【くしゃくしゃ】と【しわくちゃ】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「くしゃくしゃ」と「しわくちゃ」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「くしゃくしゃ」と「しわくちゃ」という言葉は、どちらも物の乱れた状態のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




「くしゃくしゃ」と「しわくちゃ」の違い

「くしゃくしゃ」と「しわくちゃ」の違いを分かりやすく言うと、「くしゃくしゃ」は無造作に折れたり丸まったりした状態を表すこと、「しわくちゃ」は細かいしわが目立つ見た目の状態を表すことという違いです。

一つ目の「くしゃくしゃ」を使った分かりやすい例としては、「読み終えた紙をくしゃくしゃに丸めて捨てた」「寝起きで髪の毛がくしゃくしゃになっている」「ポケットに入れていたメモがくしゃくしゃになっていた」などがあります。

二つ目の「しわくちゃ」を使った分かりやすい例としては、「アイロンをかけ忘れてシャツがしわくちゃだった」「長時間座っていたせいでズボンがしわくちゃになった」「古い写真は端がしわくちゃになっている」などがあります。

「くしゃくしゃ」と「しわくちゃ」はどちらも物の乱れた状態のことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。

「くしゃくしゃ」は「紙をくしゃくしゃにする」「顔をくしゃくしゃにして泣く」のように、外から力が加わって無造作に形が崩れた状態や、感情が表に出た様子に対して使う言葉になります。動きや一時的な変化を強く感じさせる表現です。

一方、「しわくちゃ」は「服がしわくちゃだ」「顔がしわくちゃになる」のように、細かなしわが寄っている状態そのものを表し、見た目の状態を説明する際に使われる言葉です。時間の経過や使用感によって生じた状態を表すことが多いのが特徴です。

つまり、無造作に折れたり丸まったりした状態を表すのが「くしゃくしゃ」、細かいしわが目立つ見た目の状態を表すのが「しわくちゃ」と覚えておきましょう。

「くしゃくしゃ」を英語にすると「crumpled」「messy」「scrunched up」などとなり、例えば「紙がくしゃくしゃになっている」を英語にすると「The paper is crumpled」となります。

一方、「しわくちゃ」を英語にすると「wrinkled」「creased」などとなり、例えば「シャツがしわくちゃだ」を英語にすると「The shirt is wrinkled」となります。

「くしゃくしゃ」の意味

「くしゃくしゃ」とは、紙や布などを丸めたりもんだりしてしわだらけにすることを意味しています。

「紙がくしゃくしゃになる」「服がくしゃくしゃだ」「髪をくしゃくしゃにする」などが、「くしゃくしゃ」を使った一般的な言い回しになります。

「くしゃくしゃ」の使い方

「くしゃくしゃ」を使った分かりやすい例としては、「メモを丸めてくしゃくしゃにして捨てました」「雨に濡れて資料がくしゃくしゃになりました」「寝起きで髪がくしゃくしゃのまま外に出てしまいました」「考え事をしながら紙をくしゃくしゃに折っていました」などがあります。

「くしゃくしゃ」は、物が折れ曲がったり丸められたりして、形が乱れている様子を表す副詞です。簡単に言うならば、整っておらず、無秩序で乱れた状態を指します。副詞とは、動詞や形容詞、文全体を修飾し、動作や状態の様子を具体的に表す言葉を意味します。

「くしゃくしゃ」は、「丸める」「折る」「乱す」といった動作の結果として生じる状態を、生き生きと表現する言葉になります。

「くしゃくしゃ」は、主に紙、布、髪の毛など、柔らかく形が変わりやすい物に対して使われる点が特徴です。

例えば「紙がくしゃくしゃになる」と言うと、折り目やしわが不規則につき、元の形が保たれていない状態を表します。一方で「気持ちがくしゃくしゃだ」「頭の中がくしゃくしゃしている」のように、感情や思考が整理できていない状態を比喩的に表すこともあります。

