似た意味を持つ「ツーツー」と「ツーカー」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「ツーツー」と「ツーカー」という言葉は、「相手と通じ合っている様子」という共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
ツーツーとツーカーの違い
ツーツーとツーカーの意味の違い
ツーツーとツーカーの違いを分かりやすく言うと、ツーツーは情報が筒抜けである様子も表現する時に使い、ツーカーは互いに心が通じ合っている様子のみを表現する時に使うという違いです。
ツーツーとツーカーの使い方の違い
一つ目のツーツーを使った分かりやすい例としては、「奥さんとツーツーのようで羨ましい」「話がツーツーになってしまうのは企業的に問題がある」「母に電話を掛けたらツーツーという音だけが聞こえた」などがあります。
二つ目のツーカーを使った分かりやすい例としては、「私たちはツーカーの仲であるため、相手の言いたいことがすぐわかる」「ツーカーでいられるのは長く一緒に過ごしてきたからだろう」「ツーカーにとってはこのくらいの意思疎通は朝飯前だろう」などがあります。
ツーツーとツーカーの使い分け方
ツーツーとツーカーはどちらも、相手と通じ合っている様子を表す言葉であり、使い方や意味も同じです。ツーツーがツーカーの派生語であると考えられることもあり、ツーカーという表現が使われることが多くあります。
ツーツーは、意志や気心などが互いによく通じ合っていることを意味します。その他にも、情報が筒抜けである様子や、相手が通話中であるなどの理由で電話がつながらない際に聞こえる音を表す言葉として使われることがあります。
一方のツーカーは、互いに気心が通じ合って、少し話しただけで相手の言おうとしていることがわかることを意味する言葉として使われており、「つうと言えばかあ」の略語として用いられています。
つまり、ツーツーとツーカーは同じ意味で用いられており、違いはほとんどありません。強いて言えば、ツーツーには他の意味もありますが、ツーカーには心が通じ合う様子のみを表すという違いがあります。
ツーツーとツーカーの英語表記の違い
ツーツーとツーカーに似た英語表現は「Birds of a feather」「Two peas in a pod」となり、例えば上記の「私たちはツーカーの仲」を英語にすると「we’re birds of a feather」となります。
ツーツーの意味
ツーツーとは
ツーツーとは、意志や気心などが互いによく通じ合っていることを意味しています。
その他にも、情報などが筒抜けである様子を意味する言葉として使われています。
ツーツーの使い方
「ツーツーの仲という表現よりツーカーの仲という表現の方がまだ使っている」「兄と自分はツーツーなため交わす言葉も少ない」などの文中で使われているツーツーは、「互いによく通じ合っていること」の意味で使われています。
一方、「企業秘密がツーツーでは顧客は誰も信用しないだろう」「妹経由で母にテストの点数がツーツーだ」「他社にツーツーとなるのは内部に敵がいることになる」などの文中で使われているツーツーは、「情報などが筒抜けである様子」の意味で使われています。
ツーツーの由来
ツーツーは、「つうつう」と表記されることもあります。「つう」は「通ずる」が由来であると考えられることもあり、相手と通じ合っている様子を表す言葉として使われていますが、「ツーカー」の派生語として考えられることもあります。
また、相手が通話中であるなどの理由で、電話が通じない時に聞こえる音を表す擬音語として用いられることもあります。
ツーツーの対義語
ツーツーの対義語・反対語としては、気性や考え方の違いから上手く付き合っていくことが難しい様子を意味する「ノリが違う」があります。
ツーツーの類語
ツーツーの類語・類義語としては、性格や気質、考え方が似ているため気持ちが通じ合う様子を意味する「肌が合う」、働きかけるとすぐに反応する様子を意味する「打てば響く」、互いに心が通じ合う様子を意味する「心を通わす」などがあります。
ツーカーの意味
ツーカーとは
ツーカーとは、互いに気心が通じ合って、少し話しただけで相手の言おうとしていることがわかることを意味しています。
ツーカーの使い方
ツーカーを使った分かりやすい例としては、「ツーカーで通じる友人は理解が早くて助かる」「事細かに説明しなくてもツーカーの仲であれば汲み取ってもらえる」「相手のことをよく知っているためツーカーで伝わる」などがあります。
その他にも、「ツーカーの仲という表現が死語と考えられることもあるそうだ」「おじさんとおばさんはツーカーなのだと言っていた」「ツーカーがどんな意味なのか分からなかったため父親に尋ねた」などがあります。
ツーカーは日本語で「つうと言えばかあ」という語を省略した言葉であり、「つうかあ」と表記されることもあります。若い世代には使われていないため死語とされることもありますが、今日にも使われている表現です。
明治末期から大正時代には使われており、「つうことだ」と事の説明をした相手が「そうかあ」と答えたことに由来し、内容を言わずに相手の言葉を汲み取ることのできるような関係を表す言葉として使われるようになったという説があります。
ツーカーの対義語
ツーカーの対義語・反対語としては、共通の趣味や価値観の有無、コミュニケーションの方法などが異なる様子を意味する「気が合わない」があります。
ツーカーの類語
ツーカーの類語・類義語としては、相互の調子がよく合う様子を意味する「息が合う」、相手と呼吸がぴったりと合うほど気があう様子を意味する「馬が合う」、互いの気持ちや考えがぴったりと合うことを意味する「意気投合」などがあります。
ツーツーの例文
この言葉がよく使われる場面としては、意志や気心などが互いによく通じ合っていることを意味する時などが挙げられます。
例文4のように「情報などが筒抜けである様子」を表すことや、例文5のように「電話を掛けた相手が通話中である場合に鳴る音」を表すこともあります。
ツーカーの例文
この言葉がよく使われる場面としては、互いに気心が通じ合って、少し話しただけで相手の言おうとしていることがわかることを意味する時などが挙げられます。
どの例文のツーカーも、ツーツーという言葉に置き換えて使うこともできます。
ツーツーとツーカーは、どちらも「相手と通じ合っている様子」を表します。どちらを使うか迷った場合は、情報が筒抜けである様子も表す場合は「ツーツー」を、心が通じ合っている様子のみを表す場合は「ツーカー」を使うと覚えておけば間違いありません。