似た意味を持つ「リロード」と「スーパーリロード」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「リロード」と「スーパーリロード」という言葉は、「ブラウザの再読み込み」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
リロードとスーパーリロードの違い
リロードとスーパーリロードの意味の違い
リロードとスーパーリロードの違いを分かりやすく言うと、リロードはキャッシュを用いた再読み込みを表現する時に使い、スーパーリロードはキャッシュを用いない再読み込みを表現する時に使うという違いです。
リロードとスーパーリロードの使い方の違い
一つ目のリロードを使った分かりやすい例としては、「フリーズしてしまったためページ全体をリロードすることにした」「リロードする前に一度文章を保存するべきだろう」「弾のリロードをしておかなければ敵と遭遇した時に困るだろう」などがあります。
二つ目のスーパーリロードを使った分かりやすい例としては、「スーパーリロードによって解決することを願う」「スーパーリロードで読み込み直す場合時間がかかりそうだ」「表示ファイルが壊れている場合にはスーパーリロードをする」などがあります。
リロードとスーパーリロードの使い分け方
リロードとスーパーリロードはどちらも、ブラウザ表示を行ったページの再読み込みを表す言葉ですが、読み込む方法が異なります。
リロードは、一時的にデータを保管する仕組みである「キャッシュ」を用いて、ブラウザページを再度読み込み直すことを表します。その他にも、弾丸を再装填することを意味する言葉としても使われています。
一方のスーパーリロードは、保存されているキャッシュを無視して読み込んだり、キャッシュをや破棄をしてからウェブページやファイルの全てをサーバーから再度読み込み直すことを表します。
つまり、リロードはキャッシュを用いたページの再読み込みを表し、スーパーリロードはキャッシュを用いずにページの全てを読み込み直すことを表すという違いがあります。後者は前者に比べて、やや時間が掛かるものの、最新の情報を取得することができます。
リロードとスーパーリロードの英語表記の違い
リロードを英語にすると「reload」となり、例えば上記の「ページ全体をリロードする」を英語にすると「reload the whole page」となります。
一方、スーパーリロードを英語にすると「super reload」となり、例えば上記の「スーパーリロードによって解決する」を英語にすると「be solved by the super reload」となります。
リロードの意味
リロードとは
リロードとは、ブラウザに表示したページをサーバーから再度読み込み直すことを意味しています。
その他にも、弾やフィルムを再装填することを意味する言葉として使われています。
リロードの使い方
「スマホでのリロード方法が分からない」「一度リロードして最新の情報を入手する」「画面のリロードを行う際にキャッシュの削除をした」などの文中で使われているリロードは、「ページの再読み込み」の意味で使われています。
一方、「エマージェンシーリロードの際にもたついてしまえば隙を狙われる可能性もある」「タクティカルリロードを素早く行うのには慣れが必要そうだ」などの文中で使われているリロードは、「再装填」の意味で使われています。
リロードは英語で「reload」と表記され、「再び荷を積む」「再び弾丸を込める」と言った意味を持つ言葉です。日本語でも同じように使われますが、弾丸を再度装填するという意味では、ゲームなどに関連する言葉としても多く使われています。
「エマージェンシーリロード」の意味
上記例文の「エマージェンシーリロード」とは、残弾がなくなってから行う再装填を表す言葉です。一方の「タクティカルリロード」とは、少し弾が残っている状態で行う再装填を表す言葉で、銃弾をあらかじめ装填してある部品を再利用できるのが特徴です。
また、ラグビー用語としても用いられており、その場合は「タックルをした後すぐに起き上がり態勢を整えること」を意味する言葉として使われています。
リロードの類語
リロードの類語・類義語としては、新しく改めることを意味する「更新」、書き改めることを意味する「書き換え」、状態や質などが良くなることを意味する「良化」などがあります。
スーパーリロードの意味
スーパーリロードとは
スーパーリロードとは、ブラウザに表示したページをキャッシュを使わずにダウンロードし直すことを意味しています。
スーパーリロードの使い方
スーパーリロードを使った分かりやすい例としては、「スーパーリロードでも上手く反映されないこともある」「スマホではスーパーリロードはできないらしい」「スーパーリロードで更新するのに少し時間がかかる」などがあります。
その他にも、「スーパーリロードの方法と仕組みを教わった」「誰でもスーパーリロードができるが端末によってはできない」「キャッシュをクリアしてからスーパーリロードを行う」「スーパーリロードにもデメリットが存在する」などがあります。
スーパーリロードは英語で「super reload」と表記することができますが、Google Chromeでは英語で「Hard Reload」と表記されています。また、「フルリロード」「強制リロード」「強制リフレッシュ」とも呼ばれることがあります。
一度手元に保存したファイルやデータに基づいて再度読み込む「リロード」とは異なり、情報の取得から再度やり直して読み込むことを「スーパーリロード」と呼んで区別します。そのため、後者は前者よりも読み込みに時間や通信料が掛かります。
キャッシュを削除するわけではないため、場合によっては更新前のデータが一部表示されるなどの不具合が発生することもあり、キャッシュの削除を必要とすることもあります。
スーパーリロードの類語
スーパーリロードの類語・類義語としては、一時的に保存されたデータを削除することを意味する「キャッシュクリア」、元のデータの上に新しいデータを描きこむことや読み込むことを意味する「上書き」などがあります。
リロードの例文
この言葉がよく使われる場面としては、ブラウザに表示したページをサーバーから再度読み込み直すことを意味する時などが挙げられます。
例文4や5のように、弾丸やフィルムを再装填することを意味する言葉としても使われています。
スーパーリロードの例文
この言葉がよく使われる場面としては、ブラウザに表示したページをキャッシュを使わずにダウンロードし直すことを意味する時などが挙げられます。
どの例文のスーパーリロードも、リロードとは方法が異なるため、置き換えて使うことはできません。
リロードとスーパーリロードは、どちらも「ブラウザの再読み込み」を表します。どちらを使うか迷った場合は、キャッシュを用いる場合は「リロード」を、キャッシュを用いない場合は「スーパーリロード」を使うと覚えておけば間違いありません。