【当然】と【必然】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文
今日の買取件数:10件/今月の買取件数:464件/累計買取件数:3,536件
(現在、例文買取センターでは、買取数を増やして元気になって頂く負けるなキャンペーンを実施中!)

似た意味を持つ「当然」(読み方:とうぜん)と「必然」(読み方:ひつぜん)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「当然」と「必然」という言葉は、どちらも必ずそうなることを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。



当然と必然の違い

当然と必然の意味の違い

当然と必然の違いを分かりやすく言うと、必然の方が道理にかなっていて確実性が高いという違いです。

当然と必然の使い方の違い

一つ目の当然を使った分かりやすい例としては、「それは当然の結果だった」「彼が非難されるのは当然のことだ」「当然あってしかるべき処罰」「当然の如く正当化する」「紳士として当然の振る舞いだ」「当然、悪口は言わない方がよい」などがあります。

二つ目の必然を使った分かりやすい例としては、「歴史的必然性を考える」「必然的に事件は起こった」「政治的必然さを伴う批評活動」「出会いは偶然ではなく必然だ」「感染がすぐに広まったのは必然であった」などがあります。

当然と必然という言葉は、どちらも必ずそうなることを表しているのですが、当然は誰もが当たり前にそうなると考えることを意味し、必然は因果関係などがあり必ずそうなることを意味しています。

「当然の結果」と「必然の結果」の違い

例えば上記の「それは当然の結果だった」は誰もが当たり前にそうなると思った結果であることを表します。これが「それは必然の結果だった」となると、何かしらの因果関係や道理が招いた結果であったことを表します。

当然と必然の英語表記の違い

当然を英語にすると「naturally」「course」となり、例えば上記の「当然のこと」を英語にすると「a matter of course」となります。一方、必然を英語にすると「Inevitably」「necessity」となり、例えば上記の「歴史的必然性」を英語にすると「historical inevitability」となります。

当然の意味

当然とは

当然とは、そうなるのが当たり前であることを意味しています。

表現方法は「当然のことながら」「当然ながら」「当然のこと」

「当然のことながら」「当然ながら」「当然のこと」「当然と言えば当然です」などが、当然を使った一般的な言い回しです。

当然の使い方

当然を使った分かりやすい例としては、「当然のことながら処罰された」「支持率が下がったのは当然の結果だ」「国際交流は当然必要である」「電気や水の存在を当然のこととみなしている」「当然のことを当然にやれば良い」などがあります。

その他にも、「当然意識でモテ男になる」「この結果は当然と言えば当然だ」「当然ながら例外は認められない」「親切を当然のことと思うな」「餅つきには杵と臼が当然必要だ」「その意図は当然わかるだろう」などがあります。

当然という言葉は、日常生活やビジネスシーンなど幅広い場面で使われており、とても馴染みのある言葉なはずです。当然はそうなるのが当たり前であることを意味しており、だれが考えてもそうであるはずだという気持ちを表す言葉です。

「当然の帰結」の意味

当然という言葉を用いた日本語には「当然の帰結」があり、起こるべくして起こった結果のことという意味があります。誰から見ても容易に想像できるような結果の場合に使われる言葉で、「練習を怠っていたので、大会で予選落ちしたのは当然の帰結である」のように使います。

当然の対義語

当然の対義語・反対語としては、考えていた状態と非常違っていることを意味する「意外」、思いがけないことを意味する「案外」などがあります。

当然の類語

当然の類語・類義語としては、論じる必要のないほどはっきりしているさまを意味する「勿論」(読み方:もちろん)、言うまでもないことを意味する「無論」、特に証明などをしなくても明らかであることを意味する「自明」などがあります。

当然の当の字を使った別の言葉としては、道理にかなっていて正しいことを意味する「正当」、程度がその物事にふさわしいことを意味する「相当」、物事に直面したすぐその場を意味する「当座」などがあります。