このように、「くしゃくしゃ」は物理的な乱れだけでなく、心理的な混乱や落ち着かなさを表現できる点が特徴で、日常会話を中心に幅広く使われる言葉であると覚えておきましょう。

「くしゃくしゃ」の類語・類義語としては、しわの多い状態を表す「しわしわ」、無造作に折り曲げる様子を示す「丸める」、乱雑な状態を表す「乱雑に」などがあります。

「しわくちゃ」の意味

「しわくちゃ」とは、ひどくしわが寄っていることを意味しています。

「服がしわくちゃになる」「紙がしわくちゃだ」「顔がしわくちゃになる」などが、「しわくちゃ」を使った一般的な言い回しになります。

「しわくちゃ」を使った分かりやすい例としては、「アイロンをかけずに着たシャツがしわくちゃでした」「カバンの中で資料がしわくちゃになっていました」「長時間座っていたせいでズボンがしわくちゃになりました」「洗濯後に放置していたタオルがしわくちゃになっていました」などがあります。

「しわくちゃ」は、しわがたくさん寄っていて、見た目が整っていない様子を表す形容動詞です。簡単に言うならば、細かなしわが多く、だらしなく見える状態を指します。

形容動詞とは、活用のある自立語で、「だ」「な」を伴って述語や連体修飾語になる言葉を意味します。

「しわくちゃ」は、「しわくちゃだ」「しわくちゃな服」のように、状態そのものを直接表現できる点が特徴です。

「しわくちゃ」は、主に衣類、紙、布製品など、平らさや見た目の整い具合が重視される物に対して使われます。

例えば「シャツがしわくちゃだ」と言うと、折り目やたるみが多く、身だしなみが整っていない印象を与えます。また、「顔をしわくちゃにして泣く」「笑って顔がしわくちゃになる」のように、表情の変化を生き生きと表す比喩表現として使われることもあると覚えておきましょう。

このように、「しわくちゃ」は見た目の乱れや整っていなさを強調する言葉であり、評価や印象と結びつきやすい言葉です。

「しわくちゃ」の類語・類義語としては、しわの多い状態を表す「しわだらけ」、整っていない様子を示す「よれよれ」、外観の乱れを表す「だらしない」などがあります。

「くしゃくしゃ」の例文

1.会議中に考え事をしていたら、手元の資料を無意識にくしゃくしゃにしていました。
2.雨に濡れたレシートをポケットに入れたせいで、紙が完全にくしゃくしゃになりました。
3.朝の満員電車でもまれて、シャツだけでなく心までくしゃくしゃになった気分でした。
4.生成AIの説明書を読んでも理解できず、印刷した紙を思わずくしゃくしゃにしました。
5.激しい守備の応酬でユニフォームがくしゃくしゃになるほど、選手たちは体を張っていました。

この言葉がよく使われる場面としては、紙や布などを丸めたりもんだりしてしわだらけにすることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「くしゃくしゃ」は無造作に折れたり丸まったりした状態を表す時に使う言葉です。

「しわくちゃ」の例文

1.出張帰りにスーツケースから出したシャツが、見事にしわくちゃになっていました。
2.延長戦までもつれた試合後、選手のユニフォームは汗と動きでしわくちゃになっていました。
3.在宅勤務が続き、画面オフのまましわくちゃの服で会議に出ている自分に気づきました。
4.古いアルバムを開くと、端がしわくちゃになった写真に時の流れを感じました。
5.長時間座りっぱなしだったため、ズボンの膝まわりがしわくちゃになってしまいました。

この言葉がよく使われる場面としては、ひどくしわが寄っていることを表現したい時などが挙げられます。

上記の例文にあるように、「しわくちゃ」は細かいしわが目立つ見た目の状態を表す時に使う言葉です。

「くしゃくしゃ」と「しわくちゃ」はどちらも物の乱れた状態のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、無造作に折れたり丸まったりした状態を表すのが「くしゃくしゃ」、細かいしわが目立つ見た目の状態を表すのが「しわくちゃ」と覚えておきましょう。

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