【お手拭き】と【おしぼり】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「お手拭き」(読み方:おてふき)と「おしぼり」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「お手拭き」と「おしぼり」という言葉は、どちらも手を拭くために使われるもののことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「お手拭き」と「おしぼり」の違い

「お手拭き」と「おしぼり」の意味の違い

「お手拭き」と「おしぼり」の違いを分かりやすく言うと、「お手拭き」は紙製で使い捨てのもの、「おしぼり」は繰り返し使える布製のものという違いです。

「お手拭き」と「おしぼり」の使い方の違い

一つ目の「お手拭き」を使った分かりやすい例としては、「空港のラウンジでお手拭きをもらいました」「お手拭きは個包装で清潔に保たれています」「飲食店で配られるお手拭きは使い捨てが多いです」「飛行機でお手拭きが配られた」などがあります。

二つ目の「おしぼり」を使った分かりやすい例としては、「おしぼりが清潔だったので安心しました」「仕事の合間におしぼりでリフレッシュです」「手だけでなく首にもおしぼりを当てました」「レストランで熱いおしぼりを出してくれた」などがあります。

「お手拭き」と「おしぼり」の使い分け方

「お手拭き」と「おしぼり」はどちらも手を拭くために使われるもののことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「お手拭き」は「レストランに入るとビニールに入ったお手拭きが出てきた」のように、紙や不織布などでできた使い捨てタイプに対して使う言葉になります。コンビニやファストフード店など、気軽な場面で提供されることが多いです。

一方、「おしぼり」は「料亭では熱いおしぼりが出てきて心づかいを感じた」のように、タオル素材でできた布タイプに対して使う言葉です。温かいものや冷たいものがあり、飲食店や旅館などでのおもてなしの一環として提供されることが一般的です。

つまり、紙製で使い捨てのものが「お手拭き」、繰り返し使える布製のものが「おしぼり」と覚えておきましょう。

「お手拭き」と「おしぼり」の英語表記の違い

「お手拭き」を英語にすると「wet wipe」「moist towelette」「disposable hand wipe」となり、例えば上記の「飛行機でお手拭きが配られた」を英語にすると「They handed out wet wipes on the plane」となります。

一方、「おしぼり」を英語にすると「hot towel」「wet towel」「moist towel」となり、例えば上記の「レストランで熱いおしぼりを出してくれた」を英語にすると「They gave us a hot towel at the restaurant」となります。

「お手拭き」の意味

「お手拭き」とは

「お手拭き」とは、手などを拭く紙のことを意味しています。

「お手拭き」の使い方

「お手拭き」を使った分かりやすい例としては、「食後にお手拭きで口元を軽く拭きました」「ポケットにお手拭きを常備しています」「暑い日には冷たいお手拭きが心地よいです」「お弁当には必ずお手拭きをつけています」などがあります。

「お手拭き」は手を拭くために用いられる布やペーパーのことを意味する美化語です。美化語とは、丁寧語の一種で丁寧語Ⅱとも言われており、表現をより上品にするための配慮を表す言葉です。

また、飲食店やコンビニ、駅弁などに添えられていることが多く、食事の前後に手を清潔にするためのアイテムとして日常的に使われています。

「お手拭き」の特徴

「お手拭き」は携帯しやすいサイズであることが多く、バッグやポケットに入れて持ち歩けることから、非常に実用性の高い日用品であるというのが特徴です。

「お手拭き」の類語

「お手拭き」の類語・類義語としては、適度の湿りけをもたせたティッシュペーパーことを意味する「ウェットティッシュ」などがあります。

「おしぼり」の意味

「おしぼり」とは

「おしぼり」とは、顔や手を拭くための湯や冷水に湿して絞った手ぬぐいやタオルのことを意味しています。

「おしぼり」の使い方

「おしぼり」を使った分かりやすい例としては、「おしぼりで手を拭いてから食事を始めました」「熱いおしぼりに思わず顔をうずめたくなります」「冷たいおしぼりが夏には嬉しいです」「おしぼりを出すタイミングで店の気遣いが分かります」などがあります。

「おしぼり」は飲食店や旅館などでよく見かける、手や顔を拭くための布または紙でできた清拭用具のことを指します。簡単に言うならば、訪れた人へのおもてなしとして提供される、清潔と癒しのためのアイテムです。

特に日本の飲食文化では、おしぼりは料理を楽しむ前の準備として非常に重要な役割を果たしています。

「おしぼり」は多くの場合、サービスの一環として提供されますが、ただの清拭用具というよりも心づかいの象徴として捉えられることが少なくありません。

「おしぼり」の注意点

「おしぼり」の主な目的は手の清浄ですが、顔や首筋を軽く拭くことも許容される場面があります。ただし、かしこまった正式な席では顔を拭くのは控えるのがマナーとされているため注意が必要です。

「おしぼり」の類語

「おしぼり」の類語・類義語としては、湿らせた布ことを意味する「ウエットタオル」などがあります。

「お手拭き」の例文

1.コンビニで買い物をしたとき、お手拭きを一緒に入れてくれてとても助かりました。
2.ハンバーガーショップで、食べる前にお手拭きがあると便利でうれしいですね。
3.ピクニックのときは、お手拭きを多めに持って行くと安心できますよ。
4.子どもと外食する際は、さっと使えるお手拭きがあると重宝します。
5.新幹線の座席に用意されていたお手拭きは、旅の始まりにありがたく感じました。

この言葉がよく使われる場面としては、手などを拭く紙のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「お手拭き」は紙製で使い捨てのものを指す言葉です。

「おしぼり」の例文

1.居酒屋に入るとすぐに熱いおしぼりを出してくれて、とてもありがたく感じました。
2.おしぼりの温かさで、手だけでなく心までほっとする気がしました。
3.冷たいおしぼりが出てきたとき、夏の暑さが一瞬だけ和らぎました。
4.おしぼりの香りがほんのりと良く、店の細やかな気遣いが伝わってきました。
5.旅館ではお茶と一緒におしぼりを出されて、心地よいおもてなしを受けました。

この言葉がよく使われる場面としては、顔や手を拭くための湯や冷水に湿して絞った手ぬぐいやタオルのことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「おしぼり」は繰り返し使える布製のものを指す言葉です。

「お手拭き」と「おしぼり」はどちらも手を拭くために使われるもののことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、紙製で使い捨てのものが「お手拭き」、繰り返し使える布製のものが「おしぼり」と覚えておきましょう。

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