必然の意味

必然とは

必然とは、必ずそうなることを意味しています。

表現方法は「必然である」「必然性がない」「必然性が問われる」

「必然である」「必然性がない」「必然性が問われる」などが、必然を使った一般的な言い回しです。

必然の使い方

必然を使った分かりやすい例としては、「子どもが必然性をもって学ぶ」「世の中には偶然と必然がある」「物事には良い面も悪い面もある必然の法則がある」「ミスを招く必然がないか検証する」「勝利を必然にした三連覇」「必然だから起こる事象」などがあります。

その他にも、「この地で災害が起きると必然的に大きな被害になる」「人生に起きる様々な出来事は全ては必然だ」「運命という避けられない必然」「必然だから起こる事象」「犯人は必然的に特定できる」「生活保護の必然性を検証する」などがあります。

必然という言葉は、必ずそうなることを意味しており、日常生活やビジネスシーンなど幅広い場面で使われている言葉です。

「必然性」の意味

上記の「必然性」とは、それ以外にはありえないという要素や性質を表す言葉です。また「必然的」とは、必ずそうなるさまを表す言葉です。

「運命は偶然よりも必然である」の意味

必然を用いた有名な言葉には、芥川龍之介の「運命は偶然よりも必然である」があります。今後どのようになるかということは、偶然ではなく何かしらの因果関係があることを表しています。なお、偶然と必然は対比して使われることが多くあります。

必然の対義語

必然の対義語・反対語としては、何の因果関係もなく予期しないことが起こることを意味する「偶然」、多分そうであろうと考えられることを意味する「蓋然」(読み方:がいぜん)などがあります。

必然の類語

必然の類語・類義語としては、必ずその事がやってくることを意味する「必至」、確かで間違いのないことを意味する「確実」などがあります。

必然の必の字を使った別の言葉としては、なくてはならないことを意味する「必要」、相手を必ず殺すことを意味する「必殺」、必ずそうなると判断されることを意味する「必定」(読み方:ひつじょう)などがあります。

当然の例文

1.飲み水を安定して供給するためには、下水処理施設の維持管理が当然必要です。
2.誰かに何かを尽くした時に、お礼を言ってもらえることが当然とは限らない。
3.ある調査では、悪天候でもスーパーなどのお店が営業するのは当然だと考えている人が6割弱であった。
4.オンライン授業が急に始まったが、みんながみんなパソコンやネット環境があることが当然なのだろうか。
5.至極当然という言葉を知らずに話し言葉で聞くと、「すごく当然」の聞き間違えかと思うだろう。

この言葉がよく使われる場面としては、そうなるのが当たり前であることを表現したい時などが挙げられます。

当然という言葉は、そうなるのが当たり前で、だれが考えてもそうであるはずだという意味を持っています。例文2で使われている「当然とは限らない」とは、当たり前ではないことを表しています。例文5で使われている「至極当然」とは、この上なく極めて当たり前のことを表す言葉です。

必然の例文

1.弱小チームが決勝まで勝ち進んだのは奇跡で、そこで強豪チームに敗退したのは必然だった思う。
2.彼は入社当初から、グループのリーダーに必然的になる印象があった。
3.病院内は多種多様な病気が多く存在するため、病原菌やウイルスなどの量は必然的に多くなります。
4.偶然とは思いがけないことが起こることであり、必然とは因果関係などから必ず起こることである。
5.その成果は「偶然」だったのか、それとも「必然」だったのか分からない。

この言葉がよく使われる場面としては、必ずそうなることを表現したい時などが挙げられます。

必然という言葉は、必ずそうなるに違いなく、それ以外にはありえないことという意味を持っています。例文1で使われている必然は、弱小チームが強豪チームに負ける以外にありえないという意味で使われています。

当然と必然という言葉はどちらも人生の中で数えきれないほど、使ったり聞いたりする言葉なはずです。当然は誰もが当たり前にそうなると考えることを表し、必然は因果関係などがあり必ずそうなることを表すことを覚えておきましょう。

言葉の使い方の例文
編集者
株式会社セラーバンク/例文買取センター運営
例文買取センター