【直角】と【垂直】の意味の違いと使い方の例文

言葉の使い方の例文

似た意味を持つ「直角」(読み方:ちょっかく)と「垂直」(読み方:すいちょく)の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。

どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。

「直角」と「垂直」という言葉は、どちらも「90度」を表しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。




直角と垂直の違い

直角と垂直の意味の違い

直角と垂直の違いを分かりやすく言うと、直角とは90度の角の大きさや形状、垂直とは90度で交わる関係や状態という違いです。

直角と垂直の使い方の違い

一つ目の直角を使った分かりやすい例としては、「2つの直線が直角に交わっている」「直角に交わる木材を固定する」「二つの直角三角形は合同です」「90度であることを直角記号で示してください」などがあります。

二つ目の垂直を使った分かりやすい例としては、「背筋を伸ばして垂直に立ってみてください」「垂直跳びの年齢別平均値を表にしました」「建設予定地の垂直積雪量を調べる」「最新の垂直搬送機を導入しました」などがあります。

直角と垂直の使い分け方

直角と垂直という言葉は、どちらも90度という角度を表していますが、意味や使い方には違いがあります。

直角とは、二直線の交わる角度が九十度である角を意味します。「テーブルの角は直角です」のように、90度の角の形を表したり、「直角三角形」「直角すい」のように90度という角の大きさを表す言葉です。

垂直とは、まっすぐに垂れ下がることを意味し、平面に対して直角の方向を示すことや、数学で直角に交わることを表します。「垂直に立つ」「垂直に交わる」のような使い方で、2本の直線が90度に交わる関係性を表す言葉です。

つまり、直角は90度の角の大きさや形状を表し、垂直は90度で交わる関係や状態を表現します。二つの言葉は似ていますが、意味は異なるので区別して使うようにしましょう。

直角と垂直の英語表記の違い

直角を英語にすると「right angle」となり、例えば上記の「直角に交わる」を英語にすると「cross at right angles」となります。一方、垂直を英語にすると「vertical」となり、例えば上記の「垂直に立っている」を英語にすると「standing vertically」となります。

直角の意味

直角とは

直角とは、垂直に交わる二直線のなす角、90度の角を意味しています。

直角の使い方

直角を使った分かりやすい例としては、「木箱を直角に組むコツを教えてもらう」「直角かかとソックスを愛用しています」「折コンパスと定規で直角を書く」「直角三角形の斜辺の長さを計算する」などがあります。

その他にも、「直角三角形の合同条件を言えますか」「直角三角形の辺の長さを求める」「直角二等辺三角形の2つの角は45度です」「直角三角形の辺の比を忘れてしまった」「直角定規をネットで注文しました」などがあります。

直角の読み方

直角の読み方は「ちょっかく」です。誤って「ちょくかく」「じきかく」などと読まないようにしましょう。

直角の「直」は少しも曲がることのなく真っすぐなさまを表し、「角」は二直線が交わってできる図形を表します。直角とは、二直線の交わる角度が90度であることや、90度の角を意味し、図形の基本的な概念です。

表現方法は「直角定規」

直角を用いた日本語には「直角定規」があります。直角定規とは、L字型に組み合わされた内側と外側が正確に90度の角を持つ工具のことで、「スコヤ」とも呼ばれています。素材の直角確認や寸法測定、製図などで広く使われています。

直角の対義語

直角の対義語・反対語としては、直角よりも小さい角を意味する「鋭角」、直角より大きく二直角より小さい角を意味する「鈍角」などがあります。

直角の類語

直角の類語・類義語としては、二つの直線や平面が直角に交わることを意味する「直交」、角の大きさを意味する「角度」、角錐のうち底面が正多角形でその中心と頂点とを結ぶ線が底面に垂直であるものを意味する「直角すい」などがあります。

垂直の意味

垂直とは

垂直とは、まっすぐに垂れ下がること、そのさまを意味しています。

その他にも、「水平面や地平面に対して直角の方向を示すこと」「数学で、直線と直線、直線と平面、平面と平面とが直角に交わること」の意味も持っています。

垂直の使い方

「垂直な線の作図の方法を教えてもらいました」「ティアリングを防ぐために垂直同期をオンにする」「もし垂直抗力がなかったら全てのものが地面に沈み込んでしまうだろう」などの文中で使われている垂直は、「まっすぐに垂れ下がること」の意味で使われています。

一方、「岩壁が垂直に切り立っている」の文中で使われている垂直は「水平面や地平面に対して直角の方向を示すこと」の意味で、「コンパスを使って垂直二等分線を描く」の文中で使われている垂直は「数学で、直線と直線、直線と平面、平面と平面とが直角に交わること」の意味で使われています。

垂直とは、上記の例文にあるように複数の意味を持ち、それぞれの意味で用いられているため、文脈により意味を判断する必要があります。垂直の「垂」は訓読みで「たれる」と読み、下の方にたれ下がることを表す漢字です。

表現方法は「垂直同期」

垂直を用いた日本語には「垂直同期」があります。垂直同期とは、PCが出力するフレームレートをモニターのリフレッシュレートに同期させる技術を意味します。これにより映像が安定しますが、PCの処理能力に遅延が発生する可能性があります。

垂直の対義語

垂直の対義語・反対語としては、重力の方向と直角に交わった方向を意味する「水平」などがあります。

垂直の類語

垂直の類語・類義語としては、ある直線が他の直線や平面に垂直であることを意味する「鉛直」、まっすぐに立っていることや垂直であることを意味する「直立」、垂直や直立を意味する「バーチカル」などがあります。

直角の例文

1.直角のコーナーを走って曲がる時は、手前で減速して小走りするようにしてください。
2.嘘のような話ですが、インドには設計ミスで直角カーブになっている高架橋があるそうです。
3.小学校2年生の算数で学習する直角三角形について、分かりやすく簡単に解説します。
4.私たち大人よりも小学生の方が、直角の定義を正しく言えるかもしれません。
5.スマホで直角記号の出し方を調べてみましたが、わかりませんでした。

この言葉がよく使われる場面としては、二直線が交わってできる四つの角がすべて等しいときのそれらの角の大きさを表現したい時などが挙げられます。

例文3にある「直角三角形」とは、内角の一つが直角である三角形を意味します。三平方の定理が成り立つのが大きな特徴です。 

垂直の例文

1.バスケットボールの選手だった英語の先生は、垂直跳びが得意だそうです。
2.小学校の算数で、2本の直線が垂直であるかどうかの考え方を習いました。
3.急に垂直記号の書き方を子供に聞かれて、答えることができませんでした。
4.垂直であることを証明する空間図形の問題がわからず、友人に教えてもらいました。
5.一次関数の垂直に交わる直線の求め方は、中学校で習ったと思います。

この言葉がよく使われる場面としては、まっすぐに垂れているさま、水平面や地平面に対して直角の方向を示すこと、二つの直線が互いに90度で交わることを表現したい時などが挙げられます。

例文1の「垂直跳び」は、直立姿勢から助走せずにその場で両足の力で垂直に飛び上がるジャンプのことです。脚部の筋力測定として用いられています。

直角と垂直という言葉は、どちらも「90度」を表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、90度という角度の大きさを表現したい時は「直角」を、90度で交わる関係を表現したい時は「垂直」を使うようにしましょう。

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