【秒読み】と【大詰め】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「秒読み」(読み方:びょうみ)と「大詰め」(読み方:おおづめ)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「秒読み」と「大詰め」という言葉は、どちらも物事が終わりに近づいている状況のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「秒読み」と「大詰め」の違い

「秒読み」と「大詰め」の意味の違い

「秒読み」と「大詰め」の違いを分かりやすく言うと、「秒読み」は残り時間の短さを強調すること、「大詰め」は進行状況として最終局面にあることすという違いです。

「秒読み」と「大詰め」の使い方の違い

一つ目の「秒読み」を使った分かりやすい例としては、「新内閣発足は秒読み段階に入った」「台風の上陸が秒読みとなっています」「優勝決定はもはや秒読みだと見られています」などがあります。

二つ目の「大詰め」を使った分かりやすい例としては、「交渉は大詰めを迎え、最終調整が続いています」「ドラマは物語の大詰めに差しかかりました」「予算案の編成作業は大詰めの段階に入っています」などがあります。

「秒読み」と「大詰め」の使い分け方

「秒読み」と「大詰め」はどちらも物事が終わりに近づいている状況のことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「秒読み」は、「開始・発生・決定までの時間が極めて短い状態」を表す言葉で、「開幕は秒読みだ」「成立は秒読み段階だ」のように、時間的な切迫感を強く含んで使われます。

一方、「大詰め」は、「結論に至る直前の重要な工程を含む最終局面」を表す言葉で、「協議は大詰めを迎えた」「作業は大詰めに入った」のように、最終段階全体を指して使われます。

つまり、残り時間の短さを強調するのが「秒読み」、進行状況として最終局面にあることを表すのが「大詰め」と覚えておきましょう。

「秒読み」と「大詰め」の英語表記の違い

「秒読み」を英語にすると「countdown」「imminent」「on the verge」となり、例えば「優勝決定は秒読みだ」を英語にすると「The championship decision is now in the countdown phase」となります。

一方、「大詰め」を英語にすると「final stage」「final phase」「in the home stretch」となり、例えば「交渉は大詰めを迎えています」を英語にすると「The negotiations have entered the final stage」
となります。

「秒読み」の意味

「秒読み」とは

「秒読み」とは、時間的に間近に迫っている状能にあることを意味しています。

表現方法は「開始まで秒読みだ」「決着は秒読みだ」

「開始まで秒読みだ」「決着は秒読みだ」などが、「秒読み」を使った一般的な言い回しになります。

「秒読み」の使い方

「秒読み」を使った分かりやすい例としては、「新製品の発表が秒読みとなっています」「試合終了まで秒読みの状況です」「交渉妥結は秒読み段階に入ったと見られます」「台風上陸は秒読みだと気象庁が発表しました」などがあります。

「秒読み」は、ある出来事が間近に迫っていること、時間的に残りわずかであることを意味する名詞です。もともとは将棋で持ち時間がなくなり、残り時間を秒単位で数えることを指す言葉でした。

「秒読み」は広く使われている

現在では、「秒読み」は将棋の専門用語としてだけでなく、出来事の発生や決着が目前に迫っている状況を比喩的に表す表現として、広く使われています。

「秒読み」は「完成は秒読み」「解散は秒読み」「発売開始は秒読み段階」などのように、結果や行動がほぼ確定しており、あとは時間の問題であるという場面に用いられます。

また、「退任は秒読みだ」「破綻は秒読み状態だ」といったように、緊張感や切迫感、避けられない流れを強調するニュアンスを含ませて使うこともできると覚えてきましょう。

「秒読み」は時間的な切迫性を強く印象づける表現であり、単に「近い」よりも差し迫った状況を伝えるのが特徴です。そのため、ビジネスシーンやスポーツシーンなど、緊張感のある場面で頻繁に用いられます。

「秒読み」の類語

「秒読み」の類語・類義語としては、状況が最終段階に近いことを表す「目前」などがあります。

「大詰め」の意味

「大詰め」とは

「大詰め」とは、物事の終局の場面のことを意味しています。

表現方法は「交渉は大詰めを迎えた」「議論は大詰め」

「交渉は大詰めを迎えた」「議論は大詰め」などが、「大詰め」を使った一般的な言い回しになります。

「大詰め」の使い方

「大詰め」を使った分かりやすい例としては、「契約条件の調整が大詰めを迎えています」「予算編成は大詰めの段階です」「大会準備もいよいよ大詰めです」「与野党協議は大詰めに入りました」などがあります。

「大詰め」の語源

「大詰め」は、物事が最終局面に近づき、重要な調整や詰めの作業が行われている段階を意味する名詞です。語源は、囲碁や将棋における終盤の詰めの局面に由来しています。

現在では、「大詰め」は勝敗がほぼ見えてきた段階だけでなく、結論や完成に向けて最後の詰めを行っている状況全般を表す言葉として用いられています。

「大詰め」の特徴

「大詰め」は「協議は大詰め」「仕上げは大詰め」「議論が大詰めを迎える」などのように、まだ一定の作業や調整は残っているものの、全体として終わりが視野に入っている場面に使われます。

また、「年度末で業務が大詰めだ」「制作現場は大詰めを迎えている」といったように、忙しさや緊迫感を含ませて使うこともできます。

「大詰め」は、最終局面に差しかかっていることを示しつつも、まだ決定や完了には至っていない点を含意する表現です。そのため、「秒読み」ほど切迫した時間感覚はなく、進行状況や段階を冷静に伝える言葉として使われていると覚えておきましょう。

「大詰め」の類語

「大詰め」の類語・類義語としては、物事が最終段階に近づいていることを表す「佳境」などがあります。

「秒読み」の例文

1.新商品の発売日は変更なく、社内では準備が整い、いよいよ秒読み段階に入りました。
2.長時間続いた会議も結論が見え、終了まではもはや秒読みだと感じられました。
3.システム切り替えの時刻が迫り、担当者たちは秒読み状態で最終確認を行っています。
4.選手交代の判断が遅れ、試合終了が秒読みとなる中で緊張が高まっていました。
5.大型アップデート後の不具合発覚が秒読みのようで、SNS担当者が既に謝罪文を用意しています。

この言葉がよく使われる場面としては、時間的に間近に迫っている状能にあることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「秒読み」は残り時間の短さを強調する時に使う言葉です。

「大詰め」の例文

1.契約条件の調整もほぼ終わり、交渉は大詰めの段階に入っています。
2.長期プロジェクトは最終検証を残すのみとなり、現在は大詰めの作業が続いています。
3.予算編成は大詰めを迎え、各部署間で細かな調整が行われています。
4.連続ドラマは物語の大詰めに差しかかり、伏線の回収が進んでいます。
5.国会答弁の原稿作成が大詰めを迎え、生成AIと秘書が同時に徹夜しています。

この言葉がよく使われる場面としては、物事の終局の場面のことを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「大詰め」は進行状況として最終局面にあることを表す時に使う言葉です。

「秒読み」と「大詰め」はどちらも物事が終わりに近づいている状況のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、残り時間の短さを強調するのが「秒読み」、進行状況として最終局面にあることを表すのが「大詰め」と覚えておきましょう。

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