似た意味を持つ「こてんぱん」と「けちょんけちょん」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「こてんぱん」と「けちょんけちょん」という言葉は、どちらも相手をひどく打ち負かすこと意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「こてんぱん」と「けちょんけちょん」の違い
「こてんぱん」と「けちょんけちょん」の意味の違い
「こてんぱん」と「けちょんけちょん」の違いを分かりやすく言うと、「こてんぱん」は結果や実力差によって徹底的に打ち負かされること、「けちょんけちょん」は言葉や批評によって徹底的に酷評されることという違いです。
「こてんぱん」と「けちょんけちょん」の使い方の違い
一つ目の「こてんぱん」を使った分かりやすい例としては、「試合で相手チームにこてんぱんに負けてしまった」「上司にこてんぱんに叱られて意気消沈した」「議論で相手をこてんぱんに論破した」などがあります。
二つ目の「けちょんけちょん」を使った分かりやすい例としては、「企画書を提出したら、上司にけちょんけちょんに批評された」「努力を全否定され、けちょんけちょんに言われて落ち込んだ」「評論家に作品をけちょんけちょんに酷評された」などがあります。
「こてんぱん」と「けちょんけちょん」の使い分け方
「こてんぱん」と「けちょんけちょん」はどちらも相手をひどく打ち負かすことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。
「こてんぱん」は「試合でこてんぱんにやられる」「力の差を見せつけられてこてんぱんに負ける」のように、勝負や実力差といった客観的な場面で、肉体的や能力的に完敗した状態を表す言葉になります。
一方、「けちょんけちょん」は「言葉でけちょんけちょんに言われる」「評価をけちょんけちょんに否定される」のように、言葉や評価によって精神的に打ちのめされる場面で使われる言葉です。
つまり、結果や実力差によって徹底的に打ち負かされるのが「こてんぱん」、言葉や批評によって徹底的に酷評されるのが「けちょんけちょん」と覚えておきましょう。
「こてんぱん」と「けちょんけちょん」の英語表記の違い
「こてんぱん」を英語にすると「utterly defeated」「completely beaten」「soundly thrashed」となり、例えば「彼は試合でこてんぱんに負けた」を英語にすると「He was soundly defeated in the match」となります。
一方、「けちょんけちょん」を英語にすると「severely criticized」「torn to pieces (verbally)」「harshly condemned」となり、例えば「彼の提案は上司にけちょんけちょんに批判された」を英語にすると「His proposal was torn to pieces by his boss」となります。
「こてんぱん」の意味
「こてんぱん」とは、徹底的にやっつけられることを意味しています。
表現方法は「こてんぱんにやられる」「こてんぱんに打ち負かされる」
「こてんぱんにやられる」「こてんぱんに打ち負かされる」などが、「こてんぱん」を使った一般的な言い回しになります。
「こてんぱん」の使い方
「こてんぱん」を使った分かりやすい例としては、「試合で相手チームにこてんぱんにやられた」「準備不足を指摘されて上司にこてんぱんに叱られた」「討論会で反論され、こてんぱんに論破された」「自信満々で挑んだが、結果はこてんぱんに負けてしまった」などがあります。
「こてんぱん」はオノマトペ
「こてんぱん」は、相手から激しく攻撃されたり、完全に打ち負かされたりする様子を表すオノマトペです。簡単に言うならば、勝負や対立の場面で徹底的に負け、立ち直れないほどの打撃を受けた状態を指します。
「こてんぱん」は、もともと戦いや争いで叩きのめされる様子を表した擬態語とされ、身体的や精神的なダメージの大きさを強調する言葉です。
オノマトペには、「ぼろぼろ」「ずたずた」「めちゃくちゃ」など、被害や敗北の程度を強調する表現が多く、「こてんぱん」もその一つに含まれます。
「こてんぱん」の特徴
「こてんぱん」は、勝負や対立の結果として、完全に敗北したことを強く印象づける表現です。例えば「相手にこてんぱんにやられた」と言うと、多少の負けではなく、反撃の余地がないほど圧倒された様子が直感的に伝わります。
また「上司にこてんぱんに叱られた」という表現では、厳しく、逃げ場のない叱責を受けた状況が具体的に想像できます。
そのため、「こてんぱん」はマイナスのイメージで使われる言葉です。特に、勝敗・評価・対立がはっきりする状況を表現する際に適しています。
「こてんぱん」の類語
「こてんぱん」の類語・類義語としては、激しい敗北を意味する「完敗」、無残な状態を表す「ぼろ負け」などがあります。
「けちょんけちょん」の意味
「けちょんけちょん」とは
「けちょんけちょん」とは、徹底的にやり込めたりいためつけたりすることを意味しています。
表現方法は「けちょんけちょんに言われる」「けちょんけちょんに批判される」
「けちょんけちょんに言われる」「けちょんけちょんに批判される」などが、「けちょんけちょん」を使った一般的な言い回しになります。
「けちょんけちょん」の使い方
「けちょんけちょん」を使った分かりやすい例としては、「提出した企画書が上司にけちょんけちょんに言われた」「期待していた作品が評論家にけちょんけちょんに酷評された」「軽率な発言をして周囲からけちょんけちょんに非難された」などがあります。
「けちょんけちょん」はオノマトペ
「けちょんけちょん」は、相手を徹底的に批判したり、容赦なく否定したりする様子を表すオノマトペです。
オノマトペとは、さまざまな状態や動きなどを音で表現すること、つまり擬声語や擬態語を意味するフランス語です。
オノマトペは主に自然界の音や人の声、動きなどを、人の言語に置き換えて表現するものです。また、日本語は他の言語に比べてオノマトペの種類が多いと言われており、「けちょんけちょん」以外には「がやがや」「きゃっきゃ」「わくわく」「そわそわ」「どたばた」などがあります。
「けちょんけちょん」は、批判や否定の度合いが非常に強く、徹底的であることを強調する表現です。例えば「企画をけちょんけちょんに言われた」と言うと、軽い注意ではなく、容赦のない厳しい指摘を受けた様子がはっきりと伝わります。
また「評価をけちょんけちょんにする」という表現では、相手の努力や成果を認めず、完全に否定するニュアンスが強く表れます。
「けちょんけちょん」の特徴
そのため、「けちょんけちょん」は基本的にマイナスのイメージで使われる言葉です。主に批判、酷評、非難など、言葉による攻撃を表現する場面に適していると覚えておきましょう。
「けちょんけちょん」の類語
「けちょんけちょん」の類語・類義語としては激しく否定することを意味する「さんざん」などがあります。
「こてんぱん」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、徹底的にやっつけられることを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「こてんぱん」は結果や実力差によって徹底的に打ち負かされる時に使う言葉です。
「けちょんけちょん」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、徹底的にやり込めたりいためつけたりすることを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「けちょんけちょん」は言葉や批評によって徹底的に酷評される時に使う言葉です。
「こてんぱん」と「けちょんけちょん」はどちらも相手をひどく打ち負かすことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、結果や実力差によって徹底的に打ち負かされるのが「こてんぱん」、言葉や批評によって徹底的に酷評されるのが「けちょんけちょん」と覚えておきましょう。