【今月いっぱい】と【今週いっぱい】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「今月いっぱい」(読み方:こんげついっぱい)と「今週いっぱい」(読み方:こんしゅういっぱい)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「今月いっぱい」と「今週いっぱい」という言葉は、似ていても意味は大きく異なりますので、ご注意下さい。




「今月いっぱい」と「今週いっぱい」の違い

「今月いっぱい」と「今週いっぱい」の意味の違い

「今月いっぱい」と「今週いっぱい」の違いを分かりやすく言うと、「今月いっぱい」とは今月の終わりまでのこと、「今週いっぱい」とは今週の終わりまでのことという違いです。

「今月いっぱい」と「今週いっぱい」の使い方の違い

一つ目の「今月いっぱい」を使った分かりやすい例としては、「彼は今月いっぱいで退職するらしいです」「今月いっぱいは忙しいので遊びにいけなさそうです」「今月いっぱいは入院生活になりそうだ」「今月いっぱいはここにいます」などがあります。

二つ目の「今週いっぱい」を使った分かりやすい例としては、「このレポートの期限は今週いっぱいです」「夏休みの宿題は今週いっぱいで終わらせる予定だ」「このセールは今週いっぱいまでです」「資料の完成には今週いっぱいかかります」などがあります。

「今月いっぱい」と「今週いっぱい」の使い分け方

「今月いっぱい」と「今週いっぱい」は似た言葉ですが、意味は全く異なっているので間違えないように注意が必要です。

「今月いっぱい」は今月の終わりまでのことを意味しており、簡単に言うならば月末までことを表しています。そのため、基本的に30日から31日のことを指していることが多いです。

一方、「今週いっぱい」は今週の終わりまでのことを意味しており、簡単に言うならば週末までのことを表しています。例えば、月曜日から金曜日まで働く会社では、金曜日までのことを指しています。

「今月いっぱい」と「今週いっぱい」の英語表記の違い

「今月いっぱい」を英語にすると「all this month」となり、例えば上記の「今月いっぱいはここにいます」を英語にすると「I will stay here all this month」となります。

一方、「今週いっぱい」を英語にすると「until the end of this」となり、例えば上記の「資料の完成には今週いっぱいかかります」を英語にすると「It will take until the end of this week to complete the documents」となります。

「今月いっぱい」の意味

「今月いっぱい」とは

「今月いっぱい」とは、今月の終わりまでのことを意味しています。

表現方法は「今月いっぱいで辞める」「今月いっぱいで退職」

「今月いっぱいで辞める」「今月いっぱいで退職」などが、「今月いっぱい」を使った一般的な言い回しになります。

「今月いっぱい」の使い方

「今月いっぱい」を使った分かりやすい例としては、「アルバイトを今月いっぱいで辞める予定です」「このサービスは今月いっぱいで解約する予定です」「今月いっぱいはここいいますよ」「北海道フェアは今月いっぱいで終わりらしい」などがあります。

「今月いっぱい」はこの月のことを意味する「今月」に、限度ぎりぎりまでのことを意味する「いっぱい」が合わさり、今月の終わりまでのことを意味する言葉です。

「チケットの予約は今月いっぱいまでです」と言われた場合、今月の最後の日を指します。例えば8月なら31日ですし、9月であれば30日になります。

「今月いっぱい」の特徴

「今月いっぱい」は日常生活やビジネスシーンなど、様々な場面で使うことができる言葉です。

「今月いっぱい」の類語

「今月いっぱい」の類語・類義語としては、1ヶ月の終わりまでのことを意味する「月末まで」、その月の終わりまでの間のことを意味する「今月中」などがあります。

「今週いっぱい」の意味

「今週いっぱい」とは

「今週いっぱい」とは、今週の終わりまでのことを意味しています。

表現方法は「今週いっぱい休む」「今週いっぱいまで」

「今週いっぱい休む」「今週いっぱいまで」などが、「今週いっぱい」を使った一般的な言い回しになります。

「今週いっぱい」の使い方

「今週いっぱい」を使った分かりやすい例としては、「スタッフが体調不良のため今週いっぱいお休みにさせていただきます」「企画書の提出は今週いっぱいまでです」「桜の見ごろは今週いっぱいまでの予想です」「今週いっぱいで辞めます」などがあります。

「今週いっぱい」はこの1週間のことを意味する「今週」に、限度ぎりぎりまでのことを意味する「いっぱい」が合わさり、今週の終わりまでのことを意味する言葉です。

「今週いっぱい」は今週の終わりまでを指していますが、月曜から金曜日まで働く会社や月曜日から金曜日までの学校では、週の最後の日である金曜日までとすることが一般的になっています。

「今週いっぱい」の特徴

「今週いっぱい」は日常生活やビジネスシーンなど、様々な場面で使うことができる言葉です。

「今週いっぱい」の類語

「今週いっぱい」の類語・類義語としては、1週間の終わりまでのことを意味する「週末まで」、その週の終わりまでの間のことを意味する「今週中」などがあります。

「今月いっぱい」の例文

1.今月いっぱいで退職するので、お世話になった人達に挨拶をすることにしました。
2.夏休みは今月いっぱいまでなので、まだまだ遊ぶことができそうです。
3.あまり行く時間が取れないので、ジムを今月いっぱいで退会しようと思います。
4.転勤が決まり、10年間住んでいた賃貸アパートを今月いっぱいで退去することになりました。
5.賑わっていたいちご狩りも今月いっぱいで終了と聞いたので、足を運ぶことにしました。

この言葉がよく使われる場面としては、今月の終わりまでのことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「今月いっぱい」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「今週いっぱい」の例文

1.インフルエンザにかかってしまったので、今週いっぱいお休みさせてください。
2.レポートの提出期限は今週いっぱいまでなので、忘れないように注意してください。
3.花菖蒲の見頃は今週いっぱいまでなので、土曜日に見に行くことにしました。
4.今週いっぱいは忙しいので、飲み会をするなら来週が嬉しいです。
5.今週いっぱいでアルバイトを辞めるので、みんなにお礼を言いました。

この言葉がよく使われる場面としては、今週の終わりまでのことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「今週いっぱい」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。

「今月いっぱい」と「今週いっぱい」は似た言葉ですが意味は異なっています。どちらの言葉を使うか迷った場合、今月の終わりまでのことを表現したい時は「今月いっぱい」を、今週の終わりまでのことを表現したい時は「今週いっぱい」を使うと覚えておきましょう。

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