似た意味を持つ「たじたじ」と「たじろぐ」の違いを例文を使って分かりやすく解説しているページです。
どっちの言葉を使えば日本語として正しいのか、迷った方はこのページの使い分け方を参考にしてみてください。
「たじたじ」と「たじろぐ」という言葉は、どちらも相手の勢いや状況に押されてひるむ様子のことを意味しているという共通点があり、本来の意味は少し違いますが混同して使われる傾向があります。
「たじたじ」と「たじろぐ」の違い
「たじたじ」と「たじろぐ」の違いを分かりやすく言うと、「たじたじ」は言葉や勢いに押されて圧倒される状態に対して使う、「たじろぐ」は驚きや威圧に対して瞬間的にひるむ動作に使うという違いです。
一つ目の「たじたじ」を使った分かりやすい例としては、「鋭い質問を次々と受けてたじたじになってしまった」「母の一言にたじたじで言い返せなかった」「彼女の迫力にたじたじになる場面もあった」などがあります。
二つ目の「たじろぐ」を使った分かりやすい例としては、「突然大声で怒鳴られて思わずたじろいだ」「相手の強い態度に一瞬たじろぐ様子が見えた」「予想外の反論にたじろいでしまった」などがあります。
「たじたじ」と「たじろぐ」はどちらも相手の勢いや状況に押されてひるむ様子のことを意味する言葉ですが、使い方に少し違いがあるので注意が必要です。
「たじたじ」は「厳しい追及にたじたじになる」のように、相手の勢いに押されて言い返せなくなる状態を表す言葉になります。心理的に圧倒され、言葉を失っているニュアンスが強い表現です。
一方、「たじろぐ」は「突然の出来事にたじろぐ」のように、驚きや恐れによって一瞬ひるむ動作を表す言葉です。実際に後ずさりするような身体的反応を伴うこともあります。
つまり、言葉や勢いに押されて圧倒される状態に対して使うのが「たじたじ」、驚きや威圧に対して瞬間的にひるむ動作に使うのが「たじろぐ」と覚えておきましょう。
「たじたじ」を英語にすると「be overwhelmed」「be intimidated」「be at a loss for words」となり、例えば「鋭い質問を次々と受けてたじたじになってしまった」を英語にすると「I was at a loss for words after being bombarded with sharp questions」となります。
一方、「たじろぐ」を英語にすると「flinch」「recoil」「shrink back」となり、例えば「突然大声で怒鳴られて思わずたじろいだ」を英語にすると「I flinched when he suddenly shouted at me」となります。
「たじたじ」の意味
「たじたじ」とは、困難に直面したり相手の力に圧倒されたりしてひるむことを意味しています。
「質問攻めにたじたじ」「上司の追及にたじたじ」「子どもの一言にたじたじ」などが、「たじたじ」を使った一般的な言い回しになります。
「たじたじ」を使った分かりやすい例としては、「鋭い質問を浴びてたじたじになった」「彼女の正論にたじたじでした」「予想外の反論にたじたじになる」「次々と指摘されてたじたじだった」などがあります。
「たじたじ」は、相手の勢いや言葉の強さに押されてしまい、気後れしたり言い返せなくなったりする様子を意味する形容動詞です。簡単に言うならば、「圧倒されて勢いを失っている状態」を表します。
「たじたじ」の特徴は、相手の迫力や正論などによって心理的に押されている点にあります。
例えば「厳しい指摘にたじたじになる」は、自分に非があったり反論材料が乏しかったりして、気持ちの上で引いてしまう様子を表します。同様に、「質問攻めにたじたじ」「強い口調にたじたじ」なども、相手の勢いに圧倒されている状態を示す表現です。
また、「たじたじ」はやや口語的で、深刻さよりも場面の雰囲気をやわらかく伝える傾向があります。そのため、日常会話や軽い失敗談などで使われることが多く、深刻な敗北というよりも「思わず引いてしまった」というニュアンスを表す言葉だと覚えておきましょう。
「たじたじ」の類語・類義語としては、勢いに押されてひるむことを意味する「たじろぐ」、気後れする様子を表す「ひるむ」、圧倒されることを意味する「気圧される」などがあります。
「たじろぐ」の意味
「たじろぐ」とは、相手の勢いに圧倒されてひるむことを意味しています。
「強い口調にたじろぐ」「鋭い視線にたじろぐ」「突然の事態にたじろぐ」などが、「たじろぐ」を使った一般的な言い回しになります。
「たじろぐ」を使った分かりやすい例としては、「厳しい追及に思わずたじろいだ」「予想外の質問にたじろぐ場面があった」「相手の迫力に一瞬たじろいだ」「強い反論を受けてたじろいでしまった」などがあります。
「たじろぐ」は、相手の勢いや予想外の出来事に直面して、ひるんだり一瞬身を引いたりする様子を意味する動詞です。簡単に言うならば、「圧倒されて思わず後ずさりする状態」を表します。
「たじろぐ」の特徴は、心理的な動揺やひるみが瞬間的に表れる点にあります。
例えば「鋭い質問にたじろぐ」は、心の準備ができていないところへ強い刺激を受け、反射的に気持ちが引いてしまう様子を示します。同様に、「相手の迫力にたじろぐ」「突然の発表にたじろぐ」なども、意表を突かれて一瞬ひるむ状態を表す表現です。
また、「たじろぐ」はやや改まった文章にも用いられ、心理描写として使われることも多い語です。「たじたじ」が状態をやわらかく表すのに対し、「たじろぐ」は動作や変化のニュアンスが明確に感じられる点が特徴だと覚えておきましょう。
「たじろぐ」の類語・類義語としては、勢いに押されてしまう様子を表す「ひるむ」、圧倒されることを意味する「気圧される」、驚きや動揺で動きが止まることを示す「立ちすくむ」などがあります。
「たじたじ」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、困難に直面したり相手の力に圧倒されたりしてひるむことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「たじたじ」は言葉や勢いに押されて圧倒される状態に対して使う言葉です。
「たじろぐ」の例文
この言葉がよく使われる場面としては、相手の勢いに圧倒されてひるむことを表現したい時などが挙げられます。
上記の例文にあるように、「たじろぐ」は驚きや威圧に対して瞬間的にひるむ動作に使う言葉です。
「たじたじ」と「たじろぐ」はどちらも相手の勢いや状況に押されてひるむ様子のことを表します。どちらの言葉を使うか迷った場合、言葉や勢いに押されて圧倒される状態に対して使うのが「たじたじ」、驚きや威圧に対して瞬間的にひるむ動作に使うのが「たじろぐ」と覚えておきましょう。