【じゃんけん】と【じゃいけん】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「じゃんけん」と「じゃいけん」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「じゃんけん」と「じゃいけん」という言葉は、どちらも日本で広く知られる手遊びのことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「じゃんけん」と「じゃいけん」の違い

「じゃんけん」と「じゃいけん」の意味の違い

「じゃんけん」と「じゃいけん」の違いを分かりやすく言うと、「じゃんけん」は全国的に使われている、「じゃいけん」は一部の地域でのみ使うという違いです。

「じゃんけん」と「じゃいけん」の使い方の違い

一つ目の「じゃんけん」を使った分かりやすい例としては、「子どもたちはじゃんけん遊びに夢中だった」「修学旅行の部屋割りをじゃんけんで決定しました」「じゃんけんが意外と強い友達に驚いた」「じゃんけんで勝った人が代表になります」などがあります。

二つ目の「じゃいけん」を使った分かりやすい例としては、「祖母の家ではずっとじゃいけんと呼んでいた」「じゃいけんで負けて今日は風呂掃除当番だ」「じゃいけんは東京の人には通用しないらしいです」「じゃいけんで順番を決めよう」などがあります。

「じゃんけん」と「じゃいけん」の使い分け方

「じゃんけん」と「じゃいけん」はどちら日本で広く知られる手遊びのことをも意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「じゃんけん」は、「じゃんけんぽん、あいこでしょ」のように、全国的に最も一般的に使われている表現です。標準語であり、テレビや学校、職場など、あらゆる場面で幅広く使われています。

一方、「じゃいけん」は、「じゃいけんぽん、あいこでしょ」のように、関西地方、中国地方、九州地方の一部の地域で使われてきた方言的な呼び方です。意味する内容は同じですが、使う地域や世代によって馴染みが異なる場合があります。

つまり、全国的に使われているのが「じゃんけん」、一部の地域でのみ使うのが「じゃいけん」と覚えておくとよいでしょう。

「じゃんけん」と「じゃいけん」の英語表記の違い

「じゃんけん」も「じゃいけん」も日本語特有の表現なので直訳した英語はありませんが、近い表現として「rock-paper-scissors」があります。

「じゃんけん」の意味

「じゃんけん」とは

「じゃんけん」とは、グー、チョキ、パーのいずれかの形を同時に出し合って勝負を決めることを意味しています。

「じゃんけん」の使い方

「じゃんけん」を使った分かりやすい例としては、「昨日は弟とじゃんけんしてテレビのチャンネルを決めた」「じゃんけんに三回連続で勝ったのは初めてです」「公園で知らない子とじゃんけんして仲良くなった」「負けたら罰ゲームというルールでじゃんけんした」などがあります。

「じゃんけん」は日常生活のさまざまな場面で活躍する、非常に身近な勝負手段の一つです。特に日本では、順番を決めたり、小さな対立を円満に解決したりする際に用いられることが多く、子どもから大人まで幅広く使われています。

「じゃんけん」は「グー」「チョキ」「パー」の三つの手の形を使って、勝敗を決める遊びまたは決定方法のことです。ルールは非常にシンプルで、グーはチョキに勝ち、チョキはパーに勝ち、パーはグーに勝ちます。

「じゃんけん」は地域によって呼び方が異なる言葉ですが、一般的で全国的に使われているのが「じゃんけん」になります。

「じゃんけん」の語源

「じゃんけん」の語源には諸説ありますが、明治時代に中国から伝わった「虫拳」という遊びが日本に入ってきて、それが「じゃんけん」へと変化したのが一番有力です。また、掛け声の「最初はグー」は昭和後期以降に普及し、今では定番の始まり方となっています。

「じゃいけん」の意味

「じゃいけん」とは

「じゃいけん」とは、グー、チョキ、パーのいずれかの形を同時に出し合って勝負を決めることを意味しています。

「じゃいけん」の使い方

「じゃいけん」を使った分かりやすい例としては、「関西に来て初めてじゃいけんという言葉を聞いた」「じゃいけんで決めるのが家族の伝統です」「学校でもじゃいけんを使う子がいて驚きました」「方言だと知らずにじゃいけんと使っていた」などがあります。

「じゃいけん」は、日本の一部で使われる言葉で、「じゃんけん」と同じ意味を持つ言葉です。主に関西地方、中国地方、九州地方の一部の地域で使われてきた方言的な呼び方になります。そのため、東日本に住んでいる方には伝わらない表現でもあります。

「じゃいけん」は「じゃんけん」と意味は一緒なので、グー、チョキ、パーの三つの手の形を使って、勝敗や順番などを決める際に用いられる遊びまたは決定方法を指します。

「じゃいけん」の語源

「じゃいけん」の語源について明確な起源ははっきりしていませんが、「じゃんけん」の訛りや地域的な発音の変化が元になっているという説が有力です。また、「いんじゃん」などと組み合わせた言い方もその土地ごとの言語感覚が反映された別の呼び方もあります。

「じゃんけん」の例文

1.今日の掃除当番は、じゃんけんで公平に決めることになりました。
2.お菓子をどれにするか、じゃんけんで順番を決めましょう。
3.友達と遊ぶときは、まずじゃんけんでチームを分けます。
4.誰が先に発表するか、みんなでじゃんけんをして決めました。
5.じゃんけんで負けてしまったので、私が代表を務めることになりました。

この言葉がよく使われる場面としては、グー、チョキ、パーのいずれかの形を同時に出し合って勝負を決めることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「じゃんけん」は全国的に使われている言葉です。

「じゃいけん」の例文

1.関西ではじゃいけんと言うこともあり、地元の子どもたちにとっては普通の表現です。
2.昔はじゃいけんで決めようと祖父によく言われたものです。
3.今日の順番は、地元流にじゃいけんで決めることにしました。
4.じゃいけんで負けた人が片付けるというルールが決まっています。
5.子どもたちは自然とじゃいけんぽんと言いながら遊び始めました。

この言葉がよく使われる場面としては、グー、チョキ、パーのいずれかの形を同時に出し合って勝負を決めることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「じゃいけん」は一部の地域でのみ使う言葉です。

「じゃんけん」と「じゃいけん」はどちらも日本で広く知られる手遊びのことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、全国的に使われているのが「じゃんけん」、一部の地域でのみ使うのが「じゃいけん」と覚えておくとよいでしょう。

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