したい時にも使います。

例文1と例文2はもの柔らかなこと、例文3と例文4は気持ちが落ち着いていて物静かなこと、例文5は極端でなく人に受け入れられやすいことの意味で使っています。

「和やか」の例文

1.みんな初対面だったが、最初から最後まで和やかな雰囲気でとても良い会でした。
2.彼女は和やかな人柄なので、自然と周りに人が集まってきます。
3.結婚記念パーティーは、終始和やかな雰囲気で進んで行きました。
4.米寿のお祝いで親戚一同が集まり、和やかに食事をとりました。
5.選手達が和やかな雰囲気で試合前に公開練習を行っているので、チームの状態は良さそうです。

この言葉がよく使われる場面としては、もの柔らかなことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「和やか」はプラスのイメージで使う言葉です。

「穏やか」と「和やか」はどちらも静かでのどかなことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、人にも事象にも使えるのが「穏やか」、人が複数関わる場合にのみ使うのが「和やか」と覚えておきましょう。

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