【ガチレス】と【マジレス】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「マジレス」と「ガチレス」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「マジレス」と「ガチレス」という言葉は、「本気でしっかりと返事をすること」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




マジレスとガチレスの違い

マジレスとガチレスの意味の違い

マジレスとガチレスの違いを分かりやすく言うと、マジレスよりもガチレスの方が真面目度が高い返信や返事を表現する時に使うという違いです。

マジレスとガチレスの使い方の違い

一つ目のマジレスを使った分かりやすい例としては、「マジレスすると楽しいだけでは生きていけない」「マジレスばかりしていてつまらなくないのかと尋ねられた」「特定のタイミングのマジレスは面白いと思う」などがあります。

二つ目のガチレスを使った分かりやすい例としては、「ガチレスすると水を差してしまいそうで控えている」「ガチレスが飛び交う場所で冗談を言う気にはなれない」「先輩が後輩のボケに対してガチレスすることが多い」などがあります。

マジレスとガチレスの使い分け方

マジレスとガチレスはどちらも、本気でしっかりと返事をすることを意味し、使い方や意味はほとんど同じです。強いて言えば、度合いが若干異なるとされています。

マジレスは、真剣な返信や、真面目に返事をすることを指し、冗談抜きのふざけていない様子を意味する「マジ」と、返事を意味する「レスポンス」の「レス」を組み合わせた言葉です。

一方のガチレスも、真面目な返信や返事を指し、真面目な様子や真剣な様子を意味する「ガチンコ」の「ガチ」と、「レスポンス」の「レス」を組み合わせた言葉です。

つまり、マジレスとガチレスは意味や使い方は同じですが、マジレスよりもガチレスの方が本気度や真剣さが強い場合に用いられるという違いがあります。

マジレスとガチレスの英語表記の違い

マジレスとガチレスを英語にすると「seriously」となり、例えば上記の「マジレスすると」「ガチレスすると」を英語にすると「But seriously」「But in all seriousness」となります。

マジレスの意味

マジレスとは

マジレスとは、真剣な返信や、真面目に返事をすることを意味しています。

マジレスの使い方

マジレスを使った分かりやすい例としては、「マジレスすると、そのやり方はあまり良くないと思う」「マジレスばかりしていたら面白くない人間と思われるだろう」「マジレスをついしてしまうが、ツッコミとの違いがあまりわかっていない」などがあります。

その他にも、「マジレス、彼女の方がこの仕事には適している」「どれだけマジレスできるかで知識量が問われるだろう」「マジレスやめてと言われてしまってから発言に気を付けるようにしている」などがあります。

マジレスは、冗談抜きのふざけていない様子を意味する「マジ」と、返事を意味する「レスポンス」の「レス」を組み合わせた言葉です。インターネット掲示板にて使われ始めた言葉で、2015年からは死語と考える人もいるようです。

表現方法は「マジレス乙」「ネタにマジレスをする」

上記例文の「マジレス乙」「ネタにマジレスをする」「マジレスにはマジレスで返す」などのように使われますが、ビジネスシーンや目上の人に対して用いる表現としては不適切と言えます。

また、「ネタにマジレス」とは、ふざけているネタに対して、空気を読まずに真剣に返事をすることを意味する言葉です。そのため、空気が読めていないと暗に指摘されるような発言とされています。

マジレスの類語

マジレスの類語・類義語としては、最初にボケた人のボケを潰して困惑させたり、無視してしまうことを意味する「ボケ殺し」などがあります。

ガチレスの意味

ガチレスとは

ガチレスとは、本気の返事をすることや真面目な反応を意味しています。

ガチレスの使い方

ガチレスを使った分かりやすい例としては、「おどけた人に対してガチレスした人がいると空気がしんとなる」「ガチレスをすること自体は悪いことだとは思わない」「ガチレスは周囲の会話を考えてしたほうがいいだろう」などがあります。

その他にも、「ガチレスすると真面目過ぎると距離を置かれることが多かった」「ガチレスよりもマジレスという言葉の方がよく使う」「ガチレスという言葉を使っている人はあまり見ない」などがあります。

ガチレスは、真面目な様子や真剣な様子を意味する「ガチンコ」の「ガチ」と、「レスポンス」の「レス」を組み合わせた言葉です。上項の「マジレス」と同じように使われています。

ガチレスの特徴

検索エンジンでは、「マジレス」が約104万件ヒットするのに対して、「ガチレス」は約17500件しかヒットしないことから、この言葉自体用いる人は非常に少ないと考えられます。

また、「ガチレス」という言葉に違和感を感じる人もおり、「マジレス」という言葉が用いられることの方が多くあります。

ガチレスの類語

ガチレスの類語・類義語としては、真面目に物事に取り組む様子を意味する「真剣」などがあります。

マジレスの例文

1.マジレスキッズを相手にしたのはこれが初めてだったが、上司がそういう人間とは思わなかった。
2.マジレスばかりしていて話が面白くなるわけがないと言われたが、本当にそうだろうか。
3.こちらがマジレスをしているのに、相手がいつまでもふざけていたら気分も悪くなる。
4.マジレスうざいと友人に言われたが、マジレスが悪いことであり、嫌われるほどとは思ってもみなかった。
5.ネタにマジレスするなんて冷めると言われたため、おどけている人を見た時はできるだけ真面目なことは言わないようにしている。

この言葉がよく使われる場面としては、真剣な返信や、真面目に返事をすることを意味する時などが挙げられます。

例文1の「マジレスキッズ」とは、マジレスばかりするような幼稚で、すぐにムキになるような人を指す言葉です。

ガチレスの例文

1.ガチレスしててウケると笑われたが、内容が内容なだけに真面目に話をしておきたかった。
2.ガチレスという言葉よりもマジレスという言葉の方が使用頻度が高いように思う。
3.せっかくおどけたりボケたりして笑いが起きているのに、ガチレスしたら会話が終わってしまうため負けと言っている人もいる。
4.イラスト添削でガチレスしてくれる先生は大切な存在だと思っている。
5.打ち間違えただけなのにガチレスしてこられると怒られているような気分になり、悲しくなる。

この言葉がよく使われる場面としては、本気の返事をすることや真面目な反応を意味する時などが挙げられます。

ガチレスもマジレスと同じように使われますが、意味はほとんど同じであることからマジレスの方が多く用いられています。

マジレスとガチレスは、どちらも「本気でしっかりと返事をすること」を表します。どちらを使うか迷った場合は、「マジレス」よりも「ガチレス」の方が真面目度が高い返信や返事であると覚えておけば間違いありません。

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