似た意味を持つ「以上となります」(読み方:いじょうとなります)と「以上になります」(読み方:いじょうになります)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「以上となります」と「以上になります」という言葉は、どちらもこれ以上の報告や連絡がないことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「以上となります」と「以上になります」の違い
「以上となります」と「以上になります」の意味の違い
「以上となります」と「以上になります」の違いを分かりやすく言うと、「以上となります」は話し手が変化の結果を強調したいニュアンスで使う、「以上になります」は話し手が当然の結果だと受け止めているニュアンスで使うという違いです。
「以上となります」と「以上になります」の使い方の違い
一つ目の「以上となります」を使った分かりやすい例としては、「私からご報告できることは以上となります」「プロジェクトの進歩状況については以上となります」「提案内容については以上となります」などがあります。
二つ目の「以上になります」を使った分かりやすい例としては、「今期の売上報告は以上になります」「私からの発表は以上になります」「スケジュール内容の説明は以上になります」「プロジェクトの進歩についての報告は以上になります」などがあります。
「以上となります」と「以上になります」の使い分け方
「以上となります」と「以上になります」はどちらもこれ以上の報告や連絡がないことを意味しており、大きな違いはありません。
あえて違いを挙げるならば、話し手が変化の結果を強調したいニュアンスで使うのが「以上となります」、話し手が当然の結果だと受け止めているニュアンスで使うのが「以上になります」というのが違いです。
つまり、話し手の意識の違いで使い分けると覚えておきましょう。
「以上となります」と「以上になります」の英語表記の違い
「以上となります」も「以上になります」も直訳した英語表現はないのですが、近い表現として「That’s all」「That concludes」などがあります。
「以上となります」の意味
「以上となります」とは
「以上となります」とは、これ以上の報告や連絡がないことを意味しています。
「以上となります」の使い方
「以上となります」を使った分かりやすい例としては、「本日の会議での私からの発表は以上となります」「開発スケジュールについての説明は以上となります」「経費削減に向けた具体的な提案は以上となります」などがあります。
「以上となります」はそれより前に述べたことを意味する「以上」に、「となる」の丁寧な言い方の「となります」が合わさり、これ以上の報告や連絡がないことを意味する言葉です。
「以上となります」は丁寧な表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対しても使うことができると覚えておきましょう。また、基本的に締めの言葉としても使われています。
「以上となります」の特徴
「以上となります」の話し手の意識としては、話し手が変化の結果を強調したいニュアンスで使うというのが特徴です。
「以上となります」の類語
「以上となります」の類語・類義語としては、これ以上何もないことを意味する「以上です」があります。
「以上になります」の意味
「以上になります」とは
「以上になります」とは、これ以上の報告や連絡がないことを意味しています。
「以上になります」の使い方
「以上になります」を使った分かりやすい例としては、「本日の講義は以上になります」「今週の売り上げに関しては以上になります」「注文内容は以上になります」「私からの質問は以上になります」「復興プログラムに関しては以上になります」などがあります。
「以上になります」はそれより前に述べたことを意味する「以上」に、「になる」の丁寧な言い方の「になります」が合わさり、これ以上の報告や連絡がないことを意味する言葉です。
「以上になります」は丁寧な表現なので、ビジネスシーンにおいて上司や取引先などの目上の人に対しても使うことができると覚えておきましょう。また、基本的に締めの言葉としても使われています。
「以上になります」の特徴
「以上になります」の話し手の意識としては、話し手が当然の結果だと受け止めているニュアンスで使うというのが特徴です。
「以上になります」の類語
「以上になります」の類語・類義語としては、これで終わりのことを意味する「終了いたします」などがあります。
「以上となります」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、これ以上の報告や連絡がないことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「以上となります」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。
「以上になります」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、これ以上の報告や連絡がないことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように「以上になります」はビジネスシーンにおいても使うことができる言葉です。
「以上となります」と「以上になります」はどちらもこれ以上の報告や連絡がないことを表します。
どちらの言葉を使うか迷った場合、話し手が変化の結果を強調したいニュアンスで使うのが「以上となります」、話し手が当然の結果だと受け止めているニュアンスで使うのが「以上になります」と覚えておきましょう。